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【Q&A】脇を中心とした神経痛みたいな痛みに悩まされてます ー清水先生

専門医Q&A 女性の健康

【Q&A】脇を中心とした神経痛みたいな痛みに悩まされてます ー清水先生

色々な病院を巡っているが、もうどこに行けばいいのかわかりません。ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータの清水なほみ先生に伺いました。

2019.8.9

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相談者:ラッコさん(36歳)



脇を中心とした神経痛みたいな痛みに悩まされてます…
今年の春ごろから左脇周辺の鈍痛があり、今は徐々に右脇周辺・あごまわり・首・鎖骨、両腕にもピリピリ・ヒリヒリするような痛みがあります。(でも左ほどではない。)左側が基本よく痛む感じです。痛みはおさまる時もありますが、場所が変わって今度は別のところが痛むという感じです。どういうときに痛むかはわかりません。上半身だけで下半身は問題ありません。日常生活に支障をきたすほどではないのですが、これがなんなのかわからずストレス、不安感があります。

心当たりはまず、二人目を生む前、卵巣のう腫を患い、卵巣の一部を切除したことがありこれも原因なのかな、と。この卵巣の弱り=女性ホルモンバランスの乱れで起きてるのか、他の要因かわかりません……。もうひとつは、去年の秋ごろから育児の疲れかストレスで不調が続いており、子どもの寝かしつけでいつも左を横にして寝ていて、体に圧がかかり神経圧迫?とか。
脇に近いこともあり、(まだ母乳でる)乳腺系?皮膚表面の痛みの気がするので皮膚科?肩こりもあるので整形外科?神経痛なら内科?
自分で調べ、進行するのも怖いので今色々病院を巡っているのですが、接骨院では肩、背中がゴリゴリに凝ってるといわれ電気治療中です。肋間神経痛ではといわれましたが、なかなかよくなりません。
皮膚科も発疹とかないのでよくわからないといわれ、ホルモンバランスの乱れもあるのではと漢方を処方されました。乳がん検診もエコー、触診をやり問題なし。婦人科では生理周期を整えると良くなるかも、といわれホルモン療法(ピル)を勧められたのですが、もう出産するつもりもないし、ピルはがんリスクが心配でしたくないです。(母が乳がんなので。)それで返事を保留しているところです……。
もうどこにいけばいいのかわかりません。医療機関受診しすぎてお金もかかるし、生活も不安です。




どのような治療法がありますか?




症状的には肋間神経痛に近い症状の出方だとは思われますが、そもそも肋間神経痛という病名そのものが何か検査をして異常が出たから診断されるものではなく、肋骨の間あたりにピリピリするような症状が出現して、他に原因が考えられない(整形外科的異常やヘルペスなどが否定的)時に診断されるものです。


乳がんの検査で異常がなかったということや、左右の症状が移動するということは、乳腺炎である可能性も低いかと思われます。


月経周期が短いということは、卵巣機能はスムーズではない可能性がありますので、ホルモン療法を試してみる価値はあるかもしれません。ピルでなくても、もっとホルモン量が少ない薬で治療はできますので、医師に相談してみるといいでしょう。


また、現在服用されいる漢方ではなく、神経痛症状と月経不順に効く漢方がありますので、漢方の種類を変えてみるのも一つの方法です。


 


考えられる原因は?


原因不明の不調が出る場合、ほとんどは次のどれかの理由で体調不良を引き起こしています。


*やりたくないことを嫌々やっている
*日々「やるべきこと」に追われて「やりたいこと」をやっていない
*自分の時間が持ってていない
*「私のことを気遣って」と誰かに訴えかけたい
*人目を気にしてやりたいようにできていない
*休みたいのに休めない、と思い込んでいる


人は口で言えば済むことを言わずに体で表現しようとする時に『病気』になります。
また、卵巣の病気は「オリジナル」つまり「本来の自分」をないがしろにしている時になりやすいものです。
2回の妊娠・出産の振り返りがうまくできていない可能性もありますから、助産院などでゆっくり振り返り作業をしてみるのもお勧めです。


 



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お話を伺った先生のご紹介

清水 なほみ 先生


2001年、広島大学医学部卒業。広島大学附属病院産婦人科、ウィミンズウェルネス銀座クリニックなどを経て2010年、横浜ポートサイドで「ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ~」を開業。ビバリータはサンスクリット語で「輝くような魅力的な女性」を意味する。薬に頼らないで病気にならないための「脳の動かし方」を指南する。 日本産科婦人科学会専門医、日本不妊カウンセリング学会認定カウンセラー。そのつどテーマを設けたワークショップを定期的に開催。詳しくはクリニック公式サイトで。

≫ ポートサイド女性総合クリニック~ビバリータ

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