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子宮内膜症★女性の健康を守る病気&治療の知識 その1

まとめ 女性の健康

子宮内膜症★女性の健康を守る病気&治療の知識 その1

若い人から幅広い年代で女性が悩まされている子宮内膜症。病気の特色と治療について知っておきましょう!

2018.1.25

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女性の病気としてメジャーな存在の子宮内膜症ですが、どんな病気かご存知ですか? 年代を問わず、たくさんの女性が子宮内膜症を抱えているといわれています。


子宮内膜症の症状や発見方法、治療について知ることで、痛みや不快感、生活に影響するつらさを減らして、健康な毎日を過ごしやすくなります。


 


ジネコでもたくさんのドクターに、子宮内膜症について語っていただいています。今回は特に基礎の知識がわかりやすい記事をピックアップしました。女性ならではのこの病気について知っていきませんか?



そもそも、子宮内膜症とは?


病気の名前はよく耳にしていても、どんな病気なのかがわからない人も多いようです。あらためて、子宮内膜症という病気について紹介した記事を読んでおきましょう。



"子宮内膜症は、本来子宮の中にしかない内膜組織が子宮内膜の外に有り、女性ホルモンのエストロゲンによって増殖、進行してしまう病気です。"


「子宮内膜症」について知ろう



上記のコラムでは、子宮内膜症ができる原因を


“発病する原因については、たとえば月経血が卵管からお腹の中に逆流し、そのまま定着してしまう「逆流説」、胎生期に臓器が形成される際、子宮内膜にあるべき細胞が外にこぼれ出てしまう「化生説」など、いくつか説がありますが、決定的なことはまだはっきり解明されていないのが現状です。”


としています。


“だからこそ、女性なら誰でもなりうる病気といっていいかもしれません。”ということですから、女性はどんなに健康でも他人事ではいられない病気のひとつといえるかもしれませんね。



もしも子宮内膜症と診断されたら


子宮内膜症の治療は、進行度合や症状、妊娠の希望などによってさまざまな方法があるようです。つまり、早く病気が見つかって治療を受ければ、それだけ治療方法は選びやすいということ。


ごく軽度の場合なら、ピルの服用で症状を軽減していく相談をドクターとすることもできるようです!




"外因性のエストロゲンとプロゲステロンを長期にわたって投与すると子宮内膜が顕著に萎縮することにより、子宮内膜症の治療に有用であるということがわかっています。"


ピルで子宮内膜症改善!知られざる効果や服用法



“チョコレート嚢胞は卵巣にできる子宮内膜症ですが、この治療の選択は「まず手術」という場合が多いです。しかし、長期的にピルの服用を続けていると嚢胞が小さくなってくるので、当院では手術を回避できている患者さんがたくさんいらっしゃいます。”とのことですから、あまり恐がらずに婦人科を受診したいですね!


効果的な不妊治療のために子宮内膜症チェックを


子宮内膜症そのものの治療はもちろん早期発見が大切ですが、子宮内膜症が不妊の原因のひとつになっている場合もあるようです。病気が見つかるとその治療が優先になることも多いため、妊娠を考えている女性は特に、病気のチェックは済ませておきたいですね。



"子宮内膜症は状態によってステージ1(微小病変)、ステージ2(軽症)、ステージ3(中等症)、ステージ4(重症)の大きく4期に分けられます。病状が進むにつれて、卵管と卵巣、腸管が癒着するようになり、卵子の卵巣からの放出、卵管采からの取り込み、卵管内の受精卵の移動などがしにくくなります。"


子宮内膜症が見つかりました。不妊クリニックに行くべき?




"子宮内膜症は、卵管を詰まらせる原因の一つです。卵管が狭くなったり、詰まっていたり、癒着により卵管が自由に動けない場合は、妊娠が妨げられてしまいます。それを卵管通過障害といいます。卵管は、まず精子が通る道ですから、そこに障害があると受精の妨げになってしまいます。"


子宮内膜症が判明。 治療と妊娠どちらが先?



下のコラムでは、ドクターの意見としてこんなことが書かれています。


“私としては、まずお腹の中の状態を診て、必要に応じて内視鏡手術をして子宮環境を整えてから不妊治療をしていただきたいという気持ちはあります。手術のメリットとしては、チョコレート嚢腫の切除だけではなく、妊娠を妨げる他の病変を治療できることです。一方で、デメリットもあり、チョコレート嚢腫を切除する際に正常な卵胞がわずかながらも減ってしまう可能性があります。また、再発の可能性もあります。とはいえ、あまり大きくなると破裂や感染かがん化などの危険性が出てきますから、目安として4㎝を超えた場合は手術をしたほうがいいと思います。”


 


子宮内膜症の治療方針は一人ひとりの症状やライフプランによってドクターの見解も違ってきますが、病気の状態を把握して、担当医としっかり相談することが大切ということですね。



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