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【大豆】栄養が豊富でいろいろなおいしさを生み出す

【大豆】栄養が豊富でいろいろなおいしさを生み出す

2010秋

2010.9.9

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栄養が豊富でいろいろなおいしさを生み出す
大豆

基本のほ1 ┃ 基本のほ2基本のほ3

大豆は、弥生時代にはすでに食されていたほど、日本人にとって馴染みの深い豆です。ヘルシー志向の食生活が望まれるなか、良質なタンパク質に富み、栄養バランスのいい大豆がいま、脚光を浴びています。大豆の栄養学、おいしい食べ方を知って、毎日の食生活にぜひ大豆を生かしましょう。


偉大なる豆、大豆は良質なタンパク質が豊富
日本では、料理やお菓子によく豆類が使われますが、日本人がよく食べている豆は、主にタンパク質を食べるものと、デンプン質を食べるものの2つに大別できます。タンパク質を食べるほうの代表が大豆で、ほかにピーナッツなどがあります。デンプン質を食べる豆には、小豆やインゲン、エンドウ豆などがあります。同じ豆でも含んでいる栄養素の量に違いがあるとは、知らなかった人も多いのではないでしょうか。豆の中でもとくに栄養が豊富なのが大豆で、それは名前にも表れています。

じつは大豆の〝大”は「偉大」「大いなる」の意味。大豆100gの栄養成分のうち、約33%がタンパク質で、しかも、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。タンパク質は筋肉や内臓など、体の組織を作っている成分で、生命維持に欠かせない重要な栄養素です。

栄養バランスを整えるために1日1回は大豆製品を
大豆というとタンパク質が注目されますが、それ以外にも多くの栄養素を含んでいます。脂質、炭水化物、食物繊維などのほか、カリウムやマグネシウム、鉄分、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸なども含まれます。

カリウムは、血圧を上げる作用のあるナトリウムとうまくバランスを取りながら、血圧が上がりすぎないように働くので、塩分が多めの食生活の方はぜひ摂取を心がけたい栄養素です葉酸は水溶性のビタミンB群で、胎児の細胞分裂が活発に行われる妊娠初期には、とくに欠かせない栄養素で、妊婦だけでなく、妊娠を望む女性は、ふだんから摂取を心がけておくことが大切です。

大豆に含まれる栄養素の中で、最近注目を浴びているのがイソフラボンです。イソフラボンは大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあることで知られています。骨粗鬆症の改善や更年期障害の改善の有効手段として現在、活発に研究がされています。

大豆にはこんな栄養素が含まれています


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