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いつから産休に入りましたか?産休って必要ですか?

コラム 妊娠・出産

いつから産休に入りましたか?産休って必要ですか?

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2015.5.1

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Q:いつから産休に入りましたか?産休って必要ですか?


A:産休は産前6週間(多胎児妊娠は14週間)、産後8週間が労働基準法で決められています。その範囲内で本人の希望や職場の状況で産休を取ることになります。できれば産休を取った方が安心です。(かしわざき産婦人科 副院長 柏崎 祐士 先生)

産休「産前産後休暇」は、労働基準法で定められたもので、産前は本人の請求によって6週間(多胎妊娠は14週間)、産後は本人の請求有無にかかわらず、8週間の休暇が与えられます。産前休暇は、出産予定日からさかのぼって6週間の休暇が取得できますが、本人の希望があれば出産前日まで就業可能です。概ね、妊娠9カ月ごろから産前休暇を取得する人が多いようです。妊娠後期になると突然体調を崩したり、出産が早まる場合もないとは限りません。また、産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなるため、出産までは休養期間として自分の時間を楽しんだり、出生届などの手続きや出産育児一時金などの申請の準備も進めておくといいでしょう。産前休暇を取得すると決めたら、就業中の人なら仕事の引き継ぎなどの予定を早めに立てて。産後も仕事を続ける場合は、赤ちゃんの預け先を調べる時間にあてることも大切です。産前休暇は取得しなくてはならないものではありませんが、できれば取得したほうが安心して出産を迎えられるでしょう。
また、妊娠中に仕事を続ける場合、気をつけて欲しいことがあります。ひとつは妊娠が原因で仕事を休んだ際の診断書についてです。診断書は具合が悪い時に病院を受診し、医師が診断をした場合に作成する書類です。受診をしていないと診断書は作成できません。診断書の提出が必要な職場の場合、具合が悪い時は産科を受診し、診断書を作成してもらってください。
もうひとつは出張についてです。妊娠中は何が起こるかわかりませんし、場所によっては産科が近くになりところもあります。かかりつけの産科から遠く離れた場所への出張は避けた方がいいでしょう。とくに海外出張は避けてください。新幹線や飛行機はもちろん、長時間の移動をくり返すことも妊娠中は避けた方がいいので、出張がある仕事の場合は上司とよく相談してください。





柏崎 祐士 先生
かしわざき産婦人科 副院長
日本産婦人科学会認定医。日本生殖医学会生殖医療専門医。



柏崎 祐士 先生


埼玉県さいたま市大宮区で開院して40年余り、これまで1万人近くの分娩を取り扱ってきた。母と子の安全を最優先と考え、できるだけ自然なお産を心がけている。出産後は母子別室というのも同院の特徴。回復期間でもある入院中は母体をしっかり休め、退院後、元気に子育てができるようにサポートしている。






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