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サプリメントのこと先生に聞いてみよう!

コラム 妊活

サプリメントのこと先生に聞いてみよう!

何を選んだらいい? どう摂るのが効果的?
健康の維持に役立つとして種類も豊富なサプリメントですが、妊活中のご夫婦にはどのようなサプリメントが有効でしょうか。英ウィメンズクリニックの水澤先生に教えていただきました。

2020.3.25

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※2020年2月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.45 2020 Spring」の記事です。


Advice
赤ちゃんを迎える体づくりをサポートするサプリメント。
処方薬に抵抗があるご夫婦にもおすすめしています。

お話を伺った先生のご紹介

水澤 友利 先生(英ウィメンズクリニック)


東京女子医科大学卒業とともに慶應義塾大学医学部産婦人科教室に入局。不妊治療の研修を重ねた後、東京の荻窪病院で一般不妊治療および高度生殖医療に従事。2009年7月より英ウィメンズクリニックに勤務。2010年8月より英ウィメンズクリニック医長。2012年8月より内分泌・代謝部門部長に就任。


≫ 英ウィメンズクリニック

妊活中のご夫婦のために開発されたサプリメント


赤ちゃんを希望されているご夫婦のなかには、ともにお仕事をして、忙しくされている方も多いと思います。規則正しい生活を心がけていても、気づかないうちに睡眠不足や栄養バランスの偏りなどで、体に負担をかけていることがあります。これを補正してくれるのがサプリメントです。
ではどんなサプリメントを摂ればいいのでしょうか? 患者さまからこのような質問を受けた時に、当院でおすすめしているのが「pregna(プレグナ)」です。サプリメント選びに悩まれる患者さまの多くの声を受けて、当院の理事長、塩谷雅英が「妊活中のご夫婦に必要な栄養素が十分に摂れて、お手頃な価格でご提供できるものをつくりたい」と2011年に開発しました。全国の医療機関で取り扱われているサプリメントです。


性と女性の機能を高める栄養素をバランスよく配合


プレグナには「ベーシック」「女性用」「男性用」の3種類があります。「ベーシック」には、ご夫婦の体の基礎になるビタミンB群をはじめ、流産や着床障害の予防、精子の質を高める働きが期待できるビタミンD、健康な赤ちゃんを育むために欠かせない葉酸400μgのほか、亜鉛、鉄など24種類の栄養素をバランスよく配合しています。
また、女性は加齢や冷えなどで卵巣機能が落ちやすくなります。「女性用」には、酸化ストレスから体を守る抗酸化成分のLーカルニチン、レスベラトロール、コエンザイムQ10などを配合し、さらにショウガエキスで体内の保温効果を高めています。「ベーシック」と「女性用」を組み合わせると、葉酸は厚生労働省が推奨する1日量1000μg以内の600μg摂取することができます。「男性用」には、Lーカルニチン、Lーアルギニン、牡蠣エキス、有機マカなどを配合して、精子の働きや生殖機能をサポートします。
ご夫婦のための「ベーシック」を基本に、目的に合わせて「女性用」や「男性用」をご自身で組み合わせできる手軽さから、多くの患者さまにお使いいただいています。また、検査の結果が思わしくなく、「卵巣機能や男性機能はよくしたいけれど、処方薬には抵抗がある」という方にもおすすめしています。


腸内環境に働きかけて免疫力を上げるラクトフェリン


もう一つは、腸内環境に働きかけるラクトフェリンです。腸内の善玉菌の代表である乳酸菌が増えることで健康状態が改善しますが、近年、乳酸菌は腸だけでなく、これまで無菌と考えられていた体の部位にも認められています。ラクトフェリンは体内の乳酸菌を増やして、悪玉菌を抑える効果があるとされています。子宮もその一つで、乳酸菌が多いと妊娠・出産しやすく、流産や早産の予防につながることがわかっています。
一般的なラクトフェリンは、口から摂取しても大半が胃液で分解されますが、当院でご紹介している「ルナリズムラクトフェリン」は、特殊なコーティングを施すことで腸まで届けることができます。乳酸菌とオリゴ糖を配合しているため、なかには「便通が改善された」というお声もあります。
また、腟でも乳酸菌の働きが認められています。通院中は子宮や腟を調べる検査や治療が増えて、感染のリスクが高まります。とくに子宮筋腫や卵巣膿腫、卵管に問題があり、検査や治療後に腹痛などを起こしやすい方は、感染を予防する効果も期待できます。


サプリメントの摂りすぎに注意専門家のアドバイスを


最近はさまざまなサプリメントを手軽に入手できるため、個人で複数のものを組み合わせて使われている方もおられると思います。サプリメントを体の中で有効に働かせるためには、適切な組み合わせで1日の摂取量を守ることが大事です。たとえば脂溶性ビタミンは摂りすぎると副作用を起こすことがあります。また、妊娠と同時に摂取量を調整しなければいけない栄養成分もあります。
当院では、患者さまが使われているサプリメントの成分や摂取量をみて、アドバイスをさせていただく薬剤師外来を設けています。このような環境にない方は、お近くの薬局で相談されるといいと思います。サプリメントをご夫婦で上手に取り入れて、赤ちゃんを迎える準備をしましょう。


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.45 2020 Spring
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