以前、膠原病専門医で働いていました。
SLEの妊娠は、母体の病状安定(抗DNA抗体の値、補体価の安定)、腎臓の状態の安定(腎生検による評価は必須)、特殊抗体の有無(抗ss-A抗体、抗リン脂質抗体)など多岐にわたる評価より、必ず計画妊娠の必要があります。
おそらくヘパリンは抗リン脂質抗体に対するものと思われますが、SLEそのものが血液が固まりやすくなるので、内科と産婦人科による連携で使用されるのが一般的です。

2010.11.1 00:25 24

こんにちは。

私はリウマチがあり、不育症検査の結果、数項目で陽性がでて、現在アスピリン・ヘパリンをしています。

SLEであれば、リウマチなど他の膠原病以上に不育症の検査である抗リン脂質抗体・自己抗体などに異常値がでると予想されます。

抗リン脂質抗体などが陽性になればおそらくアスピリン・ヘパリンの治療になると思います。

kosakuさんは不育症の検査を受けられていないとのこと。
ヘパリンはSLEなどの疾患をお持ちの方の不育症の治療には大変いいことだとは思いますが、やはり一度不育症の検査を受けられて、
原因をはっきりさせているほうがよいと思います。

不育症の検査の中では、胎児がしっかりと育つかどうかだけでなく、生まれたあとの疾患？（新生児不整脈など）が発症するリスクがわかるような検査もあります
（膠原病ならそのようなリスクがあるものもあるため私も検査をしました）。
前もって対処できるものであれば、できるだけ防ぎたいですしね・・・

なので、できれば不育症のことを詳しくしっている先生に受診できればよいのですが、
難しければ、ネットなどで不育症の検査を調べて、不妊専門の病院で不育症の検査を頼んでもいいのではと思います。

私が通っている病院でも不育症の検査はしているものの、先生自体は不育症のことを詳しく知っている先生は少なく、自分で本やネットで調べたりしました。

まだまだ、認知度の低い病気ですので、自分でどんどん調べる必要があるなぁと実感しました。

以上のこと、私も自己勉強の知識ですので、間違っていたらすいません。

2010.11.1 06:52 24

妊娠初期にSLE疑いと言われ、すぐに抗リンなどの検査をしました。
SLEと診断されていて不育症の検査をされていないということもあるんですね。

2010.11.1 18:25 21

kosakuさん、脅かすわけではありませんが、SLEで計画妊娠をしなかった患者さんを何人も見てきました。
kosakuさんはよく考えられて探されているようなので安心しました。
特に腎臓が落ち着いていなければ、命にかかわることがあります。
また正常妊娠でも、出産直前はただでさえ血液の凝固系が異常をおこしやすくなるので、抗リン脂質がある場合は、かなりの注意が必要です。
決して病気を甘く見ないで下さいね。
もちろん元気に出産されているかたも大勢います。

2010.11.1 21:19 18