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治療の進め方について

専門医Q&A 女性の健康

治療の進め方について

「昨年の4月から不妊外来に通っています。もともと生理不順で排卵が3ヵ月に1回とかでした。5月に子宮卵管造影検索で腹腔内に癒着があるとの事で早いうちに体外受精を考えたほうが…との事でした。」

2012.1.20

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ネコアラさん(29歳)


昨年の4月から不妊外来に通っています。もともと生理不順で排卵が3ヵ月に1回とかでした。
5月に子宮卵管造影検索で腹腔内に癒着があるとの事で早いうちに体外受精を考えたほうが…との事でした。過去にクラミジアに感染した事があります。
金銭的な理由もありしばらくはセロフェンとhmgを使ったタイミングでと思っていた所7月に陽性!しかし化学流産してしまいました。
それからタイミングを2回、間に子宮ポリープが見つかって切除して頂きました。
タイミングは全部で5回になります。このままタイミングを続けるよりも体外受精に進むほうがいいのでしょうか?




お話を伺った先生のご紹介

田中温 先生 (セントマザー産婦人科医院)


「赤ちゃんがなかなかできない」というつらさは、精神的にも身体的にも、とても苦しいものです。そして、治療を始めるとなると、さらに経済的な負担も大きくなります。
当院では、不妊治療を中心に、長い年月、多くの患者様の診療を行ってまいりました。いつもたくさんの患者様の真摯な思いに胸を打たれます。私たち、スタッフ一同は、これからも、たゆまない研究努力を怠らず、患者様をサポートできる体制を日々充実させ、患者様の苦しみに心をよりそわせながら、おひとり、おひとりの患者様の願いがかなうよう、お手伝いさせていただければと思っております。


≫ セントマザー産婦人科医院




癒着に関しては、子宮卵管造影検査ではほとんどわかりません。腹腔鏡検査を是非おすすめ致します。腹腔鏡検査は、保険がききますし、当院では1日入院で終わります。自然妊娠されているわけですから、卵巣・卵管の機能は正常と考えます。体外受精にすぐに入るのは、少し早いのではないでしょうか。
月経中(月経3日目まで)の左右卵巣内の胞状卵胞の数と大きさ、E2、LH、FSHのホルモンの測定をしていただいてみてください。そうすれば、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)なのか、単なる多嚢胞(PCO)なのかの区別は容易につきます。その結果をみて、治療方針を決めても良いのではないでしょうか。





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