草津レディースクリニック ジネコ取材済
滋賀県草津市渋川1-2クリニックモール草津2F
婦人科 / 不妊治療
草津レディースクリニック
滋賀県草津市渋川1-2クリニックモール草津2F
私たちは高度な専門知識のもとで、皆様に十分な説明や心のケアを行えるクリニックを目指しています。
治療は皆様との信頼関係の中で成り立つものです。
当クリニックでは、皆様とのコミュニケーションを通じ、信頼関係を築いていくことを大切にしています。
10時前可19時以降可土曜も診療女性医師が診察漢方・鍼灸ジネコ推奨サプリ取り扱い働きながら通いやすいインターネット予約完全予約制キッズルーム有すべて見る
診療科
婦人科
不妊治療
基本診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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8:00〜8:45 早朝診察 | ○ | ○ | ○ | |||||
10:00〜12:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
16:30〜19:30 | ○ | ○ |
男性不妊:第1・第3水曜日18:30〜19:30 予約診察・小手術・処置・不妊相談等は診療時間が異なります。 詳細はHPまで
休診日
日曜、祝日
住所・連絡先
滋賀県草津市渋川1-2クリニックモール草津2F
TEL: 077-566-7575
一般不妊治療
治療の進め方としては、まず現在の状態を把握するために検査を行います。検査には2ヶ月ほどかかりますので、並行してタイミング療法や人工授精を行います。
年齢、治療歴、妊娠しにくい原因、希望などを総合して考え、現在の状態を説明のうえ、治療を進めていきます。
当クリニックの基本姿勢として、患者様の状態と希望に合わせた、オーダーメイドの治療を目指しています。
漢方外来
「未病」という言葉をご存知ですか?
漢方の概念で、病気というほどではないけれど健康ともいえない状態のことです。例えば、手足の冷え、疲れやすい、よく眠れない、胃腸の調子が悪い・・などの自覚症状があるのに、健康診断や検査では異常がない状態を「未病」と言います。
漢方外来では「未病」を改善し、その人自身が持っている治癒力を高め、妊娠しやすい体質を整えることを目指しています。
冷えなどの何らかの不調を感じる方、より健やかな生活を送りたい方、お気軽にご相談ください。
体外受精(IVF)
体外受精(IVF)とは、排卵前の卵子を体外へ取り出し、培養容器内で精子と受精させ、分割した受精卵を子宮の中へ移植する方法です。当クリニックでは、採卵から受精卵の培養、観察を、卵に負担がかからないように配慮した環境で行っています。
体外受精では卵管で行われている過程を体外で行うため、不妊原因が卵管因子である場合は、最初から体外受精が選択されます。その他に以下のような場合が対象となります。
・一般不妊治療で妊娠しない場合
・精子が少ない乏精子症または精子の動きが弱い精子無力症の場合
・高齢の場合
・抗精子抗体陽性の場合
・AMHの値が低い場合 など
また、最良の受精卵を得るために、排卵誘発についても、現在までの治療の結果をふまえながらご相談のうえ、希望に沿った最善の方法をご提案していきます。
顕微授精(ICSI)
顕微授精(ICSI)とは、卵細胞質内精子注入法といい、顕微鏡下で成熟した卵子の細胞質内に精子を1匹、細かいガラス管を使って直接注入する方法です。
不妊治療の最終段階のステップに位置しており、以下のような場合が対象となります。
・体外受精では受精しなかった受精障害の場合
・精子の数が少ない乏精子症や精子の動きが弱い精子無力症の場合 など
当院では、ご夫婦の希望・過去の治療経過・当日の精液所見などをもとに、ご夫婦と培養士が一緒に受精方法を検討し、ご夫婦にとって最良の方法を提案します。
男性不妊外来
WHO(世界保健機構)の不妊症原因調査では、男性のみ24%、女性のみ41%、男女とも24%、原因不明11%と報告されています。つまり、男性側にも、約半分原因がある事になります。
では、日本で男性不妊に悩む人はどれくらいいるのでしょうか?
これを推測したところ、52万人と考えられます。これは実に、同年代の糖尿病の患者数よりも多いのです。 いまや男性不妊は、決して珍しいことではなく、また恥ずかしいことでもありません。もしも男性側に不妊原因があっても、ED(勃起不全)や射精障害を除き、まず自覚症状はなく、精液検査をして、初めてわかることがほとんどです。
女性の場合は痛みを伴う検査もありますが、男性の場合は、全く痛みは伴いません。まずは精液検査をしてみましょう。男性が検査を先送りにすると、その間に女性の年齢が高くなり、さらに妊娠しにくくなってしまう可能性があります。不妊治療は、ご夫婦ふたりで行う治療なのです。
また、性のいろいろな悩みを抱えている方もいらっしゃるかと思います。男性不妊外来は男性の味方ですので、ぜひお気軽にご相談下さい。
森 敏恵 院長プロフィール
当院は不妊治療専門のクリニックです。
『専門』と聞くと、なんだか小難しく敷居が高いように感じる方もいるかもしれません。
でも、この『専門』は、妊娠に関して幅広い治療を提供しています! という意味なので、どんな方でも、妊娠を希望している方なら是非いらしてください。
「どこに行ったらいいんだろう?」 と迷った時、不安に思った時、一番最初に気軽に行けるクリニックを目指しています。
また、体外受精といった高度な治療も行っております。神戸のクリニックで、より自然に近い状態で妊娠する為の治療を学んできました。
「体外受精を勧められたけど、あまり体に負担のかかることは避けたいな。」と思っている方には薬を出来るだけ少なくした体外受精も行っています。初めての体外受精で不安に思っている方も是非いらしてください。
森 敏恵 院長略歴
・日本生殖医学会会員
・日本受精着床学会員
・日本卵子学会会員
・アメリカ生殖医学会会員
・日本性感染症学会認定医
治療のコンセプト
最新の学会や論文情報に基づく不妊治療技術が提供できる最新・最良の施設を目指しています。一人ひとりの希望や不妊の原因、年齢などを考慮しながら、今、どの治療が必要であるのか明確に伝え、その治療について十分に理解していただき、共に治療に臨むことを目指しています。
心のコンセプト
カウンセリングを通して皆様の心のコンディションについても理解を深めながら、皆様が抱えている不安や疑問について、一人ひとりの立場に立ちながら、一緒に悩みを考えていきたいと思っています。
このクリニックに関連する監修記事、取材内容、ユーザー様からの質問と回答など、ジネコが企画した様々なコンテンツの一覧です。
記事一覧
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体外受精で化学流産ばかり。どんな治療方法がありますか?
体外受精で化学流産ばかり。どんな治療方法がありますか?
2018.8.27
コラム 不妊治療
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妊娠力を上げるカギになる?注目の栄養素ビタミンD
身近な“卵”で手軽に摂取!妊娠力を上げるカギになる?注目の栄養素ビタミンD いま注目の栄養成分「ビタミンD」。近年の研究で、妊娠力を高める働きがあることがわかってきました。草津レディースクリニックの森敏恵先生に詳しく話をお聞きしました。 栄養バランスのとれた食事で妊娠力を高めましょう 妊娠・出産を望まれる方にとって何より大切なのは、健康な体づくりです。なかでも食事は妊娠力を高めるための基本。ダイエットによる食事制限、外食やファストフード、インスタント食品の摂取など、不規則な食生活で栄養バランスが偏っていませんか?食事の量があり、カロリーは充分とれていても、必要な栄養素が不足していることがあります。必要な栄養素が不足すると、貧血や冷え性をまねいて妊娠力の低下、胎児の成長、出生児の成人後の成長にも影響を及ぼすといわれています。また、食事には気をつけているから大丈夫という方も、その方向性が間違っていることもありますので、時々見直しが必要です。妊娠力を高めるおもな栄養素には、皮膚・血管・筋肉など体の土台や、質の良い卵子をつくる「たんぱく質(肉・魚・卵)」、血液中のヘモグロビンをつくる「鉄(レバー・あさり)」、抗酸化作用があり、卵子の若返りや、血流・ホルモンの働きをうながす「ビタミンE(カボチャ・アボカド・ナッツ類)」、男性ホルモンを合成し、精子数や運動性を高める「亜鉛(カキ・ホタテ)」、赤ちゃんの健全な発育を助ける「葉酸(ほうれん草・レバー)」、子宮内膜をととのえる「ビタミンA(うなぎ・ほうれん草)」、精神を安定させる「カルシウム(牛乳・チーズ・小魚)」などがあります。何かを重点的に摂取するのではなく、それぞれの栄養素をバランスよく摂ることがポイントです。1日3食の規則正しい食生活を基本に、少量多品種の食事を心がけましょう。 妊娠力を高める栄養素いま話題のビタミンDとは? 最近注目されている栄養素のひとつに、ビタミンDがあります。日光を浴びることで皮膚のコレステロールから生成されるビタミンDは、血液中のカルシウム濃度を上げる働きがあり、健康な骨の形成にかかわっていることが知られています。ビタミンDが不足すると、骨の病気である骨軟化症、骨粗しょう症が増えます。一方、ビタミンDを補うことで、がんの予防、感染症の予防、2型糖尿病の予防の可能性、さらに、子宮・卵巣・精巣・精子にもよい働きをすることがわかってきました。妊娠中にビタミンDが不足すると、母体や胎児へのリスク、出産のリスクが高くなります。また、卵胞発育障害、着床障害、免疫性の不育症といった不妊要因にもビタミンDが深く影響しているという報告もあります。ビタミンDについては、1日15分の日光浴で必要量を生成できるといわれますが、女性にはむずかしい課題かもしれません。むしろ日焼け対策として、日焼け止めや日傘で、あえて日光を避けている人のほうが多いのではないでしょうか。日光を避ける生活がビタミンDの生成を抑え、ビタミンD不足につながっている皮肉な現状があります。とはいえ、日焼けはできるだけ避けたいというのが女性の本音でしょう。そこで、不足するビタミンDを身近にある食品から摂取する方法もあります。ビタミンDを含む食品には、鮭・カツオ・しらす干し・鶏卵・きくらげなどがあり、これらの食品を積極的にとることもひとつ。ただし、ビタミンDは油と一緒に調理することで吸収を高める脂溶性の栄養素。水溶性のように体内の余分な栄養素を尿として排出できないため、過剰摂取には注意が必要です。ビタミンDについて気になる方には、まずは血液検査をおすすめします。検査の結果、ビタミンDが不足しているようであれば、ビタミンDを含む食品やサプリの摂取をはじめ、ほかの栄養素とのバランスを考えた食事を心がけ、妊娠力を高めていきましょう。 ビタミンDをしっかり摂って妊娠力を高めよう ビタミンDは妊娠力を高めるために、どんな働きをしているのでしょうか。AMH、PCOS、着床率との関係など、近年のさまざまな研究報告に基づき、森先生にご説明いただきました。 ビタミンDでPCOSを改善 ビタミンDはインスリン抵抗性との関連があり、ビタミンD不足は、遺伝的な要因をはじめ、食生活や生活習慣が起因しやすい、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)でも検討されています。ビタミンDとカルシウムの投与で、インスリンの抵抗性、男性ホルモン値、月経周期の乱れ、排卵の改善が見られたという報告もたくさんあります。 血液中のビタミンDと着床率ビタミンD濃度と 海外の研究では、血液中と卵胞液中のビタミンDは互いに影響しており、ビタミンD濃度が高いと妊娠率が上がるという報告があります。詳細なデータによると、卵胞液中のビタミンDが1ng/mg上がると、妊娠率が6%上昇したとのこと。一方、習慣性流産の方のビタミンD濃度は低いとの報告もあります。ビタミンD濃度が低下すると抗リン脂質抗体、NK活性、抗核抗体、抗DNA抗体の数値が上昇するそうです。あくまで海外の文献ですので、日本人の研究ではどのような結果が出るのか、今後もビタミンDと妊娠率について注目していきます。 ビタミンD濃度とAMHの関係 40歳以上の女性では、ビタミンDの濃度が低いと、AMHの値も低くなることがわかりました。ビタミンDは日光と関係しているため、夏は血液中のビタミンD濃度が高く、冬は低くなるという特徴があります。AMHもビタミンDと同様の季節性変化を示しており、AMHの値が低くなる冬にビタミンDを食事で摂取すると、この変動がなくなったという報告があります。また別の実験でも、ビタミンDによりAMH値が増加することが示されています。ビタミンD不足の女性にとって、ビタミンDの補充は、妊娠力を高める有効な方法かもしれません。AMHとは?AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、発育途中の卵胞から分泌される女性ホルモンの一種で、卵巣機能の予備能(卵巣に残っている卵子の数)を知るための指標とされています。 妊活の強い味方D-upプロジェクト・サイトOPEN !! これまであまり知られてこなかったビタミンDの優れた力についてさまざまな切り口で紹介するサイトがオープンしました。妊娠力とビタミンDの関係についても詳しく解説しています。ビタミンDの上手な摂取の仕方もここでチェックして!≫ http://d-up.life/ 草津レディースクリニック 森 敏恵先生日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会会員、日本受精着床学会会員、日本卵子学会会員。滋賀県内の産婦人科などを経て、草津レディースクリニック院長に就任。「お産は感動の連続。自身も妊娠・出産で感じた喜びを、より多くの方に経験してほしい」と、現在は産婦人科医から不妊治療専門医として活躍中。 出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.31 2016 Autumn≫ マガジンの記事がすべてご覧いただけます! 【人気コラム】ユーザーストーリー~あなたに伝えたいメッセージ~ 【人気コラム】田村秀子先生の心の玉手箱 【役立つ】不妊についてもっと知ろう!不妊とは? 【おすすめ】フリーマガジン「ジネコ」各号記事一覧 身近な“卵”で手軽に摂取!妊娠力を上げるカギになる?注目の栄養素ビタミンD いま注目の栄養成分「ビタミンD」。近年の研究で、妊娠力を高める働きがあることがわかってきました。草津レディースクリニックの森敏恵先生に詳しく話をお聞きしました。 栄養バランスのとれた食事で妊娠力を高めましょう 妊娠・出産を望まれる方にとって何より大切なのは、健康な体づくりです。なかでも食事は妊娠力を高めるための基本。ダイエットによる食事制限、外食やファストフード、インスタント食品の摂取など、不規則な食生活で栄養バランスが偏っていませんか?食事の量があり、カロリーは充分とれていても、必要な栄養素が不足していることがあります。必要な栄養素が不足すると、貧血や冷え性をまねいて妊娠力の低下、胎児の成長、出生児の成人後の成長にも影響を及ぼすといわれています。また、食事には気をつけているから大丈夫という方も、その方向性が間違っていることもありますので、時々見直しが必要です。妊娠力を高めるおもな栄養素には、皮膚・血管・筋肉など体の土台や、質の良い卵子をつくる「たんぱく質(肉・魚・卵)」、血液中のヘモグロビンをつくる「鉄(レバー・あさり)」、抗酸化作用があり、卵子の若返りや、血流・ホルモンの働きをうながす「ビタミンE(カボチャ・アボカド・ナッツ類)」、男性ホルモンを合成し、精子数や運動性を高める「亜鉛(カキ・ホタテ)」、赤ちゃんの健全な発育を助ける「葉酸(ほうれん草・レバー)」、子宮内膜をととのえる「ビタミンA(うなぎ・ほうれん草)」、精神を安定させる「カルシウム(牛乳・チーズ・小魚)」などがあります。何かを重点的に摂取するのではなく、それぞれの栄養素をバランスよく摂ることがポイントです。1日3食の規則正しい食生活を基本に、少量多品種の食事を心がけましょう。 妊娠力を高める栄養素いま話題のビタミンDとは? 最近注目されている栄養素のひとつに、ビタミンDがあります。日光を浴びることで皮膚のコレステロールから生成されるビタミンDは、血液中のカルシウム濃度を上げる働きがあり、健康な骨の形成にかかわっていることが知られています。ビタミンDが不足すると、骨の病気である骨軟化症、骨粗しょう症が増えます。一方、ビタミンDを補うことで、がんの予防、感染症の予防、2型糖尿病の予防の可能性、さらに、子宮・卵巣・精巣・精子にもよい働きをすることがわかってきました。妊娠中にビタミンDが不足すると、母体や胎児へのリスク、出産のリスクが高くなります。また、卵胞発育障害、着床障害、免疫性の不育症といった不妊要因にもビタミンDが深く影響しているという報告もあります。ビタミンDについては、1日15分の日光浴で必要量を生成できるといわれますが、女性にはむずかしい課題かもしれません。むしろ日焼け対策として、日焼け止めや日傘で、あえて日光を避けている人のほうが多いのではないでしょうか。日光を避ける生活がビタミンDの生成を抑え、ビタミンD不足につながっている皮肉な現状があります。とはいえ、日焼けはできるだけ避けたいというのが女性の本音でしょう。そこで、不足するビタミンDを身近にある食品から摂取する方法もあります。ビタミンDを含む食品には、鮭・カツオ・しらす干し・鶏卵・きくらげなどがあり、これらの食品を積極的にとることもひとつ。ただし、ビタミンDは油と一緒に調理することで吸収を高める脂溶性の栄養素。水溶性のように体内の余分な栄養素を尿として排出できないため、過剰摂取には注意が必要です。ビタミンDについて気になる方には、まずは血液検査をおすすめします。検査の結果、ビタミンDが不足しているようであれば、ビタミンDを含む食品やサプリの摂取をはじめ、ほかの栄養素とのバランスを考えた食事を心がけ、妊娠力を高めていきましょう。 ビタミンDをしっかり摂って妊娠力を高めよう ビタミンDは妊娠力を高めるために、どんな働きをしているのでしょうか。AMH、PCOS、着床率との関係など、近年のさまざまな研究報告に基づき、森先生にご説明いただきました。 ビタミンDでPCOSを改善 ビタミンDはインスリン抵抗性との関連があり、ビタミンD不足は、遺伝的な要因をはじめ、食生活や生活習慣が起因しやすい、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)でも検討されています。ビタミンDとカルシウムの投与で、インスリンの抵抗性、男性ホルモン値、月経周期の乱れ、排卵の改善が見られたという報告もたくさんあります。 血液中のビタミンDと着床率ビタミンD濃度と 海外の研究では、血液中と卵胞液中のビタミンDは互いに影響しており、ビタミンD濃度が高いと妊娠率が上がるという報告があります。詳細なデータによると、卵胞液中のビタミンDが1ng/mg上がると、妊娠率が6%上昇したとのこと。一方、習慣性流産の方のビタミンD濃度は低いとの報告もあります。ビタミンD濃度が低下すると抗リン脂質抗体、NK活性、抗核抗体、抗DNA抗体の数値が上昇するそうです。あくまで海外の文献ですので、日本人の研究ではどのような結果が出るのか、今後もビタミンDと妊娠率について注目していきます。 ビタミンD濃度とAMHの関係 40歳以上の女性では、ビタミンDの濃度が低いと、AMHの値も低くなることがわかりました。ビタミンDは日光と関係しているため、夏は血液中のビタミンD濃度が高く、冬は低くなるという特徴があります。AMHもビタミンDと同様の季節性変化を示しており、AMHの値が低くなる冬にビタミンDを食事で摂取すると、この変動がなくなったという報告があります。また別の実験でも、ビタミンDによりAMH値が増加することが示されています。ビタミンD不足の女性にとって、ビタミンDの補充は、妊娠力を高める有効な方法かもしれません。AMHとは?AMH(抗ミュラー管ホルモン)は、発育途中の卵胞から分泌される女性ホルモンの一種で、卵巣機能の予備能(卵巣に残っている卵子の数)を知るための指標とされています。 妊活の強い味方D-upプロジェクト・サイトOPEN !! これまであまり知られてこなかったビタミンDの優れた力についてさまざまな切り口で紹介するサイトがオープンしました。妊娠力とビタミンDの関係についても詳しく解説しています。ビタミンDの上手な摂取の仕方もここでチェックして!≫ http://d-up.life/ 草津レディースクリニック 森 敏恵先生日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会会員、日本受精着床学会会員、日本卵子学会会員。滋賀県内の産婦人科などを経て、草津レディースクリニック院長に就任。「お産は感動の連続。自身も妊娠・出産で感じた喜びを、より多くの方に経験してほしい」と、現在は産婦人科医から不妊治療専門医として活躍中。 出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.31 2016 Autumn≫ マガジンの記事がすべてご覧いただけます! 【人気コラム】ユーザーストーリー~あなたに伝えたいメッセージ~ 【人気コラム】田村秀子先生の心の玉手箱 【役立つ】不妊についてもっと知ろう!不妊とは? 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2016.8.30
コラム 不妊治療