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臍帯血(さいたいけつ)の保存について

2001.11.9 15:13    0 3

質問者: たか子さん(31歳)

現在、妊娠26週のたか子です。
産婦人科から『臍帯血(さいたいけつ)の保存』のパンフレットをもらいました。
そのシステムは、血液が必要な時に確実に採取本人に返還され治療に利用されるとの事で、10年間の超低温凍結保存する費用は『12万円』かかるそうです。金額を聞いて、ちょっとびっくりしてしまいました…。

もっと有効的に臍帯血を利用してもらう方法はないものなのかなぁ…と思っているのですが、皆さんの通っている(通っていた)産婦人科では、『臍帯血の保存』について、どのような指導ですか?
また、出産された方で『臍帯血』はどのようにされましたか?

是非、皆さんのお話しを聞かせて下さい。

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回答一覧

 私の勤務先も、今の所、たか子さんのところと同じように希望者が自分の子供の万が一の時に備えて自分でお金を出して取っておくって形で13万円で業者の紹介をしています。普通の容器にいれてお家の冷凍庫に入れるのとはわけが違いますし、とってすぐに業者を呼んで引き取ってもらうなどするのでそのくらいのコストがかかるらしいです。その臍帯血は、他の誰かが使うことにはならず、お金を出した人のものです。
 でも、もうすこしすると、無料なかわりに臍帯血はバンクに寄付する形になるようなシステムも始めて、どちらか好きなほうを選べるようにするらしいです。臍帯血はすごく有用なものですが、お産の後すぐに清潔に採取しなくちゃならなくてけっこう大変です。なにしろあかちゃんと便を一緒にご出産になる方も多いし、興奮した母親のケアと臍帯血の採取を同時にこなさねばならないのですから私たち医療関係者にとっては労働強化です。
 とはいえ、臍帯血が沢山バンクにストックされるようになれば、血液疾患の治療は飛躍的に向上するので、ぜひ普及していかねばならないと思います。「胎盤とか臍帯血を捨てるのは宝を捨ててるのと一緒だ!!!」と血液疾患の専門医が熱く語っておりましたがまさにそのとおりだと思います。現状では白血病なんかの人は化学療法で叩いてから骨髄移植を受けるのですが、骨髄を提供するほうも全身麻酔とかしなくちゃならないし、痛いし、リスクはあるし、入院しなくちゃならないし・・・でそのうえしかも型が合わないとダメなんです。だから、骨髄移植を望みながらもかなわずに無くなる方が多かったのです。その点臍帯血は取るのにリスクはないし、骨髄液よりも治療効果も高いらしくスバラシイの一言です。

2001.11.11 09:36 15

弥生(秘密)

こんにちわ。最近の産婦人科では臍帯血の保存を将来その人のために使う目的でおこなわれているのですか。
自分のためにではないのですが、「臍帯血移植」というのをご存知でしょうか?骨髄移植の臍帯血版で、血液疾患(白血病など)の患者さんの治療法のひとつです。臍帯血からとれる治療に有効な細胞の量が少ないめ、そのほとんどは子どもの治療に使われています。骨髄移植よりも拒絶反応が少ないし、提供者の負担もないのでいいことずくめなのですが、保存できる技術をもっている病院がまだ限られていることが難点です。データの管理などは「臍帯血バンク」行っています。私が勤めていた病院の患者さんの家族は、闘病生活を支えるだけでも大変なのに患者さんの臍帯血移植を望んで妊娠される方もいらっしゃいました。

自分の将来のためにお金を出して保存するというのも悪くないと思いますが、少しでも多くの今、移植を必要としている人を助けられる機会が増えるようにと思い、子どもの骨髄・臍帯血移植に関わっていた元看護婦としてお話させていただきました。

2001.11.12 01:17 13

きょろりん(秘密)

弥生さん、きょろりんさん 専門家からの情報提供、大変ありがとうございました。
「臍帯血バンク」は、以前ある政党が推進していた事を知っていたのですが、まだ一部の病院でしか出来ないんですね〜。ガッカリです…。
出産までに臍帯血を保存するかどうか、家族で話し合って決めようと思います。
ありがとうございました!

2001.11.13 15:08 16

たか子(31歳)

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