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【Q&A】体外受精を成功させる為には-北村先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】体外受精を成功させる為には-北村先生

初めての体外受精。採卵できたのは3つ。他にできることは?明大前アートクリニックの北村先生にお答えいただきました。

2021.2.16

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相談者:うららさん(35歳)



体外受精を成功させる為には
お世話になります。今回体外受精を始めて行い、採卵まで行いました。それまでの検査で、不妊の原因として卵管の癒着があり手術をして開通しました。
AMH値1.16とFSH値9.5からも卵子の残数が少なめで、35歳の卵子の質ではあるが、41.42歳の卵子残数であるとお聞きしました。

質問1.
これは普通のタイミングでは不都合に当たるのでしょうか?卵子の数が少ないことで不妊の原因になるのでしたら、何か対策はありますか?
質問2.
体外受精で多精子受精となりました。こちらも卵子の数が少ないことで影響はあったのでしょうか。
質問3.
体外受精で採卵が3つできました。採卵前日に排卵してしまった卵子もあり、排卵予防の注射や座薬、薬を飲んでいましたが、それでも排卵してしまうのでしょうか。気持ち面も影響しますか?
質問4.
受精した卵子の為にも、着床できるように万全に備えたいです。着床不全にならない為にはレーザー治療やビタミン注射も考えていますが、何かおすすめはありますでしょうか?



北村先生からの回答




順番にお答えいたします。

質問1.
普通のタイミング治療では、AMH 1.16は低値ですが影響は無いと思います。
しかし、FSH 9.5と高めなのは卵子ができにくかったり、良い卵子が得られにくくなることが懸念されます。


質問2.
媒精で多精子受精が起きたとのことですが、AMHが低いこととは無関係です。あくまでも卵子精子の受精の問題です。

質問3.
採卵前日に排卵した卵子があったとのことですが、3個採卵が出来て凍結胚もあるようですから採卵までに排卵した可能性があると思います。(採卵前日~採卵直前に排卵したか?)
排卵予防として注射(アンタゴニスト?)、座薬(ボルタレン)、薬(ボルタレン?)を使用していたそうですが、これでも排卵してしまうことはあると思います。
しかし、年齢も35歳とそれ程高くなってはいないので採卵2日前にLH サージが始まっていた可能性を疑います。LH サージが終わっていたら上記3つの対策でも排卵を抑制するのは困難でしょう。

質問4.
着床に出来ることとしては、レーザー治療は血流の改善が期待できると思いますし、ビタミン注射はEとCでしょうか?血流の改善が出来ると考えられますが、注射は負担が大きいので内服薬で良いと思います。


 



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お話を伺った先生のご紹介

北村 誠司先生


荻窪・虹クリニック院長を経て、2018年2月に「明大前アートクリニック」を開院。
1989年より、IVF及び内視鏡下手術に従事。子宮鏡下手術による内膜ポリープの改善、腹腔鏡下手術による子宮筋腫の解消・改善を図ると同時に、妊娠困難症例に対しても新しい治療法を取り入れている。また、クリニックでは男性不妊も含めた高度生殖医療にも対応。新しいクリニックは白を基調としたスタイリッシュな雰囲気。最近、スポーツバイクを購入し、通勤されているという快活な先生です。


≫ 明大前アートクリニック

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