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食事や漢方などで卵の質を良くできる?基礎体温が高温期と低温期に分かれない原因と改善方法は?

食事や漢方などで卵の質を良くできる?基礎体温が高温期と低温期に分かれない原因と改善方法は?

食事や漢方などで卵の質を良くできる?基礎体温が高温期と低温期に分かれない原因と改善方法は?

2015.1.28

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食事や漢方などで卵の質を良くできる?基礎体温が高温期と低温期に分かれない原因と改善方法は?




相談者

ももじ さん(44歳)


【不妊の原因:よい卵が採れない】
○冷え性である
○月経が乱れやすい
○ため息をよくつく
○月経前になると乳房や下腹部が張る
○ゲップやおならが出やすい
○イライラをため込みやすい
○抜け毛や白髪が多くなってきた
○顔にシミやクマが出やすい
○肩こりや頭痛が慢性的にある
○肌が乾燥しやすい
○のどが乾きやすい
○寝不足の日が多い
○寒がりである
○手足がいつも冷たい
○いつも眠い




和食、粗食、少食で卵の質を上げて早寝早起きで本来の基礎体温に戻す


卵の質を良くするために、20年前から子宝相談の方にすすめているのが、毎日の食事を和食、粗食、少食にすることです。素直に実践される方は漢方の効き目も早く、今までに927組のご夫婦からお喜びの報告をいただいています。

カロリー制限をしたときに働く「長寿遺伝子(サーチュイン)」が、新しい高効率のミトコンドリアを活発につくり、細胞の老化の予防に役立っているという報告があります。油物や甘いもの、お肉類をよく食べる、食べ過ぎるなどの傾向がある人は、この和食・粗食・少食の実践と、月経のリズムを整える目的で、新月と満月の日に軽い断食をしてみてはいかがでしょう。


腎の働きを補う貝類や海藻、小魚などミネラルが豊富な黒いものを毎日食べるようにする


東洋医学では、卵の質を良くするために生殖器と関連の深い「腎」の働きを補います。貝類や海藻、小魚などミネラルの豊富な黒いものを毎日食べましょう。いりこやあごなどの小魚で出汁を取ったみそ汁に、わかめなどの海藻やしじみ、あさりなどの具を入れるのがおすすめ。

漢方では、卵の質を良くする手助けとして、体質に合わせた動物性生薬の入った漢方をよく使います。さらに、冷えや胃腸の調子、血行やホルモンのバランスを改善していく漢方薬を飲むといいでしょう。


早寝早起きをすることと、できるだけ同じ時間に同じ行動をとる生活リズムで基礎体温を整える


次に、基礎体温がきちんと二相性に分かれない原因ですが、高温期というのは1日のなかで太陽が出ている昼間の時間に相当し、起きているときに優位に働く交感神経が中心に働きます。低温期は太陽が沈んでいる夜の時間に相当し、寝ているときに優位に働く副交感神経が深く関わってきます。

寝不足の日が続くと、副交感神経がゆっくり休めず、ストレスがたまりイライラしやすくなるので交感神経が緊張します。それで本来の二相性に分かれた基礎体温になりにくいのかもしれません。この状態が続くときには排卵が行われていないことが多く、脳下垂体の働きがうまくいっていない場合があります。そんなときは、その人に合ったホルモンバランスを整える漢方を選んで排卵を助けていきます。

まず、自分で気をつけることは、早寝早起きをすることと、できるだけ同じ時間に同じ行動をとるリズムある生活を心がけることです。




金丸 幸市先生


子宝相談ひとすじ、不妊専門相談を始めて21年目を迎える。母親が3度の流産の末に漢方相談薬局に相談し、漢方を続けたおかげで自身が誕生。今の仕事を天職だと思い取り組んでいる。毎日更新し続けているブログは「子宝ひとすじ」を検索。宮崎ケーブルテレビ「五時生テレビ」に4年間生出演。11年間継続して「おもしろラジオ」に出演している。




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