※2018年11月22日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter」の記事です。
温泉の入り方
楽しみにしていた温泉だからといきなり湯船に入るのはマナー違反だし、体にもよくありません。せっかく入るのなら、十分に温泉の効果を得られる入り方をしましょう。
- ①はじめにコップ一杯のお水を
- 脱水症状等にならないよう、温泉に入る前にコップ一杯程度の水分を補給しておきましょう。特に起床直後の入浴時などは寝ている間にも汗をかいているので、しっかりと水分補給を。
- ②かけ湯をしてから浴槽に入る
- 浴槽に入る前に、かけ湯をして温度に慣らしましょう。心臓から遠い手足から順に、腰、肩、胸とかけていきます。最後は全身にお湯をかけて体の汚れを洗い流してから入ります。お湯が熱く感じたら、何度かかけ湯をして慣らしましょう。
- ③全身浴よりも半身浴がおすすめ
- 温度や水圧による急激な負担を減らすために、徐々にお湯に浸かっていきます。全身浴は心臓に負担がかかるため、心肺機能の低下している人は、全身浴よりも半身浴がおすすめです。
- ④入浴後は洗い流さない
- せっかく体についた温泉成分を洗い流すのはもったいない! 軽くタオルで拭く程度でOK。ただし肌の弱い人は酸性泉や硫黄泉など刺激の強い泉質で肌荒れを起こす場合があるので、肌に残った成分を温水で洗い流すようにしましょう。
- ⑤十分な水分補給を
- 脱水症状を防ぐため、湯上がりにコップ一杯程度のお水やスポーツドリンクで水分を補給しましょう。
あなたは大丈夫?温泉でのマナー ~入浴の心得~
知らない人同士リラックスして温泉を楽しめるのは、それぞれがマナーを守るからこそ。気持ちよく過ごすために温泉でのマナーを確認しておきましょう。
- ●洗い場の席取りはしない
- 体を洗ったあと、荷物を置いてそのまま浴槽に…なんてことしていませんか? 洗い場を離れる時は自分のものも持って行きましょう。
- ●タオルはお湯に入れない
- 体を洗うタオルには雑菌がついています。浴槽のお湯を清潔に保つため、浴槽にタオルは入れないこと。体に巻いて入るのもNG。
- 髪の毛はお湯に入れない
- 髪の毛には雑菌が多くついています。湯船の中に浸けるとお湯を汚してしまうことに。ゴムでまとめたりシャワーキャップをかぶってお湯に浸からないようにしましょう。
- ●シャワーのお湯を周りに飛ばさない
- 石鹸の泡を洗い流したり、髪を洗う時、シャワーのお湯が勢いよく後ろや横に飛んでいることが。周りの人にかかったり泡が飛んだりすると迷惑です。
- ●濡れたまま脱衣所から出てこない
- 温泉からそのまま脱衣所へ…というのはNG。体や髪を乾かしているところに水滴をポタポタ垂らされたら嫌なもの。水滴が落ちないように浴用タオルを固く絞って体をふきましょう。
出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.40 2018 Winter
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