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【世界中の研究で報告】妊活中のご夫婦をサポートする、アルギニンの力

コラム 妊活

【世界中の研究で報告】妊活中のご夫婦をサポートする、アルギニンの力

妊娠力を上げる栄養素として注目されているアルギニン。その成分を効率よく摂取できる
サプリメントの活用について、俵IVFクリニックの宗修平先生にお話を伺いました。

2020.9.9

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※2020年8月25日発刊「女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn」の記事です。


お話を伺った先生のご紹介

宗 修平 先生(俵IVFクリニック)


遺伝学、統計学を専門分野とし、2011年~2014年 国立遺伝学研究所 多細胞構築研究室にて勤務。2014年~2017年 不妊治療専門施設である俵IVFクリニック勤務を経て、2017年4月より浜松医科大学 生殖周産期医学講座特任助教。不妊治療におけるサプリメントの役割についても多様な視点から研究を進めている。


≫ 俵IVFクリニック

着床率を高め、妊娠中の健康維持にも役立つ


アルギニンは生体内でもっとも重要な血管拡張物質である一酸化窒素の前駆物質で、血液循環を促す働きがあります。また、体内の成長ホルモンの一つであるインスリン様成長因子(IGF)の分泌を強力にサポートするといわれており、この働きが妊娠力の向上や妊娠中の健康増進に深く関わっています。
妊活中の女性に対しては、子宮動脈の血流を促進し、子宮内膜を厚くして着床率を高め、また男性に対しては、精子数の増加、精子運動性の向上、性欲を増進させるといった報告がされています。さらに妊娠中の女性にも、全身の血行を促進し、高血圧の予防と改善をもたらすという報告があります。ですから妊活中から妊娠・出産まで、継続して積極的に摂取していただきたい栄養素といえます。


妊活中のストレスや、疲労の軽減も期待できる


アルギニンは成長ホルモンの働きをサポートし、全身の代謝に深く関与している栄養素で、妊娠しやすい体づくりにつながる重要な成分です。食物では肉類や魚介類、大豆製品に多く含まれており、これらをバランスよく食べることで摂取できます。しかし、食物中のアルギニンは別の成分と結合した状態で、そのまま体内に吸収されるわけではありません。
 そこで、アルギニンを効率的に摂取するためにおすすめしたいのが、浜松医科大での研究開発から生まれたサプリメントです。このサプリメントには、アルギニンのほかにも妊娠準備期からの摂取が推奨される葉酸が配合されています。爽やかな柑橘系のジュレタイプで、本来のアルギニンの苦みを抑えているため飲みやすく、当クリニックの患者さんでも愛用者が増えています。
私が長く不妊治療に携わるなかで気づいたのは、多くの女性が治療や仕事との両立などにかなりのストレスを抱えているということです。つらい、不安、疲れた…などマイナスの心理状態が続くと、せっかく正しい不妊治療を行っても妊娠しづらくなることが多々あります。アルギニンはストレス解消や疲労の軽減にもよい影響をもたらすので、妊活中の不安要素を払拭しスムーズに妊娠できるよう、サプリメントを上手に活用してみてはいかがでしょうか。


出典:女性のための健康生活マガジン jineko vol.47 2020 Autumn
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