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4/9は「子(4)宮(9)の日」!

まとめ 女性の健康

4/9は「子(4)宮(9)の日」!

今日は「子宮頸がんを予防する日」です。子宮は女性にとって大事な器官。産婦人科に対して不安をもっている方も、健康に暮らしていくために、この機会に受診してみませんか?

2019.4.9

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産婦人科への上手なかかり方


産婦人科ってそもそもどんなところ? どんな検査をされるの? 受診したいけれど、ちょっと怖い
といった具合に、産婦人科に対して不安を抱いている人が多いようです。

なにより、妊娠したら行くところで、未婚女性や子どものいない女性、閉経した女性には関係ない場所と思い込んでいる人も少なくありません。
しかし、実は産婦人科にかかる機会は、年齢を問わず、女性なら誰にでもあってしかるべきもの。
石川てる代ウィメンズクリニックの石川てる代院長に、産婦人科への上手なかかり方を教えていただきました。



"産婦人科にかかる機会は、女性なら誰にでもあって当然。石川てる代先生に産婦人科への上手なかかり方を教えてもらいました。"


産婦人科への上手なかかり方



これってPMS? 他の病気との見分け方


・PMSに似ている病気には何があるの?

排卵期や月経前に腹痛や腰痛が起きる「子宮内膜症」やホルモンの変動によって心身の不調が出る「更年期障害」はPMSの症状に似ています。また、甲状腺機能障害や貧血症でも、イライラやだるさなどPMSのような精神的症状が出ることがあります。

また、精神疾患がある人や片頭痛の人は、月経前になるとその症状がひどくなる場合があります。そのため、PMSかどうかの見極めは難しいのですが、心療内科や精神科と一緒に連携して治療します。



"月経前症候群(PMS)についてはずいぶん知られてきていますが、似たような症状が表れる別の病気との見分け方についてはまだご存じない方も多いはず。他の病気との見分け方を把握しておき、適切な対処をしたいものです。そこで、PМS外来を設けているポートサイド女性総合クリニック〜ビバリータの清水ほなみ院長先生に詳しくお聞きしました。"


これってPМS? 他の病気との見分け方



子宮筋腫|不妊の原因


子宮筋腫

子宮の壁にできる腫瘍でほとんどが良性です。子宮壁は平滑筋という柔軟な筋肉でできています。子宮内側(子宮腔寄り)から粘膜、筋層、漿膜の3層からなり、筋腫の発生する場所により粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫に分けられます。

粘膜下筋腫は子宮の内側に向かって大きくなるため、小さくても過多月経や不正出血、不妊症の原因となります。筋層内筋腫はサイズが小さければ妊娠に影響することはありませんが、大きくなると子宮腔を変形させて受精卵の着床を妨げたり、流産、早産の原因にもなります。漿膜下筋腫は子宮の外側に向かって成長するため、大きくなるまで症状はほとんどありません。ただし大きくなると卵管などを圧迫することもあるため、やはり不妊症の原因となります。



"難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。"


子宮筋腫|不妊の原因



子宮内膜症|不妊の原因


子宮内膜症

何らかの原因により子宮内膜様組織が子宮内腔内面以外(異所性)に生じた疾患で、子宮周囲〔卵巣、ダグラス窩(子宮と直腸の間のくぼみ)、腹膜など〕に発症するものが多く、20~40歳台に好発します。女性ホルモンの影響を受けるため、年月とともに病変は広がり、下腹部痛や腰痛などの症状が強くなります。

子宮内膜症では、剥離した組織や血液を排出する出口がないため、卵巣や腹腔内にとどまり、時間とともにその量は増えていきます。これらが周囲の組織に悪さをし、臓器同士の癒着や腹膜と臓器の癒着をおこします。骨盤内で生じるため不妊症の原因になります。



"難しい用語がいろいろと出てくる不妊治療の現場。治療でよく聞く用語だけど、あまり正確に知らないものも多いのでは?勘違いや思い込みを防ぐためにもしっかり確認しておきましょう。クリニックの先生に用語の解説をしていただきました。"


子宮内膜症|不妊の原因



生理中でも検診できる?子宮頸がんと子宮頸がん検診について知りたい


子宮頸がんは、子宮の入口付近(頸部)の粘膜に発症するがんです。

がんになる要因には遺伝などもありますが、性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が関連しています。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は複数の型があります。感染しても自然に消えてしまう型もありますが、なかには何度感染しても免疫が獲得できない型のウイルスも存在します。それらに継続的に感染し続けることにより、10年ぐらいの期間に細胞ががん化してしまうのです。



"若い世代で増えているという子宮頸がん。その原因と子宮頸がん検診の受診タイミングや内容、生理中でも検診可能かについて、池ノ上産婦人科の千代倉由子先生に聞いてみました。"


生理中でも検診できる?子宮頸がんと子宮頸がん検診について知りたい



最新の子宮体がん検診事情って?


子宮体がんは、子宮の奥の子宮内膜に発症するがんのことです。同じ子宮のがんでも、子宮の入り口(頸部)にできるがんは子宮頸がんといいます。

子宮体がんは、エストロゲンによって発生するタイプと、エストロゲンに関係なく発生するタイプに分けられます。出産経験がない、遅い閉経、肥満、糖尿病、高血圧などが発症の危険因子といわれています。最近では、乳がんの増加に伴い、乳がん術後
治療に処方されるタモキシヘンにより増加しています。

年代としては、40代後半から徐々に増えはじめ、50才~60才代の閉経前後に多くなります。また、その一部には遺伝性素因が関与し、大腸や子宮体部、卵巣、胃、小腸、肝胆道系、腎盂・尿管のがんとも関連があることが判明しています。母、姉、叔母などに上記の発症歴がある女性は若い年齢でも子宮体がんになることはあります。



"子宮体がん診断は、子宮内膜の細胞を採る内膜細胞診が一般的で、「痛みが強い」「怖い」というイメージがありますが、経膣エコーでの“痛くない”子宮体がん診断を導入している、みずほ女性クリニックの津田浩史先生に最新の検診事情を伺いました。"


最新の子宮体がん検診事情って?



子宮腺筋症はどんな病気?


子宮には、受精した卵を迎え入れて赤ちゃんになるよう育てる子宮内膜という部分があります。いわば「赤ちゃんに育てるためのベッド」のような役割をする部分です。生理周期にあわせて少しずつ厚さが増しますが、受精卵が子宮内にやってこないとわかるとはがれ落ち、生理として体外へ排出します。

この内膜が子宮内膜の外側を覆っている子宮筋層になんらかの理由で入り込み、子宮全体が肥厚したり腫れたりするのが子宮腺筋症です

「特定の人がかかる病気」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、閉経前の成人女性なら誰でもかかりうる病気です。
また、人によっては子宮内に筋肉の瘤(こぶ)ができる子宮筋腫を併発していることもあります。



"成人女性の5人に1人が発症している子宮腺筋症。誰でも起こりうるこの病気について永井産婦人科病院の永井 晶子先生に伺いました。"


子宮腺筋症はどんな病気?



子宮のトラブル治療すべき? 妊娠を優先すべき?


妊娠に悪影響を及ぼす子宮のトラブルとしては、骨盤内の婦人科系の異常としての広い意味での子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮の奇形などが挙げられ、なかでも40代に多く見られるのが子宮筋腫です。

ただ、いずれの病気も、その治療を優先するか不妊治療を優先するかはケースバイケース。

まず、子宮筋腫は発生する部位によって、粘膜下筋腫、筋層内筋腫、漿膜下筋腫の3種類に分類されますが、確実に治療を優先するのは粘膜下筋腫です。粘膜下筋腫は子宮内膜の粘膜の下にできるもので、子宮の内側に向かって成長していきます。子宮の腔の中に顔を出しているものや、子宮の腔が変形しているようなものが多く、これは明らかに受精卵が着床するのはもちろん、着床しても成長するのを邪魔しますから、まず妊娠しないですし、妊娠したとしても流産の確率が非常に高くなります。筋腫が小さいうちから生理痛とか生理の異常などの症状も起きている可能性があり、とにかく問答無用で治療優先となります。



"40代に多くみられる子宮のトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。また、治療と妊娠、どちらを優先すべきなのか、いくたウィメンズクリニックの生田克夫先生にお話を伺いました。 "


子宮のトラブル治療すべき? 妊娠を優先すべき?



生理の量が異常に…これって本当に更年期!?


出血が増えたというケースでは、生理の量が増えた原因などを探るために、医療機関では主に以下の検査を行います。

1)経腟エコーで子宮の状態を確認

生理時の出血量が多くなる原因となる子宮筋腫や子宮内膜症のトラブルがないかエコーで確認していきます。

2)子宮頸がん検査

出血量が増えた理由が、子宮頸がんによる不正出血の可能性もあります。そのため、子宮頸がん検査も行います。

3)ホルモン状態を確認するための血液検査

閉経近くにホルモンの乱れが起こり、出血量が増えることもあるため、閉経が近いかどうかを含めホルモンの状態を確認するために採血をします。

4)貧血検査

過多出血=貧血の可能性もあるので、こちらもあわせてチェックしていきます。

これらの検査結果を見ながら、出血の影に大きなトラブルが隠れていないかを詳しくみていきます。



"40代に入った頃から生理の量が明らかに増えたら、更年期の前兆なのでしょうか。そのほかの病気である可能性も含め、対策を浜松町大門レディースクリニックの池田 貴子先生に伺いました。"


生理の量が異常に…これって本当に更年期!?



子宮の検査


まずは月経の検査からスタートします。月経が正常かどうかは子宮の状態を知るうえでもっとも大切です。調べ方については、まず月経の有無で、自分が不順かどうかの判断ができます。そして、月経痛、経血量、月経周期。本人が自覚できるのはこの3つですね。

着床に大きく影響する子宮内膜の厚さや状態は、超音波検査で診断します。超音波(=エコー)のメカニズムは反射ですから、吸収すれば内膜が柔らかく、跳ね返れば硬いということがわかります。組織学的な差によって、エコーの映像も当然変わってきますから、子宮内膜の厚さのみならず、内膜の状態がいいかどうかもこの検査でわかります。



"なかなか着床してくれない子宮には、どんな原因があるのでしょうか。また、それを調べる検査法や治療法、子宮の状態を改善する方法はあるのでしょうか。セントマザー産婦人科医院の田中温先生にくわしく教えていただきました。"


子宮の検査



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