まごころ漢方薬店 ジネコ取材済
まごころ漢方薬店
大阪府堺市西区上野芝向ヶ丘町2-7-3 ベルゾーネ向ヶ丘1F2号
1. あなたの漢方的体質を見極めるために、お話をじっくりとお聞きします。
2. 病名や症状だけで、カンタンに選ぶ漢方ではなく、「伝統漢方」、「日本漢方」、「中医学」の理論に基づきしっかりとした体質判断を行い漢方相談にあたり漢方薬を選びます。
3. 漢方薬をやめると症状に悩まされる一般にあるような対処的な治療ではなく、漢方薬をやめても再発しない健康な御身体、体質になるよう、お手伝いします。
4. 漢方薬のことだけでなく、他で飲まれている健康食品や新薬のこと、病院の検査のことなど、総合的にご相談させていただきます。
5. ご予約いただければ待ち時間はありません。
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大阪府堺市西区上野芝向ヶ丘町2-7-3 ベルゾーネ向ヶ丘1F2号
TEL: 072-279-6010
松村直哉 薬剤師プロフィール
松村直哉 薬剤師略歴
当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。
これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。
今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか?
不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。
漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。
かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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不妊は腎臓の疾患と考えるのでしょうか?
プリンさん(30歳)子宮筋腫が原因の不妊で不妊専門の漢方医に相談したところ、 「不妊は腎臓が悪いからであり、子宮筋腫も結果的に腎臓が悪いからだ」言われました。 そして腎臓をよくすれば不妊にもいいと。詳しく教えて頂けますか? 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方が考える腎臓と西洋医学の腎臓は同じではありません。 漢方では腎の臓という呼び方で腎の臓では、「精」が蓄えられていると考えられています。 精は自分自身の命の源となるものです。 また、同時にこの精には生殖に関する精でもあります。 赤ちゃんは母と父の「精」を受け継いで成長していくので、漢方では腎の臓が妊娠と関係していると考えられます。 これは漢方特有の考え方なので、西洋医学的な腎盂炎や糸球体腎炎などのような疾患とは一切関係ありません。 「この腎の臓が悪いと不妊症になりやすい・・・」という考え方は、漢方医学の「生理学を説明する教科書的な一般論」なので、一人、一人の体質を見た時にその人が、「不妊症=腎の臓が悪い」とは限りません。 ただ、薬業界では、一人一人の体質を分析していくというよりは、西洋医学の病名のように、おおまかに「不妊症=腎の臓が悪い」といったような短絡的な分析になることが少なくありませんので、そういった説明になりがちです。 漢方薬はあくまで、あなた独自の体質に合わせるので、腎の臓が原因かどうかは、その人の体質によると思います。 ちなみに漢方は、その先生の考え方自体が治療方針になるので、詳しくプリンさんの体質を分析していいない、僕がいうのもなんですが、僕の考えでは「子宮筋腫で腎の臓が悪い」という体質は、まず考えられないですね。 子宮筋腫でよくある体質は、血の巡りのバランスが悪くなる「お血証」が多いです。 ご参考になれば幸いです。
2013.2.20
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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冷え性に良い漢方を教えてください。
crisさん(43歳)5年近く不妊治療を続けています。 3年ほど前からIVFに切り替えました。 結婚前から生理痛がひどい時もあり、 当帰芍薬散を服用していました。 結婚後、生理が不定期になり、不妊治療を開始しました。 3年ほど前には、基礎体温も平行なままで、 温経湯に切り替えたところ、高温期が数日現れ、 生理がきました。 (現在はホルモン治療をしているので、何もしないときの状態がわかりませんが、 たぶん、何もホルモン剤を服用しなければ、 生理もこないと思います。) 以来、温経湯を服用しています。 当時は冷え性がひどく、 下肢がどす黒くなっていました。 現在はずいぶん改善されましたが、 いまだに冷え性は続いています。 特に2月にホルモン療法を行ったときは、 むくみがひどく、今は水分摂取を控え、 六君子湯も併用したところ、 むくみがずいぶん改善しました。 暖かくなってきたからか、冷え性やむくみもずいぶん改善されましたので、このまま六君子湯を服用し続けるべきか、 他に何か良いお薬があればお教えいただけませんか? 体力は中等度、乾燥肌、少しストレスがかかると、 首がこった感じになります。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店六君子湯は「脾」(消化器)の水毒をとりさり、水の巡りをよくすることで冷えを取り除きます。(水は冷やしますので) 六君子湯で、むくみがとれてきたのであれば、あっているのかもしれません。 ただし、胃腸の水毒を取り去るものなので、胃腸の弱さや下痢の状態が変わらないのであれば、漢方薬を変更していったほうがいいかもしれません。 漢方的には単純に「冷え体質」と判断するのではなく、冷えと一口に言っても、いろいろな体質があります。 漢方薬が何百種類もあるのは、冷えだけにいいのではなく、「冷えで水分代謝が悪い体質」とか、「のぼせがあって不正出血がある冷え体質」とか、いろいろ体質のパターンに対応するためです。 御身体に関する情報が少ないので、何とも言えないですが、現時点でわかる情報からだけでみますと上熱下寒という下半身の熱が上半身に上がってしまっている体質ではないでしょうか。 筋肉質で脂肪の少ない人がなりやすく、肩こりが強く、頭痛やめまい、耳鳴りを感じることもあります。 こういった場合の冷えの体質に方は、上熱なので、全体的に温補(温める)する当帰芍薬散は逆効果になります。 処方は桂枝茯苓丸がよいと思います。 ご注意いただきたいのは、漢方薬は普遍的に体質にあっているものがあるのではなく、飲んだ後の変化をみながら、漢方薬を調整していくことが必要です。 その際、症状も重要ですが、不妊症の場合は、基礎体温がどんな変化を辿るか?(よくなる、悪くなるではない)、次回の月経の変化はどうなるか?を観察し、必要であれば、時期を計って、漢方薬を変えていきながら調整することが重要です。 六君子湯を続けるにしろ、桂枝茯苓丸を飲み始めるにしろ、体質がどうなったら、変更してくのがよいかを把握している方にご相談されるのがよいと思います。
2012.6.6
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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過敏性腸の漢方薬は不妊治療中でも服用できるのでしょうか
Kinaさん(44歳)高齢不妊治療中です。 過敏性腸の持病があり、漢方薬の小建中湯と平胃散を1年近く服用しております。 体に合っていたらしく、効果があるのでこのまま服用を続けたいと思っております。 不妊治療または結果を出せて妊娠した場合、そのまま服用を続けても良いのでしょうか。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方では、妊娠中に気をつけないといけない生薬が、いくつかありますが、小建中湯と平胃散であれば、飲まれていても問題ないと思います。 妊娠中に飲む事をあまりおすすめできない生薬には、桂枝、大黄、麻黄、附子などがあります。 小建中湯には、桂枝が含まれていますが、この処方に使用する場合の桂枝は、血流を積極的によくするための役割のものではないので大丈夫だと思います。(漢方薬は同じ生薬でも組み合わされる生薬で役割が変わったりします。) 平胃散には、こういった注意しないといけない生薬はありません。
2012.4.5
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方について
kurumi11さん(41歳)7月末から漢方クリニックで八味地黄を中心とした漢方を処方してもらったところ、FSHの数値がどんどんあがり、お腹にガスがたまる気がしました。 一度やめて、冷えを感じた時にもう一度飲んだところ、ガスが出やすくなったのでやめました。 漢方が合わないということでしょうか? 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方は、今感じておられる症状や声の大きさや体格など、全身の状態から考えるため、今わかっている情報では、なんともいえないですが、お腹にガスがたまるのは漢方では気がたまっている状態もしくは消化器が弱っている状態です。 また出やすくなったのは、余分な気が出ている状態です。 飲み始めてから一度やめて、再開した間に何がどう変わったのかは詳しくお聞きしないとわかりませんが、八味丸は主に腎虚と水毒という部分を調節するお薬です。 ここでいう腎虚とは、不妊=腎虚(最近こういった安易に決めつけていることが多いです)ではなく、「夜中のオシッコが頻繁にある」とか、「腰痛がある」とか、腎臓や腰、下半身あたりの状態がよくないかどうか、その人個人の症状をいろいろな観点からみて考えます。 水毒も腎に関わる水の問題なので、同じようにオシッコの回数や量、めまいや耳鳴り症状などがあるかなどで考えます。 腎虚と水毒が中心の体質なら八味丸はあっているとみて、1ヵ月ほどご様子をみてみるのも1つの方法です。 何かしら変化は起こっているので、もう一度、症状を詳しくお聞きいただき、漢方的に体質判断してもらえば、あっているかどうかがわかると思いますよ。 不妊症によく使われる漢方薬は20種類はあります。 体質とあっていないと判断した場合、変えていけばあなたにあった漢方薬が見つかると思います。
2011.10.24
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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妊娠五週目で基礎体温低い
マユムーンさん(32歳)私は今妊娠五週目なのですが、基礎体温が低く胸の張りまで無くなりました、改善出来る漢方薬はあるでしょうか。また、効くまでやはり時間がかかるでしょうか。胎嚢は確認出来ていますが、かなり不安で、やれる事は全てやりたいと考えています。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店基礎体温が低いのは、ちょっと心配ですね・・・。 基礎体温を改善できる漢方薬はあると思います。 胸の張りは、妊娠5週目であれば、よい状態のものではないと思うので、漢方薬で胸の張りは戻ってこないと思います。 効くまでの時間は、体質と、それにあわせる漢方薬で変わってくるでしょう。 早ければ、2週間位で変化が確認できると思います。 詳しい体質がわからないので、なんとも言えませんが、妊婦さんの場合は、使えない生薬もあり、体質にあわせて漢方薬をなんでも使えるわけではないので、現在の状況なら、当帰芍薬散、キュウ帰調血飲、温経湯、当帰散、四物湯のいずれかで、あわせていけばよいかと思います。 冷たい飲み物や生も避け、自転車や自動車もあまり乗らないようにして、お腹を温めてあげてください。
2010.11.10
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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慢性鼻炎の漢方治療
まるまる○さん(34歳)この年まで耳鼻科とは無縁の人生でした。アレルギーもなく、鼻風邪さえ、引いた覚えがないくらいでしたが、今年の春に風邪から副鼻腔炎になり、一度は治りましたが、1ヶ月しないうちにまたひどい鼻風邪をひき、副鼻腔炎再発(泣) 2ヶ月近く、抗生物質を種類を変え飲んできたんですが寝ると下を向いている方は完全に詰まり、朝起き抜けには黄色い鼻水がでる状態です。さらに痰がからんで毎日辛く、不眠になってしまいました。 耳鼻科でレントゲンをとるも、副鼻腔炎は異常なしで慢性鼻炎と言われてますが、今現在は抗生物質はやめてます。慢性鼻炎に対する知識もなく、慢性と言われただけで一生治らないのかと暗くなります。漢方で改善されたりするでしょうか? 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店慢性鼻炎は、漢方治療に向いている症状だと思います。 ただし、慢性鼻炎は、食べるものや周囲の環境の影響が強いことが少なくありません。 今まで鼻炎で悩んだことがなく、風邪からこじれて、鼻炎→再発といった感じなんですね。 詳しく聞いてみないと体質がわからないので、なんとも言えませんが、この場合、漢方では、もともとの抵抗力や体力を補っていくことによって、再発を防止し、治癒に向かわせる方法も1つです。 漢方薬は自然のお薬なので、一度、ためされてみてください。
2010.10.30
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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妊娠判定後の漢方について
シロクマさん(34歳)はじめまして。 よろしくお願いします。 私はこの度体外授精にて妊娠し、現在9週目にはいったところです。 病院での治療と併用して、漢方薬局で漢方を処方してもらい、ずっと服用していました。 妊娠判定後、漢方薬局に連絡したところ、妊娠12週まで、安胎方ということで当帰芍薬散・小半夏加ブクリョウトウ・香蘇散の3つ混合したものを処方してもらい、服用していたのですが、妊娠8週の終りまで服用し、何だか不安になって服用をやめてしまいました。 一番大事な期間に服用しておいて、いまさらやめても遅いと思いますが、服用してしまった漢方、何か影響や問題はあるでしょうか? 不安になった原因は、漢方といえども薬であること。 本やインターネットで調べると、漢方といえども薬であるから、服用してはいけない又は服用するべきだの両方の情報に混乱してしまったからです。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店結論から言いますと、当帰芍薬散・小半夏加ブクリョウトウ・香蘇散であれば、特に悪い影響はないと思いますよ。 「服用してはいけない又は服用するべきだ」ネットなんかで調べたら、書いているところによって、いろいろでしょう。 どちらも正解であり、どちらも間違いです。 まず、妊婦さんには、使うのに気をつけないといけない生薬があります。(絶対ダメというわけではありません) 大黄や附子剤などがそれです。 これらを使う場合は、よほど、体質に気をつけて飲んだほうがよいです。 シロクマさんの飲まれていた漢方薬はどれも妊娠時に飲む可能性のあるものです。 通常は、3つの処方をそれぞれ、一緒にではなく、その時の体質や状況にあわせてそれぞれの漢方薬を使い分けます。 できれば、現在の体質にあわせて漢方薬をお飲みになれば、赤ちゃんも健康に育ち、安産にもなると思います。
2010.10.20
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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流産を経て
ちょろさん(24歳)結婚をしてから、不妊治療。流産、2回を繰り返しました。けれど、今回また、妊娠する事が出来、来週で6ヶ月なる事が出来ました。今回は治療はせず、漢方だけで妊娠まで至りました。前回の妊娠では2回とも、6週での完全流産と稽留流産です。 それで、今回は漢方を買っているところで、相談したら、妊娠したけど、流産をしているので、漢方を変えて、続けてみましょうと言われ、妊娠が分かってから今まで、高麗人参とトナカイの角の粉末。オイスター。飲むタイプの血を作るのを飲んでいました。けれど一ヶ月で3万かかり、金銭的にきつくなってきました…。漢方はいつまで続けたほうがいいのでしょうか? 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店今回は、赤ちゃんも順調に育っているようでよかったですね。 今までの状態だと、金銭的な部分を取り除けば、理想的には、生まれるまで飲まれるのがよいかと思います。 流産防止だけでなく、お腹の中の赤ちゃんの育ちも変わってくるでしょう。 生まれてくる子は、健康に越したことはありません。 ただ金銭的には厳しいということですね。 厳密にいうとオイスターは、漢方ではありません。サプリメントになります。 妊娠で不足がちなエネルギーやミネラル、ビタミンが豊富で、それらを補う役割のものです。 体質にあわせた漢方薬ではないので、漢方薬の補助として、続けるのであれば、良いかと思います。 また高麗人参は補血という血を補う性質と同時に潤という性質ももっていて、妊婦は腎性高血圧などにあるように、漢方でいうところの『水』の問題にさらされやすいので、こちらを続けるのであれば体質をみてもらいながら、続けていったほうがよいですね。 漢方では安胎(安産)の為の処方があります。 流産防止と安産、血をつくっていくための漢方薬を飲むのであれば、ちょろさんの体質にもよりますが、当帰散や当帰芍薬散、四物湯、キュウ帰調血飲、温経湯、六君子湯などの中から選んでもらえばよいかと思います。 漢方薬のみなら、1ヶ月、1万円強なので3万円よりは、続けやすいかもしれません。 ご相談してみてください。
2010.10.14
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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生理が来ませんが・・
とぎさんさん(41歳)初潮よりずーっと生理不順でしたが、周期的には短いタイプで、2ヶ月以上も生理が来ないということはありませんでした。しかし、37歳で結婚してから、生理周期が長くなり、2.3ヶ月来ないことも。すぐに病院へ行き、クロミッド、注射など色々試して、たまたまお休みした月に自然に卵胞が育ち、その月に妊娠し、無事出産しました。産後10ヶ月で生理が再開したのですが、その後来る気配がないので、再び通院。ホルモン検査では異常ないので、クロミッドを服用することになりましたが、なかなか効かないので、どんどん服用する数が増えました。その結果、なんとか排卵はしても、内膜が薄くなり、生理も2日間で終了。注射に切り替える方法もあるのですが、今回は医者からも薦められないし、子供が小さいので毎日の通院は・・と思い、今月から病院へは行ってません。そこで、漢方で・・と思い、漢方薬局で処方してもらったものを飲み始めました。 まだ、飲み始めたばかりで、効果は分かりませんが、 このまま飲み続けていれば、生理は来るでしょうか? とりあえず、2,3ヶ月は試してみようと思うのですが、 生理が来ないままで、通院しなくても大丈夫でしょうか?薬が合っていれば、漢方でも、生理は来ますか? 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方薬は体質を判断してその体質にあっている漢方薬で治療します。 体質にあっている漢方薬であれば月経はきます。 以前に月経があるということは原発性無月経ではないので、くるはずです。 ただし、月経は一定の周期がありますので、2ヶ月位は、待たないといけないかもしれません。 僕のところでは、1ヶ月とんで、2ヶ月目にくる感じです。 しかし、気をつけないといけないのは、3カ月間同じ漢方薬を漫然と飲み続ければくるわけではありません。 あくまで【体質にあっている漢方薬】であれば、なので、1ヶ月(月経の周期)ごとに、初めにいろいろと調べたとぎさんの症状や状態の変化から体質を考慮して、漢方薬を変更していくか、そのままでいくかを判断してもらうとよいかと思います。
2010.9.29
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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漢方について教えてください
たまさん(39歳)漢方を取り入れようと思い今日初めて漢方薬局へ相談に行きました。 次回凍結胚移植をする旨伝えた所『ルミンA』を飲むよう進められました。 ネットなどで調べるとあまり飲まないほうがいいとあり… 無知で恥ずかしいのですが漢方について教えてください。 よろしくお願いいたします。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方薬局やネットのサイトの中には、「健康食品、サプリメント、生薬を使った健康食品」を漢方と誤解して説明している方もいらっしゃいます。 漢方とは、数千年前から続いている東洋医学理論に基づいて体質を判断した上で、その体質にあわせた漢方薬を使うことを指します。 ただ、漢方薬を使うだけであったり、健康食品、サプリメントを「五行論などを使って漢方的に説明する」ことが漢方ではありません。 また漢方で使う漢方薬は古典である程度、決まっているものを使いますので、現代のメーカーが勝手に製造した健康食品は、漢方とは、何の関係もありません。 ちなみにルミンAはサプリメントで漢方とは関係ありません。 漢方相談で重要なのは、体質なので、薬の説明より、東洋医学的に、どう体質を判断されたかをお聞きするとよいでしょう。
2010.9.22
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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妊娠後何時まで漢方飲む必要が有りますか?
ビオさん(35歳)先日、陽性判定を頂きました。 治療のために漢方薬を飲んでいたのですが、妊娠後も続けたほうがいいのでしょうか? かなり高額なため迷ってしまいます 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店妊娠されてからも赤ちゃんは、約10ヶ月間は、お腹の中でがんばります。 漢方薬でお母さんの体調を整えてあげれば赤ちゃんもうれしいでしょう。 今回の妊娠がすんなりいっていないのであれば、漢方薬を飲まれることをおすすめします。 最低でも安定期までは飲むとよいでしょう。 生まれるまで飲めればそれに越したことはありません。 ただし、漢方薬を飲み始めた体質によりますが、桂枝や大黄が含まれる漢方薬や処方によっては、妊娠されている方におすすめできないものもありますので、そのあたりは、よくご相談されてください。
2010.9.22
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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妊娠しやすい漢方薬を教えて下さい。
さくらさん(36歳)いつも勉強させて頂いてます。 一人目をIVFで授かり,二人目を考え始めました。凍結卵がないので採卵 からのスタートです。 まずは漢方を飲んでみようかと思うので、ネットで調べたら「当帰芍薬散」と「桂枝茯苓丸」がいいとありました 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店漢方薬は薬自体が妊娠させやすい効果があるわけではありません。 不妊というのは病気ではなく、冷えなど、様々な原因によって体質のバランスが崩れて、妊娠する本来の力が弱っているだけです。 (両方の卵管閉塞や重度の子宮筋腫といったケースでは異なりますが・・・) 漢方は、バランスの崩れた体質を整えることによって、本来、誰もがもっている妊娠する力をとりもどしてくれます。ですから「当帰芍薬散」や「桂枝茯苓丸」自体が、妊娠させる効果があるわけではないのです。 ちなみに一般的に調べると不妊症によい漢方薬としては、「当帰芍薬散」や「桂枝茯苓丸」「温経湯」などが代表的ですが、これらの漢方薬だけでなく不妊症でよく使われる漢方薬は20種類ほどあります。 なぜ、そんなに種類があるかというと、漢方薬は【薬=体質】だからです。例えば「桂枝茯苓丸」は上熱下寒とよばれる足が冷えて、肩が凝り、時々、めまいや頭痛を感じるといった体質の方のバランスを整えるお薬です。 妊娠する効果があるわけではないので、体質があえば高血圧の方によいこともあります。 「当帰芍薬散」は血虚と水毒が混ざった体質で、血が少なく(貧血とは異なります)身体の中の水の流れが悪い体質の方のバランスを整えるお薬です。 体質があえば、慢性腎炎にもよいことがあります。 これら、症状は、あくまで簡単な部分を抜き出しただけで、本当に選ぶ際はもっといろいろと考えないといけないのですが、漢方薬は、不妊によいと言われているものを選ぶのではなく、自分の体質にあったものを選ぶことが一番ベストです。 また不妊症によく使う漢方薬は20種類もありますので、ある漢方薬を飲んでいても身体に何も変化がなければ、変方といって漢方薬を変更する必要もあります。不妊症の場合は、月経1周期位で何らかの変化が、あるかどうかを目安にされるとよいかと思います。 (一般的にいわれる3カ月位飲まないといけないというのは何の根拠もありません) 漢方薬を選ぶ際には、まず自分自身の現在の体質を判断してから、適切な漢方薬を選ばれることがよいと思いますので、東洋医学的に体質を判断できるところで、ご相談されることをおすすめします。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸
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無月経
フィグちゃんさん(28歳)9年間体重減少による無月経で、ずっと薬で生理をおこしてます。引越しを機に一年前から病院をかえ、今の先生になってからピルを飲むようになりました。今までは4種類ぐらい薬を飲んでました。しかしピルになってからか、今までの薬による副作用なのか、抜け毛に悩んでます。先生に言っても仕方ないといわれます。一度他の病院で見てもらったほうがいいのでしょうか?東京でいい婦人科があったら教えて下さい。 松村直哉 先生 (まごころ漢方薬店) 2年前、私達、夫婦も不妊で悩んでいました。 当初は検査だけをするつもりで私達も不妊治療のクリニックに通っていました。しかし、身体を自然のものではなく、科学的に捉えた治療や妊娠率を至上目標とし、その後の流産率が高くなると思われるような治療に疑問を感じ、私は、私達夫婦が達成したような漢方治療を基本とした自然妊娠ができるお手伝いをしたいと思いました。 これが、私の『まごころ漢方』を始めたきっかけです。 今までの治療で、御身体のバランスが崩れていませんか? 不妊はホルモンだけの問題ではありません。子供を育てる母体の健康が一番重要なのです。不妊はプレッシャーやストレスを感じて治療するものではありません。 漢方治療は、妊娠だけを目的とした治療ではなく、自然妊娠しやすい御身体に体質から整えていくものです。ですから治療の過程で、一見、関係なさそうな症状などもよくなっていき、身体の調子もよくなってくるのです。 かわいい赤ちゃんを授かる事を指折り数えて、楽しく取り組みましょう。よろしければ、ぜひ、あなたのお手伝いをさせていただきたいと思います。 ≫ まごころ漢方薬店無月経だけでなく、抜け毛の症状もあるのは、お辛いと思います。 漢方では、月経関連のトラブルに関して、女性ホルモンの問題だけで捉えるわけではなく、全身の状態から体質をどう変えていくかを考えていきます。 お薬で月経をおこしているのは、フィグさん本来の力で月経がおこっているわけではありません。またお薬は非常に作用が偏っているので、体質によっては、御身体に負担になることが少なくありません。 漢方では、さまざまな症状や状態をお聞きして体質を分析しますので、一概には、言えませんが、体重減少による無月経とあるので、おそらく、御身体が虚している状態(簡単にいうと弱っている状態)が、きっかけとなり、正常な女性ホルモンのリズムが、うまくいかなくなったと考えます。 また抜け毛は、漢方の五臓という考え方では、腎の臓に関連し、腎の臓には、精の気が蓄えられていると考えられています。 ピルが直接的な原因かは、わからないですが、ホルモン剤の影響でバランスが崩れ、性ホルモンとの関連が高い腎の精の気も乱れているのかもしれません。 虚している状態にホルモン剤で刺激を受け続け、御身体が疲れていることも関係しているのかもしれません。 漢方では、フィグさんの状態に対して、体力を補い、弱っている状態から元の体質に戻すように調節し、腎の気を補うようにします。 そうすることにより、フィグさん自身の持っている自然な月経リズムを取り戻せると思います。 漢方での治療も1つの方法ではないかと思いますのでご参考にされてみてください。
2010.9.16
専門医Q&A 漢方・鍼灸