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政府のTPP参加について

2011.2.18 10:19    0 13

質問者: コメ子さん(37歳)

菅首相が意欲的なTPP参加について、皆さんの意見を求めます。

私としては、恐ろしいの一言です。
食料の関税率を下げれば消費者は一時的には安く外国産のものが買えるかもしれません。しかしそれによって失うものの方が多いのです。
関税率を下げれば国内産の食べ物は売れなくなり、農家は次々と作るのをやめていくことでしょう。
ただでさえ自給率の低い日本。これ以上少なくなって、自国で手に入る食べ物が無くなるという事実に日々恐怖を感じています。

外国産の食べ物に供給と品質の保証はありません。
今回の参加はまさに日本を滅亡へと導くとしか思えないのです。
これまではそのために食物には高い関税率をかけ、守ってきたのに。。

自給率低下には米を食べなくなったという食文化の変化もあるかと思います。ならばなぜ、自国で小麦粉を作らないのか?
家畜のエサも9割以上外国産に依存です。ならばなぜ、自国でトウモロコシを作らないのか?

日本政府の方針には、あきれるというよりも恐怖を感じます。今回のTPP参加によって得をするのは米国・オーストラリアなど他の国です。

国内の農業・畜産業を守るのは国家にとって最低限の義務ではないでしょうか。
このままでは近い将来、日本に食べる物が無くなる日がくるのは間違いありません。
そしてこの重大な問題に対して、なぜ国内で意見や議論がなされていないのでしょうか。
それとも大国アメリカの下僕として生きていくしか、日本に道はないのでしょうか?

私のはかなり悲観的な意見かと思いますが、この問題に関しての皆さんのご意見をぜひお聞かせください。

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回答一覧

こんにちは。
コメ子さんが仰るのはごもっともです。
でもTPPの目的はそれだけではないんですよね。
日本は輸出できる食料や資源がありません。
輸出できるのは車や電化製品だけです。
TPPに参加すると
日本が外国に車や電化製品を売りたいとき
安く売ることができるんですよね。
それは外国も同じで、日本の製品が来てしまうと
国内で生産された電化製品などが売れなくなっていまうかもしれない。
日本のように資源がない国はあります。
日本がTPPに参加せず、日本製が高いままだと
他の国にとられてしまいます。
このTPPの問題は日本だけではないです。

全ての問題をクリアするのはとても難しいと思います。

2011.2.18 11:10 16

難しいですね。(32歳)

日本の農業に大きなウェイトを占める北海道に住んでます。
私もTPPは長期的な視野に立つとデメリットの方が確実に大きいと思っています。

ただでさえ低い食料自給率なのに、広い国土で大規模に就農できる国々との競争に晒されればひとたまりもなく、日本の農業は壊滅状態になるでしょう。

また生き残れたとしても品質の良い安全な日本の農産物は国内外の富裕層に流れ、日本の一般庶民の口に入るものは安全性が確保しきれない外国産のものばかりに。

実際、北海道の米農家の中には縛りがきつく単価が安い国内ではなく、高く買ってくれる中国の富裕層向けの輸出に舵を切り始めたところもあるのです。

自動車や機械産業にとってはTPPはチャンスなのでしょうし、乗り遅れてシェアを奪われたくないという考えもあるでしょう。

でも車や洗濯機がなくても死なないが食べなければ人間は死ぬという、ごくごく当たり前のことがないがしろにされ、経済や効率ばかりが最優先されていることに恐怖を感じます。

TPPに参加するべきか否か、これ1つだけで選挙の争点たるべき国家の一大事だと思います。
やってみなくちゃわからないとばかりに行き当たりばったりで思いつきの政策を打ち出し、自らの誤りから目をそらし、内輪もめに明け暮れながら与党の座にしがみつく有言不実行政党に言いたい。
一刻も早く国民の信を問えと。

2011.2.18 11:12 24

匿名で参加(秘密)

日本が滅亡だなんて悲観的すぎると思います。コメ子様はTPPを農業という点でしかみられていませんが、それ以外でどういった政策なのかご存知ですか?

確かに農業はダメージがあります。が、それを鑑みても十分過ぎるほど産業に関してメリットがあります。

輸出産業が主な経済基盤の日本ではTPPに参加すれば確実に外貨獲得できます。景気も(一定期間かもしれないけど)確実に上向きます。

民主党政権は信頼なりませんが、TPPは今の日本には必要な事だと思います。私的な考えですが、TPP反対派は農業関係者としか思えません。(気を悪くされた方がいたらすみません)

2011.2.18 11:32 25

YUI(26歳)

車や洗濯機がなくても死ぬことはありませんが、
それが売れないと収入がなくなり生きていけないです。

みんな、安く買いたいために食料だけでなく
外国からきた家電や日用品なども安く買いたいですよね。
このまま日本が参加しないと考えた場合。
全てにおいて安い外国製の物が入ってきます。
日本製の物は売れなくなり、景気は下がる一方・・・
外国に輸出しても高く誰も買ってくれない。
(食料・家電・日用品など関係なく)
食料を提供している農家だけが
不利ということではないと思いますよ。

私が住んでいる県は地産地消が盛んです。
日本がTPPに参加となったときのことを考えて
「農業をどうしようか」と議論しています。
政治家の言うことは私も信じられない部分は多いです。
けど、「農家だけが悲惨な目に合う」ということではないと思います。






2011.2.18 12:17 14

匿名。(36歳)

勘違いしていました。
TPPに参加すると
安い外国製が入ってくるのですね。
訂正いたします。すみませんでした。

追加で。ここで出ていた車で例えると。。。
TPPに加わると、輸入車が安く入ってくる可能性があります。
高い日本車と安い輸入車。
買うとしたらどちらを買いますか?
確かに高い関税率をかけて農業を守ってきましたけど、
「TPPに参加したから農業だけが辛い」ではないと思いました。

2011.2.18 12:48 14

匿名。(36歳)

>車や洗濯機がなくても死ぬことはありませんが、
>それが売れないと収入がなくなり生きていけないです。

それはそうなんです。
ただ、現時点で農業が壊滅的な打撃をくらったときにどうするのか、という視点を持つべきだと思うんです。

今の農業の状況でTPPが発効すればダメージは間違いない。
ではもしも自国の農業がほとんど絶えてしまった状態で世界的な飢饉が起こったら?
食料を輸出する国だってまずは自国民の食べる分を確保した上で、余れば輸出でしょう。
実際去年は小麦が取れなくてロシアが輸出を禁止しましたよね。

尖閣問題のときのレアアースのように入ってこなくなってから慌てることになります。
それが食料ということは命に直結します。
一度放置された土地をもう一度農地にするには数年の歳月と大変な努力がいります。
その間に備蓄が尽きてしまったら北朝鮮のようにWFPに助けてもらわなくちゃなりません。

また日本の主たる輸出産業には以前と違い強力なライバルがいます。
たとえば車。韓国がブランド力を上げています。
関税撤廃して対抗しても思ったような劇的な効果が期待できるのかどうかわかりません。

TPPにはメリットもあり、デメリットもあります。
おもいきり利害が対立する産業間のつなひきですよね。
外国のものを安く買え、日本の輸出も好調で景気が良くなるのか、外国のものにおされて国内の産業が消え、思ったよりも効果が上がらない悲劇に見舞われるのか。

政府がそこをきちんと見極めているとは思えないんです。
そんな時間もなかったと思いますし。

TPPそのものに反対なのではなく、十分な議論もないままで見切り発車することに対して反対なのです。
考えておかなくちゃいけないことが山積してます。

このままの産業構造で大丈夫なのか、駄目だとしたら自給率を上げるためにどのようなことができるのか、万が一の事態にはどう対応するのか、なにより国民はどう考えるのか。
政治家は何があっても自国民が飢えることだけはないようにしてもらいたいです。

2011.2.18 13:14 22

匿名で参加(秘密)

単純に農業界vs機械産業みたいに
考えている方もおられますが
TPPって関税撤廃だけじゃなくて
人的資源の流入自由化も含むんですよね。

日本にある会社だけど
人件費が安い外国人ばかり雇用して
日本人の働く場がなくなることもありえますね。

なんとなくわかった位で簡単に賛成反対っていえません。
ただ失敗ばっかりの菅さんが
この政策に意欲的ってのが引っかかる…(笑)

2011.2.18 13:30 16

むずかしすぎる(37歳)

私が働いている業種はTPP参加で恩恵を受ける部類だと思っています。ですが、私は、TPPの参加には慎重になるべき(というか、もっと議論がなされるべき)だと思っています。

と言いますのも、日本のTPP参加には、アメリカの戦略目的ばかりが見えるからです。アメリカの戦略目的とは「雇用創出と輸出拡大」と言われていますね。
日本が参加しなければアメリカのこの目的は達成されません。オーストラリアを含む他の参加国では市場規模が小さすぎるためです。
また、アメリカは日本を取り込むことで最終的には中国の参加を目論んでいるとも言われています。今は、中国は参加見送りの姿勢ですが。

結局TPPに参加せざるを得ないのであれば、今はTPPにおける大国はアメリカと日本のみ。農産物や労働者の保護などの実質的な項目の話し合いに早いうちに参加し、自国の利益の保護に(少しでも有利になるように)努めてほしいと思います。条文などが決まった後に参加するのであれば、受け身になるざるを得ないですからね。

ただ、今の日本政府にアメリカとの話し合いを有利に進めることができるのか、これが大きな問題だと思います。
結局、いいとこ取りされるのであれば(というか、いいとこ取りされてしまうと思うので)、FTA/EPAで凌ぎ、自国の第一次産業をどう守っていくのかの議論をまずすべきと思います。

結局はアメリカにいい顔したいだけなのでは?という思いが強いのですが、これは現政権から(例えば自〇党などに)変わったとしても同じなのかなぁと憂鬱になります。

2011.2.18 13:37 15

とらのすけ(32歳)

こんにちは。
難しい問題ですね・・・

最近の海外では日本ブームらしいので
「安く提供できたらもっと需要が増えるだろう」で
【少しでも景気を上向きに】という
思惑もあるのでしょうね。
(日本ブームはいつまで続くかはわかりませんが。)

皆さんが言いたいことはわかります。
ロシアが小麦の輸出を停止したとき
私も「日本どうするんだろう・・・」と思いました。
私が住んでいる近くのスーパーでは
パン類を100円以下で提供しているところがあります。
ロシアのことで「値段が上がるのかな?」と思っていましたが
今のところ上がっていません。
結局、自分の身近で傷を負わないと危機感がないのだと思います。

また、現実問題として
「自給率を上げよう」という運動をして
はたしてどれだけの人達が感心を持ったか?
TPPに参加する・しないを議論する前から
あれだけ「自給率の低迷」は騒いでいたのに
私もそうですが、誰も「自給率を上げよう」という意欲がなかった。
本気で食べ物に困らない限り
日本人は動かないような気がします。

TPPがどうのこうのではなくて
日本人の自給率に対する意識の薄さだと私は思います。
かといって「私ならこうする」という明確な答えはありません。
「やってみないとわからない」が正直な気持ちです。

2011.2.18 13:55 12

tomu(30歳)

おとなりの韓国はアメリカやEUと独自に自由貿易協定を結んで、成功させていますよね。日本も見習えないものかと思います。

損をする農水省が否定的な見方をしているのは当然です。
また、得になる経済産業省はよい見方をしています。

でもここで農業分野と経済界が手を結んで、TPPを受け入れ、製造業が農業を支援する政策を国と民間ですすめられないものかと思います。

大改造ですが、成果をあげてる国もあるのでいいところはどんどん取り入れて、世界の鎖国日本にならないように検討を進めてもらいたいものです。

2011.2.18 15:18 19

ぱりんこ(36歳)

難しい問題すぎて、国としての政策まで意見できませんが、

私は日本製好きです。だから、スーパーで日本製と外国製があった場合、間違いなく日本製を購入します。100円と150円の違いなら、高くても日本製です。10円と100円の違いと言われると困ります。関税でどれくらいの違いが生じるのでしょうか?
もっと具体的な資料がほしいですね。スーパーより産直野菜が今人気なように、政府は政府としての話し合いをしっかりしてほしいですが、私達消費者、販売者も、もっと小さな集まりで国の産業を支えていけるようなしっかり話し合い・対策が必要な気がします。
今、政府にすべてを委ねるのはとても危険な気がします。もうすでに政府にすべてを任せる時代は過ぎたのかもしれないですね。

2011.2.18 19:54 14

ゆきこゆき(38歳)

農業だけの問題だけの問題ではなく(むしろサービス業関連の方が経済規模も大きく大問題だという意見もあるようです。)、慎重に議論されないといけない問題だと思いますが、現政権には判断する資格が無いと思います。

全く国民の信頼支持を失っているし、
そもそも、党首選において外国人に投票させ(民主党サポーターになるには国籍不問です。)、そのまま総理大臣に就任するというのは重大な憲法違反の疑いが濃厚なのです。

2011.2.18 19:55 17

匿名(31歳)

スレ主です。
皆様書き込みありがとうございます!
賛成・反対両意見あって当然のことと思います。
この問題についてきちんと考えてくださってる方がいると思うと、とても嬉しかったです。

皆さんがおっしゃられてるように、本当に難しい問題かと思います。
日本は国として今はどちらを取るべきなのか、将来を見据えながら議論しなければならないのにただただアメリカの言いなりになってる現政権が情けないの限りです。
アメリカの狙いは日本向けに輸入する量を増やし、アメリカ国内の雇用・所得を増やすことにあるのでしょう。


日本だけじゃなく、いま世界は転換期を迎えようとしている気がするのです。
今後は経済発展よりも、自国でどれだけ食糧を産み出すことができるかに国の存亡がかかっていると思うのです。
日本では人口減少していますが、世界的には増加しているのです。
いつか食糧の奪い合いが起きます。その時に国内に田畑がほとんどありません、では国民が飢えてしまいます。
私はそれが怖いのです。

最後に、残念に思うのはこの問題について多くの人が興味を持っていないことです。
tomuさんが指摘されているように、国内自給率についての意識も本当に低い。
そして主婦の皆さんは自給率がこんなにも低いのにスーパーに物が溢れているという矛盾に、なぜ疑問を全く持たないのでしょうか?

こういった問題が、ママ友の間でも話し合われるような社会になって欲しいと思います。
読んでくださって、ありがとうございました。

2011.2.21 17:02 13

コメ子(37歳)

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