妊娠中、これ以上はダメ!とわかっているけどつい食べ過ぎてしまったり、思うように運動ができなかったりして増えてしまう体重……。体重管理に悩む妊婦さんのために、看護師さんたちが教えてくれた「体重の増加を抑える4つのポイント」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
臨月の妊婦さんからの相談:「体重増加が激しくもう増やせません。オススメの食事や運動は?」
妊娠37週目で赤ちゃんの体重が3000gを越えています。頭囲も大きく、私自身も体重が16kg増えてしまい、レントゲン撮影で調べたら正常分娩は可能とのことですが、産道に脂肪がついて出産は大変かもと言われました。もういつ産んでも大丈夫だからたくさん身体を動かしてこれ以上体重を増やさないでと注意されました。臨月でもできる運動や、オススメの食事があれば教えてください。(20代・女性)
普段の家事に加え、1日30分程の軽い運動を
家事をこなすのも運動の1つですが、体調に問題がなければ1日30分程度、散歩など軽い運動を行うとよいでしょう。無理のない範囲で、毎日続けてみてください。
お腹の赤ちゃんが大きくなりすぎないため、更に出産に必要な筋肉を鍛える意味でも運動は必要ですね。臨月でもできる運動は、マタニティスイミングやヨガ・妊婦体操・30分程度の散歩・近所へ歩いて買い物・雑巾がけなどです。無理のないように生活の中に取り入れて、継続してみましょう。(内科看護師)
いつ出産してもよいと言われたのでしたら、普段の家事に加え30分ほどの散歩をお勧めします。無理な運動はお母さんにも負担になるので、ゆっくり歩いて気分転換してください。(産科看護師)
体重増加を防ぐ、食事の際の4つのポイントとは?
これ以上体重を増やさないためには、どのような食材を何に注意して食べればよいのでしょうか。以下に4つのポイントをご紹介するので、是非参考にしてみてください。
ポイント1:カロリーの過剰摂取に注意
妊娠後期に必要なカロリーは、非妊娠時に必要なカロリー+500kcalまでなので、間食も入れた1日のカロリーをこの範囲内に収めるよう心がけましょう。
ポイント2:食事量を少なくし、間食を健康的なものに
食事の量を少なくし、間食を小魚や果物、無糖のヨーグルトやコンニャクゼリーなど健康的なものにしましょう。
ポイント3:塩分と糖分に注意
塩分は食欲を増進させるため、過剰摂取すると食べ過ぎてしまう結果となります。また糖分は体重増加につながるので、ケーキやクッキーなどの甘いものを摂りすぎないようにしましょう。
ポイント4:目に入る所にお菓子を置かない
手の届く場所にお菓子があると誘惑に負けてしまいますよね。自分の目に入る所にお菓子を置かない、まとめ買いはしないなどの工夫をしましょう。(看護師)
臨月になると更に体重が増えると言われているので、しっかりとした管理が必要ですね。ウォーキングや少し遠回りをして買い物に行くなど、運動する時間をとるとよいでしょう。また、食事についても看護師さんからのアドバイスを参考にして、出産まであと少しの間ですが、体重管理に役立てください。
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