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赤ちゃんの「高い高い」は危険?適切なやり方とは?

コラム 子育て・教育

赤ちゃんの「高い高い」は危険?適切なやり方とは?

赤ちゃんの「高い高い」は危険?適切なやり方とは?

2015.7.9

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赤ちゃんを高い高いしてあやしてあげると、にこにこと笑い、時にはきゃっきゃと言って喜んでくれますね。
しかし、この「高い高い」は赤ちゃんにとって安全なものなのでしょうか?今回はこの高い高いの危険性と効果について医師に解説していただきました!


乳児揺さぶられっ子症候群の特徴と原因とは?


高い高いの安全性について、考える時に問題となるものの一つが、「乳児揺さぶられっ子症候群(Shaken Baby Syndrome SBS)」です。

これは、約生後6か月以内の新生児や乳児の体や頭が、過度に揺すられることで発生し、網膜出血や硬膜下血腫、クモ膜下出血など、体表の外傷があまり認められなくても、脳内に重大な外傷が起こる症候群です。

揺すられた後以下のような症状が見られたらその兆候があります。

1. 眠り続ける
2. ミルクを飲まない
3. 嘔吐
4. 痙攣

揺すられることで起こる、と聞かれると、あやすのが怖くなってしまう方もいるかもしれません。しかし、この乳幼児揺すられっ子症候群は、一般的なあやし方では起こりません。頭がガクガクと前後にふれるほど強く揺すられたり、2、30分以上、身体全体が揺さぶり続けられたりといった状況で起こります。

首や頭をしっかり支えてあげてあやしてあげる場合は、問題となることはありません。高い高いも同様で、しっかり赤ちゃんの頭を支えて行う分には問題となりません。


脳に障害を起こす場合も!赤ちゃんを投げるのは絶対NG!


気をつけないといけないのは、空中で赤ちゃんをキャッチボールするように投げ合いをしたり、天井の方にむかって高く投げ、受け取るなどといった形の高い高いをすると、赤ちゃんの頭に障害を起こす可能性があります。

また、赤ちゃんの体を離してしまうことで、転落の可能性もあり、落下して外傷を負う可能性もあります。あやす時はしっかり頭や身体を支えてあげましょうね。また、まだ首がすわっていないうちは、大きな高い高いはしない方が無難です。

その他に、乳幼児揺さぶられっ子症候群は、チャイルドシートを誤った方法で利用することで発生する可能性も指摘されているので、ドライブの時には、しっかりと決められた方法で赤ちゃんを乗せてあげることも大切です。


医師からのアドバイス


高い高いは、赤ちゃんの身体の運動にもなり、バランス感覚を身につけることができます。また、親子の触れ合いの時間となり、アタッチメント(愛着)の形成にも役立ちます。良好なアタッチメントの形成は、赤ちゃんが丈夫な心や身体に成長するのにとても大切です。安全なやり方で楽しく高い高いをして、赤ちゃんを喜ばせてあげたいですね!





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