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尿もれ対策だけじゃない、「骨盤底筋」トレーニングで美ボディGET!

コラム くらし

尿もれ対策だけじゃない、「骨盤底筋」トレーニングで美ボディGET!

プロティア・ジャパン用コラム

2015.10.9

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 尿もれ対策だけじゃない、「骨盤底筋」トレーニングで美ボディGET!


骨盤底筋・・・産前産後に尿もれ対策を指導された方はおわかりでしょう。でもそうではなかった人の中には、骨盤底筋の正しい場所がわからない、意識したことがない、という人も少なくありません。

骨盤底筋は、文字通り骨盤の底にある筋肉群。前は恥骨から始まり後ろは尾骨まで続く一体で、尿道、膣、肛門の周りを複雑に取り囲んでいます。自転車に乗ったとき、ちょうどサドルに当たっている部分全部が骨盤底筋。この狭い場所が子宮や膀胱、腸などの臓器を下からしっかり支え、尿や便、経血の排泄を司り、性交や出産を助けるなど、多くの役割を担っているのです。

そんな重要な骨盤底筋ですが、男性に比べて構造が複雑なため、鍛えにくく衰えやすい特徴があります。さらに女性は出産によって骨盤底筋が傷つきやすいので、トラブルを起こしやすいもの。トラブルの代名詞は、尿もれや頻尿ですが、骨盤底筋が弱くなると、子宮脱、膀胱瘤、直腸瘤といった病気に発展することあります。

さらに、骨盤底筋の衰えは表面的にも影響を与えます。骨盤底筋は単独ではなく、腹横筋など他のインナーマッスルと連動しているため、骨盤底筋が緩んでしまうと、お腹がポッコリでたり、ヒップが下がったり、ボディラインが崩れることに!

骨盤底筋と連動している筋肉はその他、横隔膜や多裂筋などですが、これらがきちんと使われることは内臓が正しい位置に戻り、代謝がよくなり、体調も改善されていいことずくめ。骨盤底筋を鍛えることは、そのまま美と健康につながります!

骨盤底筋がきちんと動かせているかどうかは、トイレで尿を途中で止めたり出したりできるか、またオナラや便を我慢することができるかで、だいたい判定します。鍛え方もそれと同じで「尿道や肛門を締めたりゆるめたりすること」とよく言われますね。

ただし、やみくもに締めつけるなどの方法では、正しく鍛えることができないので気をつけて!

誰にでも行える基本のトレーニングは・・・
◎椅子に座るか、仰向けに寝て膝を立てるなど、リラックスした姿勢をとります。
◎呼吸に合わせて、肛門を締めたりゆるめたり。
◎同じように、尿道を締めたりゆるめたり。この時、尿道だけを意識するのが難しければ、膝を少し内側に入れてみましょう。
◎さらに、膣の周辺を締めて、お腹の中へ引き込むようにしましょう。

何回、何十秒などの決まりはありませんが、前・中央・後ろと、別々に動かせる感覚がつかめるように練習します。これができると、日常的に、他のことをしながらでも骨盤底筋のトレーニングができるようになります。つまり、無意識に美ボディに近づけることになりますね!

誰にも気づかれずにできる骨盤底筋トレーニング、あなたも今日から始めてみませんか?

文/蓮見 則子






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