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低温期に36.5℃以上あることが多い体温を下げるにはどうしたらいいのでしょうか?

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低温期に36.5℃以上あることが多い体温を下げるにはどうしたらいいのでしょうか?

2013.6.26

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相談者
くるみさん(41歳)
■ 低温期には低温にならないと良い卵ができないと聞きました。低温期に36.5℃以上あることが多い体温を下げるにはどうしたらいいのでしょうか。また、手足が冷たくなる冷え性も改善したいと思っています。



腎の働きが低下し、体に必要な潤いが不足していることが低温期の体温を高くする


くるみさんがとくに改善されたいのは、低温期の体温を下げたいことですね。足腰のだるさや手足が冷たくなる、性欲がない、初経が遅かったなどの症状から「腎虚陰虚証」の状態が考えられます。腎には性行為、妊娠、出産などの生殖機能や、人の成長や発育を促進したり、若々しさを維持するなどの働きがあります。


腎の働きが低下した「腎虚」は生殖機能の働きが悪くなり未妊の原因となる


腎の働きが十分であれば、女性の月経・妊娠、出産は正常に機能します。逆に働きが低下すれば「腎虚」という状態になり、未妊などの原因となります。また、古典には「腎は水をつかさどり」と書かれており、腎に体液である水が不足すると熱が発生します。その熱があちこちに波及して、ほてりや寝汗、口が渇く、動悸といった症状がおこります。つまり体に必要な潤いが不足している状態ということです。くるみさんが気にされている低温期の体温が高い症状を、東洋医学では以上のように捉えます。腎の水が不足する原因は肉体労働による疲労や、性生活の回数が多すぎるなどです。とくに、性欲が落ちたと感じている方の、無理は禁物です。


鍼灸で腎をしっかり補いバランスを取ることで、妊娠力を高める


腎虚陰虚証を改善する食材としては、黒ゴマ、黒豆、ひじき、山芋、オクラ、ナマコ、なめこなど、黒いもの、ねばりのあるものを積極的に摂るといいでしょう。さらに潤い不足の人は、体に熱を生む唐辛子、こしょう、山椒などの香辛料を摂り過ぎないことです。香辛料は、体をほてらせるだけでなく、体の潤いを奪う作用があるからです。それから食養生には優先順位があります。まずは少食であること、良く噛んで食べること(最低30回)、体質に合わないものを摂らないようにすることです。この3つができていなくては、体質に合って妊娠に良いものでも、効果は半減します。鍼灸では腎をしっかり補いバランスをとることで、妊娠力を高めます。体に優しい鍼灸治療の応援で、くるみさんにコウノトリが訪れることをお祈りしています。



三ツ川 友一郎 先生
平成7年に三ツ川鍼灸院を開院。10年以上にわたり不妊鍼灸治療に取り組み、妊娠へと導いた実績は多く、今では約9割の方が未妊治療で来院。鍼灸で妊娠しやすい身体づくり、心づくりの応援をしている。




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