CARE ROOMS ジネコ取材済
CARE ROOMS
静岡県富士市松富町52-1
<妊娠する為の治療・妊娠中のケア>
妊娠する為の治療
骨盤矯正
妊娠準備、母体づくり
妊娠中の骨盤矯正
安産灸
妊娠中のケアマッサージ
逆児治療
痔の治療(頭頂部のツボに鍼をします。)
陣痛促進の灸
■妊娠する為の治療の根本的な考え方
お身体の陰陽のバランスを整え、赤ちゃんが居心地の良いお腹をつくります。
これは妊娠してからも、母子の健康と成長に大きくかかわってきます。
■妊娠する為の治療のすすめ方
①治療内容を説明し、ご了解いただいてから問診を始めます。
②問診
お話を伺いながら、タイプ別の治療法を相談しながら決めていきます。
タイプA 自律神経の調整が必要なタイプ
タイプB 子宮への血流改善が必要なタイプ
タイプC 卵巣への血流改善が必要なタイプ
③検査
・自律神経測定
・血液ドロドロサラサラチェック
・骨盤の歪みチェック
④治療
タイプA 婦人科系の経穴(ツボ)に重点を置いて、マッサージと鍼をを施します。
タイプB 婦人科系の経穴(ツボ)に重点を置いて、マッサージと『子宮の鍼』を施します。
タイプC 婦人科系の経穴(ツボ)に重点を置いて、マッサージと『卵巣の鍼』を施します。
※どのタイプも、常に骨盤の歪みを無くす為の矯正と、可視総合光線療法を行ないます。
※酸素カプセルの説明
月経周期の初めにエントリーされる卵胞は、それぞれ新しく作られた血管から血液を通して栄養・酸素・ホルモンを受け取り成長します。
この時期に良い血液を十分に得られるかが、卵子の質に影響します。
また、受精卵は卵管を通過する時にも栄養・酸素・ホルモンを受け取り成長します。
酸素は子宮の働きやホルモンの分泌を正常にして、妊娠力を高めます。
※代謝を良くし身体を温める必要がある場合、ゲルマニウム温浴に入っていただきます。
※血液の浄化、血行促進の必要がある場合、真空浄血療法(吸角療法)を取り入れます。
※自由診療費として、医療費控除の対象となります。
※お子様連れの方は、治療室内のベッド横で遊ぶのを見ながらの施術となります。
※基本的に治療中は、他の方が居ない静かで何でも相談できる状態を保ちたいと考えておりますが、やむを得ず酸素カプセル等の機械に入る場合がございます。どうしても治療は一人で静かに受けたいという方は、ご予約の際に遠慮なくお申し付け下さい。
診療科
基本診療時間
休診日
水曜、第3日曜
住所・連絡先
静岡県富士市松富町52-1
TEL: 0120-41-8956
中村 陽 院長プロフィール
中村 陽 院長略歴
正直に申しますと、「不妊」という言葉が好きではありません。
もちろん医学用語なのですが、これから妊娠したいという方の希望を否定するようなネガティブな印象を受けるのでよろしくないのではと思います。
女性のお身体はとても繊細に出来ています。そしてそれは精神面においても同じです。
幸せな出産を迎えるには、幸せな気持ちで治療に向き合った方が効果は高まります。
こういった理由から、私は治療に来られる皆様を「不妊」でなく、「未妊」として考えております。
国家資格を取得してから14年、述べ4万2千人の方を治療させていただき様々な症状の方々を診ていく中で、女性のお身体の健康の重要性を強く感じています。
元々やんわりと包み込むような治療を心掛けている為に女性のご来院が多いのですが、その中で自然と婦人科系の治療が増えてきています。
これには私達夫婦の経験を活かすように、何故か導かれているような気がします。
私と妻は2007年に結婚し、流産と3度の出産(3度とも高齢出産)を経験しました。
その中で妻が様々な苦難を乗り越え、出産に臨むのを支えながら、生命の神秘を感じ、当たり前のような事が当たり前でない有り難さを感じました。
きっかけは妻が早く妊娠するように始めた治療ですが、その後赤ちゃんが欲しい方々のお話をたくさん聞かせていただき、その声には全力で応えていかねばならないと思うようになりました。
治療の基本的な考え方は東洋医学ですが、お一人お一人の体質やお身体の状態に合わせ、とにかく良い物は取り入れていきます。
そして赤ちゃんとお母さんが命がけで行なってくれる出産の後に、皆さんが最幸の笑顔になられるよう尽力して参る所存です。
現在赤ちゃんが欲しくてお悩みの方、この先欲しいとお考えの方、赤ちゃんがお腹の中で温かく気持ち良く居られるような体質づくりに是非お越しください。
■プロフィール
妊娠する為の治療他、全般担当
日本不妊カウンセリング学会会員
生体血液画像分析研究会会員
食生活管理士
日本受精着床学会会員
日本美容鍼灸協会会員
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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卵移植後の岩盤浴ヨガは避けた方がいいのでしょうか?
相談者 サツキとメイ さん(36歳) 不妊治療3年目にさしかかり、この度最初で最後の体外受精にチャレンジしました。これが最後の治療にするつもりなの で、もっと体にできることをしたいと思っています。本日無事卵を移植してもらいました。そこで近所にある岩盤浴ヨガに週 2回ほど通おうか悩んでいます。移植後の温泉や長風呂は良くないと聞きます。お尻や太ももがいつも冷たい冷え性なので、普通のヨガでは運動後にすごく冷えてしまうんです。移植後に岩盤浴ヨガで体を温めるのは良くないのでしょうか? 初めての岩盤浴なら体が慣れていないから胚移植後は刺激過多になる危険がある 不妊治療を始められて3年、ステップアップして最初で最後と決められた体外受精を、ぜひ妊娠・出産につなげたいですね。 「腎陽の気」を補うには体を温めることが肝要だだし時期に合わせて温め方を選ぶ 妊娠・出産するためには「腎気」が必要です。「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」と言われ、人の一生は「腎気」の盛衰で表されます。そして「腎気」が衰えた状態を「腎虚」と言います。サツキとメイさんはお尻と太ももが冷たい冷え性なので、その中の「腎陽虚」の状態が考えられます。「腎陽虚」は、「腎虚」の状態が進んで「温煎作用」の減退による寒症が現れたものです。内分泌機能の低下に基づく同化作用の減弱・循環不良・脳の興奮性低下などによる症候と考えられます。具体的には、先天的な虚弱・老化・慢性病・過労・ストレス・体を冷やす飲食物の摂り過ぎなどで発生する体全体の元気が足りなくなった状態をいいます。「腎陽の気」を補うには体を温めることが肝要です。ただし、温める方法は時期に合わせて選びます。 赤ちゃんにとって優しい自然の温かさを自力で行える力を鍼灸治療で引き出す 胚移植の前は岩盤浴などでしっかり体を温めます。胚移植後は、初めての岩盤浴なら体が慣れていないので、刺激過多になるのでおすすめしません。移植後は自身の力を高めて、自然に体が温まるようにするべきです。ヨガは骨盤内の血流量が増え子宮の働きが良くなります。腹圧をかけずゆったりとしたヨガを行いましょう。鍼灸治療では、「腎気」を補い、自律神経を整え、ホルモンのバランスを調整することで、本人が持っている温める力を引きだします。自然の温かさは赤ちゃんにとっても優しいのでおすすめです。日常生活では以下のようなことを心がけましょう。 ① 栄養バランスのとれた食事を摂る。 ② 冷たい飲食物を摂らない。寒い場所に長時間居ない。 ③ 気持ち良い気温の時に軽い散歩をする。 ④ 睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送る。 ⑤ ストレスや不安をやわらげるリラックスタイム。 ⑥ 風邪やインフルエンザなどに感染しない対策を。 以上のことを、穏やかな落ち着いた心持ちで行なっててみてください。 中村 陽先生 二松學舍大学卒。東海医療学園専門学校卒。日本不妊カウンセリング学会会員。日本受精着床学会会員。2000年CARE ROOMS開業。東洋医学に加え、酸素カプセル・ゲルマニウム温浴・光線療法・自律神経測定など、多角的に妊娠しやすい体作りを行なっています。 相談者 サツキとメイ さん(36歳) 不妊治療3年目にさしかかり、この度最初で最後の体外受精にチャレンジしました。これが最後の治療にするつもりなの で、もっと体にできることをしたいと思っています。本日無事卵を移植してもらいました。そこで近所にある岩盤浴ヨガに週 2回ほど通おうか悩んでいます。移植後の温泉や長風呂は良くないと聞きます。お尻や太ももがいつも冷たい冷え性なので、普通のヨガでは運動後にすごく冷えてしまうんです。移植後に岩盤浴ヨガで体を温めるのは良くないのでしょうか? 初めての岩盤浴なら体が慣れていないから胚移植後は刺激過多になる危険がある 不妊治療を始められて3年、ステップアップして最初で最後と決められた体外受精を、ぜひ妊娠・出産につなげたいですね。 「腎陽の気」を補うには体を温めることが肝要だだし時期に合わせて温め方を選ぶ 妊娠・出産するためには「腎気」が必要です。「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」と言われ、人の一生は「腎気」の盛衰で表されます。そして「腎気」が衰えた状態を「腎虚」と言います。サツキとメイさんはお尻と太ももが冷たい冷え性なので、その中の「腎陽虚」の状態が考えられます。「腎陽虚」は、「腎虚」の状態が進んで「温煎作用」の減退による寒症が現れたものです。内分泌機能の低下に基づく同化作用の減弱・循環不良・脳の興奮性低下などによる症候と考えられます。具体的には、先天的な虚弱・老化・慢性病・過労・ストレス・体を冷やす飲食物の摂り過ぎなどで発生する体全体の元気が足りなくなった状態をいいます。「腎陽の気」を補うには体を温めることが肝要です。ただし、温める方法は時期に合わせて選びます。 赤ちゃんにとって優しい自然の温かさを自力で行える力を鍼灸治療で引き出す 胚移植の前は岩盤浴などでしっかり体を温めます。胚移植後は、初めての岩盤浴なら体が慣れていないので、刺激過多になるのでおすすめしません。移植後は自身の力を高めて、自然に体が温まるようにするべきです。ヨガは骨盤内の血流量が増え子宮の働きが良くなります。腹圧をかけずゆったりとしたヨガを行いましょう。鍼灸治療では、「腎気」を補い、自律神経を整え、ホルモンのバランスを調整することで、本人が持っている温める力を引きだします。自然の温かさは赤ちゃんにとっても優しいのでおすすめです。日常生活では以下のようなことを心がけましょう。 ① 栄養バランスのとれた食事を摂る。 ② 冷たい飲食物を摂らない。寒い場所に長時間居ない。 ③ 気持ち良い気温の時に軽い散歩をする。 ④ 睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送る。 ⑤ ストレスや不安をやわらげるリラックスタイム。 ⑥ 風邪やインフルエンザなどに感染しない対策を。 以上のことを、穏やかな落ち着いた心持ちで行なっててみてください。 中村 陽先生 二松學舍大学卒。東海医療学園専門学校卒。日本不妊カウンセリング学会会員。日本受精着床学会会員。2000年CARE ROOMS開業。東洋医学に加え、酸素カプセル・ゲルマニウム温浴・光線療法・自律神経測定など、多角的に妊娠しやすい体作りを行なっています。
2015.5.1
コラム 不妊治療
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服薬で不妊治療中で月経痛や前後の眠気だるさがひどいけど自然に卵胞が育ち排卵するには?
相談者 花巻はなまる さん(35歳) 【不妊の原因:高齢・多嚢胞性卵巣症候群・月経不順・無月経】 ○朝、起きることができない ○冷え性である ○月経が乱れやすい ○月経前になると乳房や下腹部が張る ○気分によって食欲にムラがある ○抜け毛や白髪が多くなってきた ○爪がもろく割れやすい ○めまいや立ちくらみがよくある ○目がかすんだり疲れる ○顔や唇の色が黒ずんでいる ○顔にシミやクマが出やすい ○肩こりや頭痛が慢性的にある ○レバーのような経血の塊が出る ○のぼせやほてりがある、寝不足の日が多い ○とくにおなかや下半身が冷える ○体が重く、いつもだるい ○むくみやすい ○いつも眠い 鍼灸治療で体の力を高め体質改善すれば自然に卵胞が育ち排卵できるようになる 現在さまざまな不定愁訴を抱えていますが、体質改善をされることにより、それらが解消し、妊娠しやすい体になることができます。 肩こりや頭痛、冷え性、レバーのような経血の塊、顔や唇の色の黒ずみ、多嚢胞性卵巣症候群などの点から、「腎陰虚」による「瘀血症体質」だと考えられます。 「腎気」そのものが充実していることが大切であり「腎陽」と「腎陰」のバランスを整えることが必要 東洋医学では女性の卵巣機能を調節しているのは、「腎」だと考えます。「腎」の精気である「腎気」は、「腎陽」と「腎陰」の二つに分けられます。体を温めたり、機能させたりするエネルギーの大元である「腎陽」と、体を潤わせ、栄養を吸収する「腎陰」です。 「腎気」そのものの充実が大切ですが、二つのバランスを整えることが必要です。「腎陰」と比較して陽が不足している状態を「腎陽虚」といい、「腎陽」と比較して陰が不足している状態を「腎陰虚」といいます。「腎陰虚」は潤いや栄養が不足し、のぼせやすい、目が疲れやすい、目がかすむなどの症状が現れやすくなります。「瘀血症体質」は血流が悪くなり、冷えが強まった状態です。 体質改善をして、自然に卵胞が育ち排卵できるようにするには、体の力を高めることが肝要です。 白砂糖や炭水化物を摂り過ぎない、体を冷やす飲食物を摂らないなど食養生に気をつける 鍼灸治療では「腎」の「気」を補い、体内ホルモンのバランスを調節し、卵巣の働きを整えます。これは血液が、子宮や卵巣に充分に栄養や酸素を行き渡らせ、赤ちゃんがおなかのなかに入ったときに温かくて気持ちが良くなる状態をつくります。 具体的には、良い卵子を育て、子宮の内膜を厚くし、受精卵が着床しやすく、しっかりと育てていく環境を整えます。また、多嚢胞性卵巣症候群もこの治療でホルモンバランスが整って改善していき、さらに薬の効果があがりやすくなるので治療が前進します。 生活および食養生としては、以下のことに気をつけてください。体を冷やさない服装にする。お風呂ではしっかりと湯船につかり温まる。規則正しい生活のリズムを守る。睡眠時間を十分に確保する。疲労やストレスをためない。白砂糖を極力摂らない。炭水化物を摂り過ぎない。冷たいものや生ものなど体を冷やす飲食物を摂らない。食べ過ぎに注意し体重を管理する、などです。体質改善が進み、元気な赤ちゃんが授かりますように。 中村 陽先生 二松學舍大学卒。東海医療学園専門学校卒。日本不妊カウンセリング学会会員。日本受精着床学会会員。2000年CAREROOMS 開業。東洋医学に加え、酸素カプセル・ゲルマニウム温浴・韓国式よもぎ座浴・光線療法・自律神経測定など、多角的に妊娠しやすい体作りを行なっています。 相談者 花巻はなまる さん(35歳) 【不妊の原因:高齢・多嚢胞性卵巣症候群・月経不順・無月経】 ○朝、起きることができない ○冷え性である ○月経が乱れやすい ○月経前になると乳房や下腹部が張る ○気分によって食欲にムラがある ○抜け毛や白髪が多くなってきた ○爪がもろく割れやすい ○めまいや立ちくらみがよくある ○目がかすんだり疲れる ○顔や唇の色が黒ずんでいる ○顔にシミやクマが出やすい ○肩こりや頭痛が慢性的にある ○レバーのような経血の塊が出る ○のぼせやほてりがある、寝不足の日が多い ○とくにおなかや下半身が冷える ○体が重く、いつもだるい ○むくみやすい ○いつも眠い 鍼灸治療で体の力を高め体質改善すれば自然に卵胞が育ち排卵できるようになる 現在さまざまな不定愁訴を抱えていますが、体質改善をされることにより、それらが解消し、妊娠しやすい体になることができます。 肩こりや頭痛、冷え性、レバーのような経血の塊、顔や唇の色の黒ずみ、多嚢胞性卵巣症候群などの点から、「腎陰虚」による「瘀血症体質」だと考えられます。 「腎気」そのものが充実していることが大切であり「腎陽」と「腎陰」のバランスを整えることが必要 東洋医学では女性の卵巣機能を調節しているのは、「腎」だと考えます。「腎」の精気である「腎気」は、「腎陽」と「腎陰」の二つに分けられます。体を温めたり、機能させたりするエネルギーの大元である「腎陽」と、体を潤わせ、栄養を吸収する「腎陰」です。 「腎気」そのものの充実が大切ですが、二つのバランスを整えることが必要です。「腎陰」と比較して陽が不足している状態を「腎陽虚」といい、「腎陽」と比較して陰が不足している状態を「腎陰虚」といいます。「腎陰虚」は潤いや栄養が不足し、のぼせやすい、目が疲れやすい、目がかすむなどの症状が現れやすくなります。「瘀血症体質」は血流が悪くなり、冷えが強まった状態です。 体質改善をして、自然に卵胞が育ち排卵できるようにするには、体の力を高めることが肝要です。 白砂糖や炭水化物を摂り過ぎない、体を冷やす飲食物を摂らないなど食養生に気をつける 鍼灸治療では「腎」の「気」を補い、体内ホルモンのバランスを調節し、卵巣の働きを整えます。これは血液が、子宮や卵巣に充分に栄養や酸素を行き渡らせ、赤ちゃんがおなかのなかに入ったときに温かくて気持ちが良くなる状態をつくります。 具体的には、良い卵子を育て、子宮の内膜を厚くし、受精卵が着床しやすく、しっかりと育てていく環境を整えます。また、多嚢胞性卵巣症候群もこの治療でホルモンバランスが整って改善していき、さらに薬の効果があがりやすくなるので治療が前進します。 生活および食養生としては、以下のことに気をつけてください。体を冷やさない服装にする。お風呂ではしっかりと湯船につかり温まる。規則正しい生活のリズムを守る。睡眠時間を十分に確保する。疲労やストレスをためない。白砂糖を極力摂らない。炭水化物を摂り過ぎない。冷たいものや生ものなど体を冷やす飲食物を摂らない。食べ過ぎに注意し体重を管理する、などです。体質改善が進み、元気な赤ちゃんが授かりますように。 中村 陽先生 二松學舍大学卒。東海医療学園専門学校卒。日本不妊カウンセリング学会会員。日本受精着床学会会員。2000年CAREROOMS 開業。東洋医学に加え、酸素カプセル・ゲルマニウム温浴・韓国式よもぎ座浴・光線療法・自律神経測定など、多角的に妊娠しやすい体作りを行なっています。
2015.4.3
コラム 妊活
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卵移植後の岩盤浴ヨガは避けたほうがいい?
JINEKO事務局さん(14歳)アンケートにてお寄せ頂いたご相談について、ジネコが先生に聞いてきました。 【サツキとメイさん(36歳)】 不妊治療3年目にさしかかり、この度最初で最後の体外受精にチャレンジしました。これが最後の治療にするつもりなので、もっと体にできることをしたいと思っています。本日無事卵を移植してもらいました。そこで近所にある岩盤浴ヨガに週2 回ほど通おうか悩んでいます。移植後の温泉や長風呂は良くないと聞きます。お尻や太ももがいつも冷たい冷え性なので、普通のヨガでは運動後にすごく冷えてしまうんです。移植後に岩盤浴ヨガで体を温めるのは良くないのでしょうか? 中村 陽 先生 (CARE ROOMS) 院長:中村 陽 正直に申しますと、「不妊」という言葉が好きではありません。 もちろん医学用語なのですが、これから妊娠したいという方の希望を否定するようなネガティブな印象を受けるのでよろしくないのではと思います。 女性のお身体はとても繊細に出来ています。そしてそれは精神面においても同じです。 幸せな出産を迎えるには、幸せな気持ちで治療に向き合った方が効果は高まります。 こういった理由から、私は治療に来られる皆様を「不妊」でなく、「未妊」として考えております。 国家資格を取得してから14年、述べ4万2千人の方を治療させていただき様々な症状の方々を診ていく中で、女性のお身体の健康の重要性を強く感じています。 元々やんわりと包み込むような治療を心掛けている為に女性のご来院が多いのですが、その中で自然と婦人科系の治療が増えてきています。 これには私達夫婦の経験を活かすように、何故か導かれているような気がします。 私と妻は2007年に結婚し、流産と3度の出産(3度とも高齢出産)を経験しました。 その中で妻が様々な苦難を乗り越え、出産に臨むのを支えながら、生命の神秘を感じ、当たり前のような事が当たり前でない有り難さを感じました。 きっかけは妻が早く妊娠するように始めた治療ですが、その後赤ちゃんが欲しい方々のお話をたくさん聞かせていただき、その声には全力で応えていかねばならないと思うようになりました。 治療の基本的な考え方は東洋医学ですが、お一人お一人の体質やお身体の状態に合わせ、とにかく良い物は取り入れていきます。 そして赤ちゃんとお母さんが命がけで行なってくれる出産の後に、皆さんが最幸の笑顔になられるよう尽力して参る所存です。 現在赤ちゃんが欲しくてお悩みの方、この先欲しいとお考えの方、赤ちゃんがお腹の中で温かく気持ち良く居られるような体質づくりに是非お越しください。 ■プロフィール 妊娠する為の治療他、全般担当 日本不妊カウンセリング学会会員 生体血液画像分析研究会会員 食生活管理士 日本受精着床学会会員 日本美容鍼灸協会会員 ≫ CARE ROOMS不妊治療を始められて3年、ステップアップして最初で最後と決められた体外受精を、ぜひ妊娠・出産につなげたいですね。 妊娠・出産するためには「腎気」が必要です。「腎は精を蔵し、生長・発育・生殖をつかさどる」と言われ、人の一生は「腎気」の盛衰で表されます。 そして「腎気」が衰えた状態を「腎虚」と言います。 サツキとメイさんはお尻と太ももが冷たい冷え性なので、その中の「腎陽虚」の状態が考えられます。 「腎陽虚」は、「腎虚」の状態が進んで「温煎作用」の減退による寒症が現れたものです。 内分泌機能の低下に基づく同化作用の減弱・循環不良・脳の興奮性低下などによる症候と考えられます。 具体的には、先天的な虚弱・老化・慢性病・過労・ストレス・体を冷やす飲食物の摂り過ぎなどで発生する体全体の元気が足りなくなった状態をいいます。 「腎陽の気」を補うには体を温めることが肝要です。 ただし、温める方法は時期に合わせて選びます。 胚移植の前は岩盤浴などでしっかり体を温めます。 胚移植後は、初めての岩盤浴なら体が慣れていないので、刺激過多になるのでおすすめしません。 移植後は自身の力を高めて、自然に体が温まるようにするべきです。 ヨガは骨盤内の血流量が増え子宮の働きが良くなります。 腹圧をかけずゆったりとしたヨガを行いましょう。 鍼灸治療では、「腎気」を補い、自律神経を整え、ホルモンのバランスを調整することで、本人が持っている温める力を引きだします。 自然の温かさは赤ちゃんにとっても優しいのでおすすめです。 日常生活では以下のようなことを心がけましょう。 ① 栄養バランスのとれた食事を摂る。 ② 冷たい飲食物を摂らない。寒い場所に長時間居ない。 ③ 気持ち良い気温の時に軽い散歩をする。 ④ 睡眠をしっかりとり、規則正しい生活を送る。 ⑤ ストレスや不安をやわらげるリラックスタイム。 ⑥ 風邪やインフルエンザなどに感染しない対策を。 以上のことを、穏やかな落ち着いた心持ちで行なっててみてください。
2014.3.18
専門医Q&A 漢方・鍼灸