いつも悲しくてイライラ、主人に当たってしまったり、悲しくなったり……。 これってマタニティブルーですか?
コラム 妊娠・出産
妊娠生活が始まりました!
もちろんうれしいけれども「これはやってもいいの?」「あれは大丈夫かしら?」など、心配ごともいっぱいでてきますね。どうしても気になること、人に聞けないこと・・・あらこれについて、先生からアドバイスをいただきしました。
Q:
いつも悲しくてイライラ、主人に当たってしまったり、悲しくなったり……。
これってマタニティブルーですか?(るる☆彡さん/32歳)
マタニティブルーというと、通常は出産後の数週間くらいに、理由もなく不安や悲しみに襲われて、意味もなく泣けてきたり、精神的にブルーになってしまうことをいいますが、妊娠初期など妊娠中にマタニティブルーの状態になってしまうことも珍しくありません。妊娠中の身体は、赤ちゃんを養うことが優先されるため、今までにはなかったような症状が出ることがあります。そのひとつに、中医学的に気滞、気鬱という状態があります。赤ちゃんの発育により 気のめぐりが滞り、頭痛や頭重感、胸のつまり、精神状態の変化として現れます。気滞の解消にはストレスをためないことが重要です。出産・育児を明るく前向きなものとして捉えることが大切です。ご主人や母親、友人・知人に相談することはもちろん、産婦人科医などの専門家に相談したり、書籍を読んでみたりと、一つひとつ不安を解消していきましょう。気分転換も大切です。じっと部屋に閉じこもらずに、天気のよい日はのんびりと散歩などしてみてはどうでしょうか。お気に入りの香りを嗅いだりするのもおすすめ。アロマテラピー効果で、気の流れを改善していくことができます。しその葉やしょうがなどが入った「半夏厚朴湯」という処方は、気の流れを改善し、つわりにも効果がある、妊娠中にも服用が可能な漢方薬の一つです(漢方薬は個人の体質によって異なりますので、自己判断で服用せず、必ず専門家にご相談ください)。ご自分に合った解消法を探してみてはいかがでしょうか。
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