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幸運を招く!インテリア・グリーン

コラム くらし

幸運を招く!インテリア・グリーン

2015春

2015.3.9

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幸運を招く!インテリア・グリーン


お部屋のアクセント、心の癒しにもなる観葉植物。なかには、古くから“縁起が良い"とされるものも。手をかけて育てれば願いを叶えてくれるかも!?


グリーンが喜ぶ空間は人も暮らしやすい


観葉植物は生きています。新芽が出たり、花が咲いたり、実がなったりと、生長を楽しむことができます。手をかけてあげる、かまってあげることが大切なのは、猫や犬などのペットと同じ。「元気がないのはお水が足りないから?日光不足かな?」と気にかけてやることは、忙しい日常を離れての気分転換になり、心のゆとりにつながるはずです。

観葉植物は光合成の働きで二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。その際に、ハウスシックの要因となる有害な化学物質なども吸着してくれます。さらに、気持ちを穏やかにしてくれるマイナスイオンを発生させるうえに、室内の湿度維持にもひと役。観葉植物にとって快適な空間は、人にとっても暮らしやすい部屋ということ。「枯らしてしまったらどうしよう」とためらわずに、まずはトライしてみませんか。


上手に育てるポイントは「日当たり」と「水やり」


園芸店などでお気に入りを見つけたら、お店の方に気軽に手入れ法をたずねてください。観葉植物の多くは熱帯地方の出身です。いわゆる、ジャングルの下草。強い日差しを好みそうなイメージがありますが、“下草"なので、日陰を好むものも少なくありません。直射日光に当てるかどうかは、大きなチェックポイントです。

水やりは基本的に、春夏は多く、秋冬は控えめにします。日本には四季があります。寒さに向かい秋冬は水やりを控え、休眠させてやるようにするといいでしょう。

肥料も、休眠させる冬には必要ありません。春と秋の2・3カ月に1度、置き肥を与える程度で十分。大きくしたくないのなら、肥料は控えめにするといいでしょう。

水が欲しい、日光が欲しい、栄養が欲しい……と、長く付き合うほど、植物の“声"が聞こえてきます。


縁起が良いうえに、育てやすいオススメ!


●万年青(おもと)

名前のとおり一年中青々と茂る万年青は、「活気」を呼びこむとされる古くからの縁起物。徳川家康が江戸城に引っ越す際、「入城する前に万年青を入れよ」という占い師の助言があったとか。それ以後の徳川家の繁栄はご存じのとおり。以来、「引っ越し万年青」とも呼ばれ、新居に入る前に飾る習慣が根付いたといわれています。

●モンステラ

ハワイアン・モチーフとしてもおなじみ。生長の過程で葉に穴が空くことから、「先行きの見通しが良い」とされています。存在感があり、置くだけでお部屋が南国風に!気分も上がるインテリア・グリーンです。

●ペディランサス

和名は「大銀龍」。節ごとに曲がりくねった茎の形状、上へ上へと伸びる葉から、「昇り龍」を連想させると、古くから大変人気の高い縁起物の植物です。葉は緑と赤が入り混ざり、冬はピンク色に紅葉します。

●サンスベリア

和名は「虎の尾」。緑と黄のストライプ模様の葉からこの名がつきました。邪気を吸い、空気を清めるという言い伝えがありますが、実際の空気清浄効果も高く、一般的な観葉植物よりも、マイナスイオンを多く発生することが認められています。

●ガジュマル

まるで足を組んでいるかのような、ユニークな根(気根)が特徴的。自生する沖縄では、この木の下に“キジムナー"という精霊が棲むと言い伝えられています。仲良くなると、人間の手伝いをしてくれるとか。

観葉植物は、ひとつとして同じ形のものはありません。出会った時のインスピレーションも大切。お部屋の雰囲気や好みに合わせて、お気に入りのデザインの鉢に植え替えたりと、「グリーンのある暮らし」を、気軽に楽しみましょう。




万年青(おもと)


直射日光を嫌うので、午前中にカーテン越しの光を当てる程度に。上手に扱うとコンパクトなまま形よく育ち、赤い実をつけたり、子ども(株)も増えます。鉢のデザインによって、和室・洋室とどちらにもマッチします。



モンステラ


半日陰~明るい日陰を好み、直射日光は嫌います。水やりは、春から秋には鉢土表面が白っぽく乾いてきたらたっぷりと水を与え、葉にも水をスプレーします。 冬は、鉢土を乾かしぎみにすると失敗が少なくなります。



ペディランサス


一年を通して日当たりの良い場所を好みます。寒さには弱いので、冬はできれば7℃以上の室温を保ってください。秋に紅葉し、冬に葉を落として休眠します。休眠期もできるだけ明るい場所に置いてあげましょう。



サンスベリア


日当たりの良い所を好みますが、真夏の直射日光は避けます。低温には弱いので、冬はできれば15℃程度の室温を保ってください。乾燥には非常に強く、水をまったく与えない乾燥状態にすれば5℃以下の低温にも耐えます。



ガジュマル


高温多湿を好むので、日当たりの良い場所に置き、春~夏は水やりを欠かさないようにします。寒さには弱いので、冬は5℃以上の室温を保ってください。伸びてきた葉はこまめに切り、コンパクトにまとめましょう。




【監修】深町貴子さん
園芸家。GREEN LIFE TAKAオーナー。東京農業大学短期大学部非常勤講師。NHK『あさイチ』、『やさいの時間』にレギュラー出演するほか、講演など幅広く活躍。『ベランダで野菜を育ててみました』(池田書店)など著書も多数。



出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.25 2015 Spring
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