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【妊活と栄養】妊娠・妊活に必要な栄養素、葉酸の効果とは?

まとめ 妊活

【妊活と栄養】妊娠・妊活に必要な栄養素、葉酸の効果とは?

妊活中に、そして胎児の発育のために積極的に摂ると良いと言われている葉酸。一体どんな栄養素なのか、詳しく調べてみました。

2019.3.13

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妊活中に必須といわれる葉酸は、胎児の健康な発育のためにも欠かせない成分です。今回は、葉酸の摂取量や方法、過剰摂取の危険性などについて調べました。


妊活中・妊娠中は葉酸が不可欠


葉酸は、水溶性のビタミンB群の一つで、細胞の分化に不可欠な栄養素です。胎児では葉酸が特に重要で、受胎前後の十分量の摂取により二分せきついや無脳症などの神経管閉鎖障害のリスクが低減できることが、多くの研究から明らかにされています。


また、細胞分裂や成長に欠かせないビタミンB群の仲間である葉酸は妊活中にも必要と言われています。


葉酸はどうやって摂れる?




妊活中・妊娠中で普段より多く葉酸を摂る必要のある人は、葉酸サプリで効果的に補うことも大切です。


まずふだんの食事の充実、次に葉酸が強化された食品(錠剤やカプセルの形ではないもの)の利用、どうしても足りなければサプリメント、という順番で考えてみましょう。 十分な量をまず食事で確保できるよう、バランスのよい献立に気をつけ、その上で葉酸が強化された食品(錠剤やカプセルの形ではないもの)を上手に利用しましょう。


摂取量の目安は?過剰摂取に注意


妊娠の計画・可能性がある女性は、ふだんの食事以外に400μg/日の葉酸を摂ることが望ましいとされています。葉酸の摂り方には色々な方法がありますが、たくさん摂れば摂るほど良いというものではありません。1日1mg (=1000μg)は超えないようにとされていますので、摂取量に注意しましょう。


胎児の神経管閉鎖障害リスクを減らすためには、お母さんになる人が妊娠前から十分な葉酸を摂っている必要があります。「お母さんになるかもしれない人」に対して、妊娠の1か月以上前から妊娠3か月まで十分な葉酸を摂ることが望まれています。


※過剰摂取により以下の危険性が高まるので注意しましょう


■葉酸を大量(1~10mg)摂取すると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こすことがある。また、ビタミンB12欠乏症の診断を困難にしたり、亜鉛と複合体を形成して小腸からの亜鉛の吸収を抑制する可能性がある。


■「妊娠後期(30-34週)に1mgの葉酸のサプリを飲んでいた場合は、飲んでいなかった場合と比べて、小児が3.5歳の時点で喘息になるリスクが1.26倍高かった」という報告もある。


 


一日摂取目安量当たりで摂れる葉酸の量はサプリの銘柄によって異なります。妊娠前後の人が利用するに当たっては、自分の必要な葉酸量を把握し、用途にあったものを摂取するように注意しましょう。


 


出典元:独立行政法人国民生活センター「胎児の正常な発育に役立つ「葉酸」を摂取できるとうたった健康食品」


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