産科婦人科種村ウィメンズクリニック ジネコ取材済
愛知県名古屋市天白区野並1丁目265
婦人科 / 不妊治療
産科婦人科種村ウィメンズクリニック
愛知県名古屋市天白区野並1丁目265
診療科
婦人科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00~12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | ||
14:00~16:00 | △ | △ | ||||||
17:00~19:00 | ○ | ○ | ○ | ○ |
火曜と木曜のPM2:00~4:00、土曜の午前は予約診療のみおこなっております。
休診日
水曜と土曜の夕診、日曜と祝日
住所・連絡先
愛知県名古屋市天白区野並1丁目265
TEL: 052-799-6121
診療科
遺伝カウンセリング 胎児ドック
診療および理念
1.育成医療への取り組み。 女性のライフサイクルには、胎児から出生、小児期、思春期、成熟期、妊娠・出産期、更年期、老年期とありますが、 産科婦人科種村ウィメンズクリニックではすべてのライフステージにおいて女性の心と身体の健康をサポートします。
2.オーダーメイド医療の提案。 最新の医療情報の収集に努め、患者さんお一人お一人に合わせた暖かい診療計画を提案、実施します。
3.専門的な診断と治療技術の提供、そして予防の提案と永い将来までの支援。 診断、治療、予防、支援のすべてにおいて、産科婦人科種村ウィメンズクリニックでしか提供できない高度な専門的医療を提供します。
4.高度情報化と迅速な診療連携。 高度情報化を進め、様々な分野、施設との迅速な病診連携につとめ、安全で開かれた医療を提供します。
5.安心できる地域医療を目指して。 医師として自立するまで育てて頂いた方々に感謝し、地域の皆様の心と身体の健康を守るクリニックとして、安心できる医療を還元してゆきます。
種村 光代 院長プロフィール
愛知県名古屋市出身、生まれも育ちも名古屋です。
瑞穂小学校入学、5年生で転校して弥富小学校を卒業し、萩山中学校、愛知県立千種高等学校を経て、名古屋市立大学医学部を卒業し産婦人科医となりました。
産婦人科全般の研鑽を積んでまいりましたが、とくに名古屋市立大学病院在籍中は、胎児の医療、周産期医療、ウィルス感染症、臨床遺伝、カウンセリング、漢方診療などを専門としてきました。
開業した現在も、名古屋市立大学医学部と愛知学院大学歯学部の非常勤講師を続けています。
趣味は開業と同時に始めた社交ダンスです。
また、子供の頃から音楽(聴くのも弾くのも)、絵画(見るのも描くのも)は好きでしたが、スキーやセーリングなどのアウトドアスポーツも大好きです。
開業直後に乳がんを発症し、クリニックの診療を続けながら手術、抗がん剤、放射線治療を経験しました。がん患者としての体験は医師としての貴重な財産となっています。
種村 光代 院長略歴
平成 7年 3月24日 名古屋市立大学大学院医学研究科卒業、医学博士号を修得。
平成 9年11月 1日 名古屋市立大学産科婦人科、助手となる。
平成14年 4月 1日 同、産科婦人科の講師となる。
平成16年 4月 1日 同、臨床遺伝医療部の副部長(兼任)となる。
平成19年 3月31日 退職。
平成20年 3月 3日 名古屋市天白区野並にて、産科婦人科種村ウィメンズクリニックを開業。
産科
分娩を除く産科全般
・妊婦健診(予約制) ・胎児ドック ・母体血清マーカー検査(クアトロテスト・トリプルマーカー)
・胎児治療相談 ・胎児病カウンセリング ・妊娠中のお薬相談 ・妊娠中の感染症相談 ・周産期内科
・妊娠・産褥期のメンタルケア ・人工妊娠中絶 など
※分娩につきましては、信頼出来る施設をご紹介申し上げます。
婦人科
婦人科疾患全般
・小児婦人科 ・思春期外来 ・月経困難症 ・月経前緊張症 ・更年期外来/ホルモン補充療法
・漢方薬 ・プラセンタ注射 ・ブライダルチェック ・性感染症検査 ・避妊相談/緊急避妊
・生理の移動 ・不妊相談 ・習慣流産 ・子宮下垂 ・排尿トラブル ・女性の生活習慣病
・婦人科腫瘍 ・婦人科検診 ・予防接種 ・セカンドオピニオン ・遺伝カウンセリング
・毛髪相談 など
更年期のお悩み
冷えやイライラ、のぼせなど更年期障害でお悩みの方のご相談、治療を致します。
ホルモン補充療法、プラセンタ注射、漢方薬、自律神経のバランスを整える薬、サプリメントなどを使い体調を整える治療を行います。
プラセンタ
プラセンタ注射の治療を行っております。
肝機能障害、更年期障害、乳汁分泌不全では健康保険適応になることがあります。 当院では、内服のサプリメントと注射剤をご用意しています。 自費となりますが内服のサプリメントも好評です。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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周産期感染症の専門医が教える、 妊婦と感染症の予防
妊娠中の感染症は胎児に影響がないか特に心配になります。どんな病気があるのでしょうか?今回は一番注意したい風しんについて、種村ウィメンズクリニック院長 種村光代先生にお話を伺いました。
2018.7.10
インタビュー 妊娠・出産
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妊娠前に知っておきたい 出生前診断でわかること
妊娠前に知っておきたい出生前診断でわかること 2017/9/6 種村 光代 先生(種村ウィメンズクリニック) 出生前診断を受ける前に知っておきたいこと 妊娠中の不安を解消し、生まれてくる赤ちゃんの健康を確認するために大きな役割を果たす「出生前診断」。 妊娠の初~中期に胎児の染色体異常や遺伝性疾患、先天性の異常などを調べる出生前診断ですが、いきなり胎児の疾患の確定診断を受けるのは一般的ではありません。そもそも、すべての病気を診断できるわけではありませんし、検査を受ければかならず健康な赤ちゃんが産めるわけでもありません。 まずは主治医に相談し、遺伝カウンセリングやスクリーニング検査を受け、その後、確定診断へと進むのが通常の流れ。 では、最初のスクリーニングではどんなことがわかるのか、確定診断にせまる出生前診断とは一体どんなものなのか、順を追って知っていきましょう。 超音波や母体の採血で調べるスクリーニング検査 スクリーニングの代表的な検査には、胎児の超音波検査や母体血清マーカー検査があります。 超音波スクリーニングは胎児ドックとも呼ばれ、超音波で確認できる、染色体異常を持つ胎児が示しやすい特徴、サイン(ソフトマーカーと呼びます)を捉えて、染色体の異常の確率を推定していく方法です。 妊娠11~13週の初期胎児ドックと、赤ちゃんの臓器のでき始めや目立つ外表奇形をチェックする18~20週頃の中期の胎児ドックがあります。初期では胎児の染色体異常を中心にスクリーニングしますが、中期では、赤ちゃんの推定体重や羊水量、胎盤や臍帯(さいたい)なども観察します。 母体血清マーカー検査は妊娠15週になってから受けることができ、妊婦さんの血清中の成分値を調べることで、赤ちゃんの染色体異常の確率を推定する検査。日本ではクアトロテストとトリプルマーカーの2つが主流です。 クアトロテストは21番染色体トリソミーのダウン症と18番トリソミー、トリプルマーカー検査では21番染色体トリソミーのダウン症の確率を調べます。また、これらの検査で無脳症や二分脊椎などの開放性神経管欠損といわれる疾患も推定されます。 このほか、妊婦健診で受けるトキソプラズマやサイトメガロウイルスなどの母児感染の抗体検査も、スクリーニングのひとつといえます。 また、まだ一般的ではありませんが、クアトロテストやトリプルマーカーとは別の、2種類の母体の血液成分と、初期胎児ドックの所見を組み合わせたオスカー検査というものもあります。 35歳以上の妊婦なら新型出生前検査も スクリーニングの検査はあくまでも病気の確率を推定するもので、当然、その検査結果は絶対ではありません。しかし、なかには非常に信頼度が高いといわれるものもあります。 それが、妊娠10~18週くらいに受けることができる、新型出生前検査(無侵襲的出生前遺伝学的検査:NIPT検査)です。 母体血漿中の胎児由来のDNAを利用して胎児の遺伝学的検査を行うもので、高齢の妊婦さんの赤ちゃんに多いとされる、21、18、13番の染色体異常を検査するもので、陰性的中率、つまり陰性を保証する精度が非常に高いといわれています。 これにより、新型出生前検査で21、18、13番の染色体異常はないだろうという結果が出れば、その3つに限ってはかなり安心と言えます。 ただ、逆に陽性であった場合には偽陽性は皆無ではないため、確定のためには羊水検査を受ける必要があります。なお、日本では現在この検査は臨床研究として実施されており、高齢妊娠などのリスクの高い妊婦さんのみを対象として、検査可能な施設も限定されています。 出生前診断のメインとなるのは羊水検査 スクリーニングでの結果を受けて、次に考えるのが、確定診断となるいわゆる出生前診断です。 出生前診断の中心となるのは羊水検査ですが、妊娠の早い時期に行われる絨毛検査、週数が進めば胎児のへその緒から採血をする臍帯血検査という方法もあります。 羊水検査とは、お腹から子宮内に細くて長い特殊な針を刺して羊水を採取し、羊水中の赤ちゃん由来の物質や細胞によって染色体や遺伝子異常、ウイルス感染の有無を調べる検査。羊水量が増える15週以降で可能となる検査ですが、結果が得られるまでに通常2〜3週間かかります。 絨毛検査は、超音波で胎盤のもととなる絨毛膜有毛部という部位の位置を確認しながら、膣から鉗子やカテーテルを挿入、もしくはお腹から専用の針を刺して絨毛を採取して、異常の有無を調べます。だいたい11~14週くらいに受ける検査です。 どちらも胎児の遺伝情報そのものを解析するため確定診断となりますが、全ての染色体や遺伝子の異常が見つかるわけではありません。なお、現在、日本国内では絨毛検査を受けることのできる施設は限られます。 出生前診断にはリスクがあることも知ろう 出生前診断は、母体に針などを刺して直接サンプルを採るため、検査精度は高いですが、同時に0.3%程度と低頻度ではありますが、流産や破水、子宮内感染が起きるリスクもあります。また、どこまで出生前診断を徹底しても、実際の出産後には私たちに予想の付かない疾患が見つかることがあるのも事実です。 出生前診断を受ける場合、そういったリスクやサポート情報をしっかり伝えてくれるクリニックを選択することはとても重要です。 また、検査結果によっては大きな選択を迫られることもあり得ます。スクリーニングも出生前診断も事前にしっかりとカウンセリングを受けて、パートナーと十分に話し合い、納得した上で検査を受けることをおすすめします。 検査結果が陽性・・・! 治療はできる? 染色体異常や遺伝性疾患は、必ずしも治療ができるわけではありません。 しかし、早期に発見することで、分娩施設を考え直したり、出生後のサポートや療育プログラムを早めに考えることができ、赤ちゃんの予後がよくなることが期待できます。 また、ウイルスなどの母子感染については疾患の種類によって、胎児の治療という選択肢がないわけではありません。 私たち医師も診断をするだけではなく、できるだけ治療やサポートができる方向での情報提供をすることが大切だと思っています。 お話を伺った先生のご紹介 種村 光代 先生(種村ウィメンズクリニック院長) 名古屋市立大学医学部医学科・名古屋市立大学大学院医学研究科卒業、医学博士号修得。名古屋市立大学産科婦人科講師、同臨床遺伝医療部副部長を経て、2008年に開業。胎児スクリーニング、羊水検査、胎児治療、遺伝カウンセリングの症例経験は、全国的にもトップレベルを誇る。 ≫ 種村ウィメンズクリニック 妊娠前に知っておきたい出生前診断でわかること 2017/9/6 種村 光代 先生(種村ウィメンズクリニック) 出生前診断を受ける前に知っておきたいこと 妊娠中の不安を解消し、生まれてくる赤ちゃんの健康を確認するために大きな役割を果たす「出生前診断」。 妊娠の初~中期に胎児の染色体異常や遺伝性疾患、先天性の異常などを調べる出生前診断ですが、いきなり胎児の疾患の確定診断を受けるのは一般的ではありません。そもそも、すべての病気を診断できるわけではありませんし、検査を受ければかならず健康な赤ちゃんが産めるわけでもありません。 まずは主治医に相談し、遺伝カウンセリングやスクリーニング検査を受け、その後、確定診断へと進むのが通常の流れ。 では、最初のスクリーニングではどんなことがわかるのか、確定診断にせまる出生前診断とは一体どんなものなのか、順を追って知っていきましょう。 超音波や母体の採血で調べるスクリーニング検査 スクリーニングの代表的な検査には、胎児の超音波検査や母体血清マーカー検査があります。 超音波スクリーニングは胎児ドックとも呼ばれ、超音波で確認できる、染色体異常を持つ胎児が示しやすい特徴、サイン(ソフトマーカーと呼びます)を捉えて、染色体の異常の確率を推定していく方法です。 妊娠11~13週の初期胎児ドックと、赤ちゃんの臓器のでき始めや目立つ外表奇形をチェックする18~20週頃の中期の胎児ドックがあります。初期では胎児の染色体異常を中心にスクリーニングしますが、中期では、赤ちゃんの推定体重や羊水量、胎盤や臍帯(さいたい)なども観察します。 母体血清マーカー検査は妊娠15週になってから受けることができ、妊婦さんの血清中の成分値を調べることで、赤ちゃんの染色体異常の確率を推定する検査。日本ではクアトロテストとトリプルマーカーの2つが主流です。 クアトロテストは21番染色体トリソミーのダウン症と18番トリソミー、トリプルマーカー検査では21番染色体トリソミーのダウン症の確率を調べます。また、これらの検査で無脳症や二分脊椎などの開放性神経管欠損といわれる疾患も推定されます。 このほか、妊婦健診で受けるトキソプラズマやサイトメガロウイルスなどの母児感染の抗体検査も、スクリーニングのひとつといえます。 また、まだ一般的ではありませんが、クアトロテストやトリプルマーカーとは別の、2種類の母体の血液成分と、初期胎児ドックの所見を組み合わせたオスカー検査というものもあります。 35歳以上の妊婦なら新型出生前検査も スクリーニングの検査はあくまでも病気の確率を推定するもので、当然、その検査結果は絶対ではありません。しかし、なかには非常に信頼度が高いといわれるものもあります。 それが、妊娠10~18週くらいに受けることができる、新型出生前検査(無侵襲的出生前遺伝学的検査:NIPT検査)です。 母体血漿中の胎児由来のDNAを利用して胎児の遺伝学的検査を行うもので、高齢の妊婦さんの赤ちゃんに多いとされる、21、18、13番の染色体異常を検査するもので、陰性的中率、つまり陰性を保証する精度が非常に高いといわれています。 これにより、新型出生前検査で21、18、13番の染色体異常はないだろうという結果が出れば、その3つに限ってはかなり安心と言えます。 ただ、逆に陽性であった場合には偽陽性は皆無ではないため、確定のためには羊水検査を受ける必要があります。なお、日本では現在この検査は臨床研究として実施されており、高齢妊娠などのリスクの高い妊婦さんのみを対象として、検査可能な施設も限定されています。 出生前診断のメインとなるのは羊水検査 スクリーニングでの結果を受けて、次に考えるのが、確定診断となるいわゆる出生前診断です。 出生前診断の中心となるのは羊水検査ですが、妊娠の早い時期に行われる絨毛検査、週数が進めば胎児のへその緒から採血をする臍帯血検査という方法もあります。 羊水検査とは、お腹から子宮内に細くて長い特殊な針を刺して羊水を採取し、羊水中の赤ちゃん由来の物質や細胞によって染色体や遺伝子異常、ウイルス感染の有無を調べる検査。羊水量が増える15週以降で可能となる検査ですが、結果が得られるまでに通常2〜3週間かかります。 絨毛検査は、超音波で胎盤のもととなる絨毛膜有毛部という部位の位置を確認しながら、膣から鉗子やカテーテルを挿入、もしくはお腹から専用の針を刺して絨毛を採取して、異常の有無を調べます。だいたい11~14週くらいに受ける検査です。 どちらも胎児の遺伝情報そのものを解析するため確定診断となりますが、全ての染色体や遺伝子の異常が見つかるわけではありません。なお、現在、日本国内では絨毛検査を受けることのできる施設は限られます。 出生前診断にはリスクがあることも知ろう 出生前診断は、母体に針などを刺して直接サンプルを採るため、検査精度は高いですが、同時に0.3%程度と低頻度ではありますが、流産や破水、子宮内感染が起きるリスクもあります。また、どこまで出生前診断を徹底しても、実際の出産後には私たちに予想の付かない疾患が見つかることがあるのも事実です。 出生前診断を受ける場合、そういったリスクやサポート情報をしっかり伝えてくれるクリニックを選択することはとても重要です。 また、検査結果によっては大きな選択を迫られることもあり得ます。スクリーニングも出生前診断も事前にしっかりとカウンセリングを受けて、パートナーと十分に話し合い、納得した上で検査を受けることをおすすめします。 検査結果が陽性・・・! 治療はできる? 染色体異常や遺伝性疾患は、必ずしも治療ができるわけではありません。 しかし、早期に発見することで、分娩施設を考え直したり、出生後のサポートや療育プログラムを早めに考えることができ、赤ちゃんの予後がよくなることが期待できます。 また、ウイルスなどの母子感染については疾患の種類によって、胎児の治療という選択肢がないわけではありません。 私たち医師も診断をするだけではなく、できるだけ治療やサポートができる方向での情報提供をすることが大切だと思っています。 お話を伺った先生のご紹介 種村 光代 先生(種村ウィメンズクリニック院長) 名古屋市立大学医学部医学科・名古屋市立大学大学院医学研究科卒業、医学博士号修得。名古屋市立大学産科婦人科講師、同臨床遺伝医療部副部長を経て、2008年に開業。胎児スクリーニング、羊水検査、胎児治療、遺伝カウンセリングの症例経験は、全国的にもトップレベルを誇る。 ≫ 種村ウィメンズクリニック
2017.9.6
インタビュー 妊娠・出産