【Q&A】卵胞が育たない-北村先生
専門医Q&A 不妊治療
【Q&A】卵胞が育たない-北村先生
注射を毎日しても10ミリいかない!処方された漢方、今後の治療について教えてください。明大前アートクリニックの北村誠司先生にお答えいただきました。
相談者:メロンパンさん(35歳)
薬、注射ゴナール、フェリングでも卵胞が育ちません。注射を毎日しても10ミリいかないです。漢方もサイレイトウが効かず、最近芍薬甘草に変わりました。薬剤師さんに芍薬甘草トウは腹痛によく使われますが大丈夫ですかと聞かれました。この処方は何の効果があるのでしょうか?卵胞が育たず前に進めないのですが今後卵胞を育てる治療はまだ残っているのでしょうか?
北村先生からの回答
芍薬甘草湯は、排卵障害に効果があるとされて処方されることがあります。
HMG 300~600 単位、連日使用しても卵胞が育たない場合、エストロゲンやGnRHa(ナサニール等の点鼻薬)を暫く使ってFSHを下げて卵胞を育て易くする方法が考えられます。
早発閉経が疑われる場合には、IVA (原始卵胞体外活性化)を行っている施設もありますね。