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漢方薬や鍼灸の治療が自分の体質に合っているのか、合わないのかがわかりません

漢方薬や鍼灸の治療が自分の体質に合っているのか、合わないのかがわかりません

漢方薬や鍼灸の治療が自分の体質に合っているのか、合わないのかがわかりません

2013.6.26

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相談者
Pandaさん(37歳)
■ 不妊治療に漢方薬、鍼灸などありますが、自分に本当に合っているのかどうかがわかりません。何か判断基準などはあるのでしょうか?西洋医学の薬はほぼ明らかに効果を認識できますが、東洋医学の効果の判断基準を教えてください。



東洋医学の四診を通して、今の不妊状態に必要なのは何かを考えることが先決


東洋医学では、治療の前にしておくべきことが2つあります。1つは情報集めの「四診」。問診や脈、舌、腹、全身の経穴などを実際に見て触れることなどを通して、情報を引きだしていきます。2つ目は「治療方針の決定」。四診で得られた情報を基に、「赤ちゃんと出会うには、どのような体づくりをしていくのが良いのか」を考えていきます。最後に「鍼灸治療」。治療方針に沿って行われます。不妊で悩んでいると「赤ちゃんができる、体に良い」ということは、何でも試してみたくなりますよね。でも、あれもこれもと、足し算していって無理を重ねると、それが逆にストレスになることもあります。


西洋医学、東洋医学両方の観点からあわせた視点で、最善の選択を考える


年齢や、いままでの不妊治療歴なども大切な情報です。また、現代の不妊治療は、高度生殖医療もふくめ、多くの「技術」の選択をすることができます。ですから、四診によって得られた現在の状況と、西洋医学もふくめた、さまざまな選択肢を併せて考えながら、統合的に「治療方針の決定」を行なっていくことがとても大切です。鍼灸が合うのかどうかということは、この統合的な治療方針に沿って考えます。鍼灸が必要であるのか、漢方も考えた方がいいのか、西洋医学を優先すべきか、食生活や養生が一番必要なのかなど、時間の問題も含め、あなたの不妊治療に必要なことを、しっかり優先順位をつかんで進めていきましょう。


鍼灸治療にはいろいろなアプローチの仕方があるから、効果も期待できる


赤ちゃんを授かるためには、体を温め養うことが必要だし、子宮や卵巣の血流を良くしていくことも大事です。また、全身のストレス状態を解消することがポイントでもあるというように、さまざまなケースがあります。鍼灸治療は、鍼とお灸を使い、いろいろな形でアプローチすることで、それらに対し多くの効果を発揮しています。 治療院での鍼灸治療と平行して、自宅で毎日お灸をしていただくと、効果をより高めることもができます。Pandaさんにとって、効果が期待できる方法を、鍼灸院で提案されるといいですね。



米山 章子 先生
東海大学大磯病院東洋医学科にて研修研鑽を積み、平成9年「鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室」を開業 。平成20年たにぐち書店より「不妊!大作戦」を出版。平成23 年不妊カウンセリング学会にて発表、奨励賞を受賞 。不妊治療などの講演にて不妊鍼灸治療の啓蒙活動を行っている。




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