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排卵期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

コラム 妊活

排卵期とは? 生殖医療用語をドクターが解説 !!

治療で使われる用語をドクターにわかりやすく解説いただきました。

2020.10.22

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※2020年8月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn」の記事です。


排卵期


卵巣周期からみると、卵胞から分泌されるエストロゲンの血中濃度が増え、下垂体前葉から分泌される黄体化ホルモン(LH)と卵胞刺激ホルモン(FSH)の血中濃度がピークになる時期が排卵日または排卵期に相当します。
成熟卵胞は卵巣表面で成長し、終盤には卵巣表面に突出した状態になります。卵胞の成熟に伴い下垂体からLHが分泌され、排卵直前、大量に分泌されます(LHサージ)。この後37~40時間で排卵が起こります。
経腟超音波検査で卵胞径を計測すると、10mmを超えた卵胞は約2mm/日で成長し、17〜20mmになると排卵することがわかっています。また、子宮内膜はエストロゲンの分泌により厚くなり、排卵期には10mmほどになります。以上のことから、超音波検査によって排卵日を予測できます。また、このような画像診断の結果から、基礎体温表の低温の最終日から3日以内に排卵することが多いということがわかっています。
卵子の受精能力は排卵後24時間以内ともいわれていますので、タイミングをはかる場合、基礎体温表や排卵チェッカー(排卵日予測検査薬)などを上手に活用してください。最近では、これらを用いてオンラインで排卵日の指導を受けることもできるようになっています。


お話を伺った先生のご紹介

丸山 正統 先生(丸山記念総合病院)


順天堂大学医学部卒業。医学博士。2000年より医療法人慈正会 丸山記念総合病院 産婦人科、2017年に同副院長。日本産科婦人科学会 専門医・指導医、日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医(子宮鏡、腹腔鏡)、生殖医療専門医。


≫ 丸山記念総合病院

出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn
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