おりものは体の変調サイン? 4つのポイントで健康管理
まとめ 女性の健康
おりものは体の変調サイン? 4つのポイントで健康管理
女性にとってわずらわしい「おりもの」は、病気の兆候やバイオリズムの目安でもあります。観察するとわかることをご紹介します。
毎日の生活の中で、おりものは時に下着を汚したりする、煩わしい存在かもしれません。でも、見方を変えると、おりものはデリケートな女性のバイオリズムや体調を映す鏡ともいえます。「ちょっと疲れているな」「あれ、血が混じっているみたい」「ニオイがいつもと違う」など、女性自身が体の変化に気づきやすい分泌物のひとつなのです。
おりものを健康管理に活用するために、大切なポイントを押さえておきましょう。
おりものチェックしてますか? 周期で変化する状態や量
"おりものの量や状態も人によって千差万別です。異常なおりものが出ている方でも実際に拝見するとそれほど心配するほどではないことが大半ですが、(中略)気になるようでしたら、必ず婦人科へ行って診察を受けましょう。"
色やニオイは病気のサインであることも
おりものの色やニオイが普段と違うと感じたら、病気の前兆だったというケースもあります。どんな病気があるとどういったおりものが発生するかは以下の目安を参考にしてみてください。
“おりものの異常
通常のおりものは卵白に似て白っぽく、透明で粘りけがあり、排卵日が近づくと増えます。びらんや子宮がんでは色が黄色っぽくなったり、血が混ざって褐色になることが。泡状やカッテージチーズ状のおりものは、腟トリコモナスやカンジダなどによる感染症の疑いがあります。”
"生理日誌には、生理が始まった日と終わった日とともに、量や気になった症状などのメモも書き添えておきましょう。おりものや、セックスの有無などもつけておけば、不正出血があったときでも原因を探る参考になります。"
不調のサインをしっかりキャッチして体のトラブルを早く見つけよう!
"【クラミジア】の治療は「アジスロマイシン」という内服薬、【淋病】は抗生剤の「ロセフィン点滴」を、どちらも1回投与すれば治ります。ただ、自分だけ治療しても、感染しているパートナーとまた性交渉を持てば、お互いに性病の移しあいをする「ピンポン感染」が起こりますから、勇気を持って相手と話し、検査治療をしてもらいましょう。"
性病の二大勢力、【クラミジア】と【淋病】について知っておきましょう。
年齢によってもオリモノは変わる?
"腟炎の原因は年齢にもありますが、生活習慣の乱れや睡眠不足などでも起こるものです。薬で対処することもできますが、根本原因が解決しないと長年不快感に苦しむ人も少なくありません。新しい治療法も出てきたので、ぜひ参考にしてみてください。"
デリケートゾーン対策!不快なにおい、かゆみは解決できる!! 更年期世代の悩み。
デリケートゾーンのお手入れは洗い方+拭き方が大切!
"人間の身体、とくにデリケートゾーンは男女とも完全に無臭ということはありません。ケアのし過ぎでよい菌を流し、雑菌が繁殖している例も昨今のきれい好き指向の若い方には結構多いもの。適度に洗浄して清潔を保つ、ということを心がけましょうね。"
皆どうしてる…?「デリケートゾーンの洗い方」4つのポイント!
加えて、前の項でご紹介したコラムでも、下記のようなトイレでのケア方法が紹介されていました。
“またトイレでも紙でゴシゴシ拭いていたり、ウォシュレットがあればすぐ使ってはいませんか?
トイレットペーパーもゴシゴシこすれば紙くずが残り、臭いの原因になることがあるので、トイレットペーパーは押さえて水分を吸い取らせる程度にしましょう。
またウォシュレットも使い過ぎると、水分が腟から子宮に入って骨盤内に炎症を起こすケースがあります。
おりものが多くて不快、生理中で気持ちが悪いという時以外はあまり使い過ぎないようにしてください。”
いかがでしたか? 忙しい生活の中では手早くトイレを済ますことが多くなりますが、時には自分の体と向き合う場として、体調管理に役立ててみるのもおすすめです。