はぐくみ母子クリニック ジネコ取材済
神奈川県川崎市中原区下小田中3-33-5
婦人科 / 産科
はぐくみ母子クリニック
神奈川県川崎市中原区下小田中3-33-5
当院は「おやこの安全」を第一としつつも、「想いに沿った、安全・快適な分娩」を目指しています。 「母子」が元気に自宅に帰れるように、助産師と医師が協力して妊娠中から分娩までを「安全第一」に見守ります。
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診療科
婦人科
産科
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
13:00~15:00 ※助産師外来 | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | |||
15:30~18:30 | ○ | ○ |
△:土曜4D(助産師)12:00~14:00 ※土曜日は分娩予約された方のみ予約できます。
休診日
木曜・日曜・祝日
住所・連絡先
神奈川県川崎市中原区下小田中3-33-5
TEL: 044-752-8993
安全
当院が最も重視していることは安全です。産科における安全提供とは、母子ともに元気に自宅に帰れるよう手助けすることです。分娩は母子ともに命がけです。何の前触れもなく、しかも急激に、母子ともに危険な状態に陥ることもあるのです。このような緊急事態にも、しっかり対応できるシステムを構築する事に我々は努力を惜しみません。
それには助産師、産科医および小児科医の増員に加え、緊急時に備えたプロトコールの作成と訓練、迅速な輸血と手術準備、正確な胎児診断、ガイドラインを軸とする診療方針、また、この体制を 24 時間維持することが不可欠であり、これらを充実させることに力を入れています。そして「地域の中核病院との良好な関係」、「新生児科医/麻酔科医との連携」といった円滑な地域協力体制構築も重視しております。
『安全重視』『帝王切開を避ける』を大切に考えて、積極的に医療(陣痛促進剤、人工破膜など)を入れていく方針をとっています。
なお、当院では助産師外来を安全面でも医師外来と遜色のないものとするために助産師の教育を強化しています。具体的には母体・児の健康確認のルーチン項目の設定、および、異常所見の監視・報告体制のシステム構築です。また当院は超音波専門医による胎児奇形スクリーニングを行うことで、出生直後から厳重管理が必要な疾患を可能な限り出生前に検出して、適切な管理が受けられる施設へ紹介しています。
安心と快適
当院は助産師が主体となり妊婦さんを妊娠から分娩までサポートします。 具体的には一般的な病院と比べて助産師外来での妊婦健診回数を増やします。 保健指導の知識が豊富な助産師とじっくり対話する機会を増やすことにより、安心感の向上を目指します。このことで医師は安全面に集中することが可能となるほか、外来混雑緩和効果も期待できます。 さらには、待ち時間を短縮し快適に通院して頂くために予約システムの導入を行っております。
当院では24時間365日、無痛分娩に対応しています。硬膜外麻酔によるPCA(Patient Controlled Analgesia:自己調節鎮痛法)を採用して①痛みを可能な限り取り除く。②痛みが強くなりツラくなった時点から開始。といった方針で行っております。
ホスピタリティ
◆ご希望を取り入れたサービス
許容範囲内であるという前提で、患者様が希望する医療サービスを提供する方針です。たとえば母乳や新生児の預かりに関しては、こちらの方針を押し付けるのではなく個人の考え方に柔軟に対応いたします。また無痛分娩の希望にも対応します。 さらには、ご主人様やお子様の宿泊も可能です。(ウィルス感染が疑われる、体調の悪いご家族は宿泊できません。)
◆住みたくなるようなクリニックをめざして
当院でお産された方々にご満足頂けるよう、内装、食事およびアメニティについても重視しております。特にインテリアデザインはHOTEL CLASKAのデザイナーである岡嶌要さんに監修頂きまして、リラックスできるような空間を目指して木目を基調としております。また、病室の家具の多くは岡嶌さんが図面から作成した当院オリジナル家具です。さらには、ホスピタリティについてもスタッフが講習会に定期的に参加することにより『住みたくなるようなクリニック』を目指しております。
婦人科疾患
輿石 太郎 院長プロフィール
皆様こんにちは。私は大学卒業後ほとんどの期間を産科の重症を扱う施設である周産期センターで勤務し、約13年間で約10000件の分娩に携わってきました。多くの重症例も経験し、母児ともに元気に自宅に帰って頂けることの尊さを実感しました。この経験を活かした、安全第一で皆様に安心してお産ができるクリニックを築き上げるとともに、外来通院・分娩入院中の皆様が快適に過ごせるよう努めてまいります。また、医療だけではなく社会的活動を通して地域に貢献できるクリニックを目指しております。どうぞよろしくお願い致します。
輿石 太郎 院長略歴
2002年 順天堂大学 医学部 卒業
2002年 順天堂大学産婦人科入局 賛育会病院勤務
2003年 埼玉医大総合医療センター 産婦人科助手
2004年 順天堂大学付属静岡病院 産婦人科助手
2011年 順天堂大学 産婦人科助教
2012年 沖縄県立八重山病院 産婦人科部長
2014年 日本医科大学武蔵小杉病院 女性診療科・産科 助教
2015年 はぐくみ母子クリニック 院長
【専門分野】産科(産科救急疾患、胎児超音波診断)
【資格】
医師免許
医学博士
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本超音波医学会 超音波専門医(産婦人科分野)
日本周産期・新生児医学会 周産期専門医(母体胎児部門)
産科医療保障制度 原因分析委員会 第2部会委員
FMF(fetal medicine foundation)認定NTcertificate
産婦人科・小児科複合施設
安全第一&患者さんの想いに沿った助産師主導の外来・分娩
当院は「おやこの安全」を第一としつつも、「想いに沿った、安全・快適な分娩」を目指しています。
「母子」が元気に自宅に帰れるように、助産師と医師が協力して妊娠中から分娩までを「安全第一」に見守ります。
そして、「おかあさん」とご家族の主体性や想いを大切に、みなさまの思い描くお産にできるかぎり近づけるよう、バースプランを取り入れた分娩を行います。
バースプランとはお産の時に、是非やってみたいと思うことを考えていただくもので、『お産がはじまったらこうして過ごしたい』 『誰と一緒に過ごしたい』 『こういう援助をしてほしい』また、『こんな妊娠生活を送りたい』 『こんな育児がしたい』など、妊娠・出産・育児について具体的に考えていただきます。みなさまのたくさんの想いが詰まったバースプランを助産師外来で詳しく話し合い、妊娠中の生活や希望される分娩に合わせたアドバイスをさせていただきます。
・帝王切開にならないよう医療を入れつつ分娩を見守ります。
・当院の2016年の帝王切開率は3‐4%です(予定帝王切開;骨盤位、前回帝王切開などを除く)。
また、自然分娩や無痛分娩だけでなく、自由な姿勢での分娩(フリースタイル・アクティブバース※)、生まれた直後の早期母子接触(カンガルーケア)などもご希望があればお聞かせください。※分娩台上で出来る体位に限ります。
ただし、「母子」の安全を守ることが第一ですので、時にはご希望通りにできないことがあるかもしれません。まずは「おかあさん」と「あかちゃん」にとっての安全を最優先にした上で、どのようなことが可能かなどをアドバイスさせて頂きます。そして、健診と助産師外来の中でバースプランをスタッフと共有しつつイメージをふくらませて、プランを完成させて頂ければ幸いです。。
また、当院では助産師外来での健診の回数を多くしております。医師による診察の他、助産師外来が健診スケジュールに組まれます。助産師による外来を多くすることで患者様やご家族とじっくりお話する機会が増え、お産への不安の解消につながると考えます。一般的な産科では分娩での入院時に担当助産師と初めて会うことがほとんどですが、妊娠中から助産師外来で多くお会いし、お話しすることで信頼関係を築くこともできます。
医師と助産師の双方で健診を行うことで、安全性と快適性を十分確保できる体制となります。みなさまが安心してお産を迎えられるよう、スタッフ一同、精一杯ご協力・ご支援させていただきます。
超音波専門医による高精度胎児奇形スクリーニング
「あかちゃん」が奇形をもって産まれることは少なくありません。たとえば心臓の奇形は小さいものも含めると約1%の赤ちゃんが持っています。多くの奇形は、いのちに関わるものではありませんが、一部の奇形は「いのち」に関わり、生まれた直後から厳重な管理を必要とします。当院では、胎児診断の実績をもつ超音波専門医が高精度にスクリーニング(診断)し、必要があれば充分な医療設備のある病院に出生前に紹介させて頂き、「おやこ」にとって最善の医療が施されるように配慮いたします。当院で妊婦健診で通院される方全員に妊娠20週前後と妊娠30週前後に必ず行わさせて頂きますのでご理解のほどよろしくお願い致します。
※出生直後から厳重管理が必要な疾患の検出が主な目的です。また、指先や心臓の小さい穴など超音波では見つけられない奇形も多く存在します。 (妊娠初期精密超音波;NT測定)
・妊娠11週から13週台のNT(首の後ろのむくみ)が染色体異常や胎児奇形と関連があることがわかっており、当院でもNT測定を行っております。
・ただしNT正常でも染色体異常は否定できません。たとえば21トリソミー(ダウン症候群)の約3割はNT正常です。
・コンバインドテスト(OSCAR);NT測定に加えて妊娠11‐13週での血液検査を加味すると、より高精度(約9割)で染色体異常を検知することができます。2017年11月より当院でも開始いたしました。あかちゃんが小さすぎると行えませんので12週にご来院ください。
無痛分娩
「痛み」が苦手な「おかあさん」も少なくありません。当院では背中に入れたチューブから麻酔薬をいれ、陣痛の痛みを軽減する方法(硬膜外麻酔)による無痛分娩を選択することができます。
基本的には24時間、無痛分娩に対応いたします。陣痛発来後もしくは破水後にご来院頂きまして硬膜外麻酔用チューブを挿入いたします。
痛みがツラくなった時点から麻酔を開始し、痛みを全部取り除くことを目指した管理を行う方針です。
【計画分娩】
計画分娩も行っております。 経産婦さん(お産が2回目以降の方)には計画分娩もご案内しております。 経産婦さんは、お産の進行が早く無痛分娩が間に合わない可能性があるためです。
赤ちゃんの呼吸の問題なども考慮し妊娠38週以降で計画しております。なお、週末や祝日などは助産師などは平日に比べてスタッフ数が少ないため計画分娩は行っておりません。計画分娩のデメリットとしては、計画通りお産が進まない場合があります。お産になるまで何日かかかったり、あまりありませんが一旦退院となる場合があります。初産婦さんは自然陣痛を待った方が順調に進行するため、計画分娩は医学的理由以外では薦めておりません。
【無痛分娩の開始時期】
痛みを強く感じた時点から麻酔薬注入を行います。子宮口が開く前からも積極的に痛みをとっていく方針です。そして子宮口が3−4cm開大を目安に麻酔薬を持続的に使用し痛みをコントロールいたします。なるべく全ての痛みをとるよう麻酔薬追加を行っておりますが、腰と肛門の痛みが残る場合があります。また、押されるような感じは残ります。
【無痛分娩の比較的軽度の合併症】
・微弱陣痛;麻酔薬を使うことで陣痛が弱くなります。多くの場合、子宮収縮剤による陣痛促進が必要となります。なお微弱陣痛を主な理由とする吸引・鉗子分娩の頻度が約2倍高くなります。 (2016年度当院データより)
・頭痛・しびれなどがしばらく残ることがあります。
【無痛分娩の重大な合併症】
・麻酔薬のくも膜下腔への迷入
硬膜外腔より麻酔が広がりやすく、呼吸停止、血圧低下などにつながる場合があります。
・麻酔薬の血管内迷入
局所麻酔中毒、重症になるとけいれん、呼吸停止、心停止を引き起こす場合があります。
・アナフィラキシーショック
重症のアレルギーで呼吸困難、血圧低下を引き起こす場合があります。
このように命にかかわるような合併症もあります。 ただし、「厳格なモニター」(合併症を早く見つける観察)と「早期対応」により重大な状況を防ぐことが可能です。アナフィラキシーショック以外は、麻酔薬注入時の適切な確認により、ほとんどが防ぐことが可能です。またアナフィラキシーショックに関しても緊急対応法が広く知られております。 医療に100%はありません。しかし100%に近づけるよう安全確保の仕組み構築とスタッフ教育に努めております。
短い入院期間
皆様が寛げるような空間を目指して、家具はCLASKAさんによる当院オリジナル家具、ベッドはシモンズのダブルベッド(一部のお部屋はセミダブル)を採用しました。 こちらにつきましては、いくつか注意点がございます。
①ご主人(または実母)とお子様のみご宿泊頂けます。
②発熱、倦怠感、発疹、下痢など体調不良のご家族、または同症状の方と接触があったご家族は他の患者さんへの感染予防の観点よりお泊まり頂けません。
③お子様のお預かりは出来ません。
④ご家族の共用シャワーのご利用はできません。(幼児未満が患者さんと一緒に利用する事は可能です)特別室内のシャワーはご家族もご利用が可能です。
⑤寝具の貸し出しはおこなっておりませんが、掛け布団など大きくない寝具の持ち込みは構いません。
⑥お食事は大人1名、お子様1名までご注文を承ります。(別途費用がかかります)
⑦21時〜6時までは基本的には出入りできません。
⑧帝王切開当日のご家族宿泊は出来ません。
当院では沐浴、調乳をはじめとした指導を必要としない方を対象に入院期間の短縮にも応じています。ご希望があれば医師と相談の上、産後3日目に退院することも可能です。
沐浴、調乳をはじめとした指導を必要としない方を対象に入院期間の短縮にも応じています。ご希望があれば医師と相談の上、産後3日目に退院することも可能です。
※黄疸、体重チェックと代謝異常検査のため生後4、5日目に来院して頂く必要があります。また、黄疸の治療のために、あかちゃんの再入院が必要となる場合があります。
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