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【Q&A】受精障害について-田中先生

専門医Q&A 不妊治療

【Q&A】受精障害について-田中先生

受精障害がある場合、染色体異常が多くなる? セントマザー産婦人科の田中先生にお答えいただきました。

2021.4.12

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相談者:タムタムさん(37歳)



受精障害について
こんにちは。体外受精にチャレンジしています。
高刺激の採卵で15個採卵でき、全て成熟卵、うち10個が受精障害ありでレスキュー顕微となりました。結果、体外受精で胚盤胞4個、レスキュー顕微で胚盤胞3個が得られました。半分以上が受精障害ということに関して得られた胚の染色体異常は受精障害なしの方に比べて多くなるのか気になっています。よろしくお願いいたします。




田中先生からの回答




受精障害によって染色体異常は増加すると考えられます。

受精障害の原因はほとんどが排卵誘発法による影響です。要するに卵子の質が原因ですので、いかに質のいい卵子を作るか、その排卵誘発法をいかに見つけるかというのが決め手になります。

また染色体異常の発生率は年齢と共に増加しますので、早く治療を行い、着床前診断を実施することが重要と考えます。


 



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お話を伺った先生のご紹介

田中 温 先生(セントマザー産婦人科医院)


順天堂大学医学部卒業。越谷市立病院産科医長時代、診療後ならという条件付きで不妊治療の研究を許される。度重なる研究と実験は毎日深夜にまで及び、1985年、ついに日本初のギフト法による男児が誕生。1990年、セントマザー産婦人科医院開院。日本受精着床学会副理事長。順天堂大学医学部客員教授。

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