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乳腺炎かも…赤ちゃんに授乳を続けて大丈夫?

コラム 子育て・教育

乳腺炎かも…赤ちゃんに授乳を続けて大丈夫?

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2016.6.16

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乳腺炎かも…赤ちゃんに授乳を続けて大丈夫?


母乳で育てたい、という方も多くいるようです。
実は母乳は量が出なかったり、痛みがあったり、とさまざまなトラブルを抱えることも多いです。授乳期に起こりやすいトラブルの一つとして、乳腺炎があります。

今回は「乳腺炎」について、医師に話を聞きました。


乳腺炎とは、どのようなものでしょうか。


乳腺炎は、母乳をつくる「乳腺」に炎症が起こり、乳房に痛みやしこりを感じたり、赤くなったり熱をもつ状態です。

原因の一つには「うっ滞」があります。
うっ帯が起こりやすくなるのは、以下のような場合です。
・母乳の出る乳管が狭い
・赤ちゃんが母乳を、うまく吸えない
・断乳などで母乳が溜まって滞ってしまっている

乳頭の傷などから細菌が感染したり、うっ滞がひどくなって感染を起こしたりすると、化膿することもあります。この場合、症状はひどくなることが多く、高熱が出たり、乳頭から膿が出ることもあります。


乳腺炎を疑ったとき、どう対応したらいいでしょうか?


しこりを感じたときなど「乳腺炎かも?」と疑ったときにできることをお伝えします。

1.よく吸わせる
うっ滞を解消させることが大切なので、赤ちゃんにできれば母乳を吸ってもらいましょう。

2.吸わせる向きを変える
いつも同じ向きからだと、一定の乳腺が詰まりやすくなることもあるので、向きを少しずつかえるようにすることも大切です。

3.マッサージをする
乳房を優しくマッサージをし、乳頭は清潔にするようにしましょう。

4.冷やす
痛みがある場合は、痛い部位を冷やすようにしましょう。

5.発熱したら医療機関へ
熱が出た場合は早めに受診するようにすることが大切です。受診する場合は、出産された産婦人科やかかりつけの婦人科を受診できるといいですね。

また、乳腺炎になった場合も化膿していなければ母乳を与え続けることはできます。
母乳をしっかりと赤ちゃんに飲んでもらうことで、症状が落ち着いていきます。熱や膿、強い痛みなどなければ、しっかりとあげるようにしましょう。


乳腺炎にならないために、予防できることはありますか?


予防するためには、うっ滞を防ぐことが大切です。以下のようなことに気をつけましょう。

・しこりができやすい方の乳房から授乳するようにする
・赤ちゃんの吸う向きをかえるようにする
・しこりができやすければ、高カロリーのものを避け、母乳が作られ過ぎないようにする


最後に医師からアドバイス


授乳中に、乳腺炎のような症状が出ることはよくあります。
特に、乳管が細い初産のお母さんや、母乳の調整が整っていない新生児期、断乳期などに起こりやすいといえます。うっ帯を防ぐようにして、悪化させないように気をつけましょう。

(監修:Doctors Me 医師)




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