【Q&A】hcg注射について教えてください
2014.12.17 11:24 0 0
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質問者: Q&Aさん(13歳) ジネコ会員 |
このスレでは、ドクターQ&Aに寄せられた質問と
その回答をご紹介します。
■投稿者:SEA(会社員/29歳)
多嚢胞性卵巣症候群と診断され、最近不妊治療を開始致しました。
生理開始日から23日でようやく排卵しそうとのことで、排卵を確実にするためにhcg注射5,000単位を打ちました。
ホルモン剤の注射に抵抗があったため、自然妊娠がいいので打ちたくない旨を伝えたところ、「hcg注射を打っても、自然妊娠と同じ」と言われ、打ちました。
しかし、その後いろいろ調べると、hcg注射は卵子の質を落とす等と知り、注射したことを後悔しております。
そこでお伺いしたいのは、hcg注射は何ヵ月先までの卵子の発育に影響するのでしょうか?
また、影響がなくなるまでは、避妊した方がいいのでしょうか?
もし障害を持った子が産まれたらと不安になっております。
自然妊娠でも一定の割合で障害が出ることは存じておりますが、なるべくリスクを避けたいのです。
よろしくお願い致します。
■回答者:操レディスホスピタル 操 良先生
hCG注射そのものが卵の質を落とすということは、基本的に考えにくいことです。hCG注射の半減期は約37時間、完全に消失するのは約6日間と言われています。つまり、1週間も体内に残りません。また、もともとhCG注射は妊娠中にも打てる流産予防薬のひとつであり、妊娠中の投与の制限はありません。ですから催奇形性は考えられません。
ただ、hCG注射を打って、排卵し損ねて遺残卵胞になった場合は、次の周期の排卵に影響が出てくることがありますので、この場合は遺残卵胞が消失するまで待つことになります。遺残卵胞は、2週間くらいで消える人もいれば、1ヶ月くらいかかる人もいますが、必ず消えますので、だいたい次の周期には影響はなくなります。
それでも注射に抵抗があるのであれば、点鼻薬のGnRHアナログを使って排卵を起こすことも可能です。点鼻薬ですと、hCG注射に比べて排卵時のLHサージの持続時間も短く、より自然に近い作用といえます。
多嚢胞性卵巣症候群で周期が長い場合は、排卵が起きていないことや、卵が大きくなり切らずに排卵してしまうことなどもありますので、排卵誘発剤できちんと卵胞を作ることは間違いではないと思います。ただ、あくまでも患者さんが理解して納得した上で治療を進めることが大切。自然でタイミングをという希望があるのであれば、まだ年齢も若いですし、あまり焦らず、お医者さんとよく話し合ってステップアップしていくのが良いと思いますよ。
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