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偶然なのか、不育症なのか

専門医Q&A 女性の健康

偶然なのか、不育症なのか

2013.5.9

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まるこさん(29歳)

初めて相談します。
3月に凍結胚盤胞を2個(5日目2BB、6日目4CC)移植したところ、幸い2個とも着床してくれました。(初めての妊娠です)
しかし、先生には「双子の場合、バニシングツインと言って2割くらいの確率で1つが消えてしまう」と説明を受け、実際に1つは7週の時点で胎嚢が7mm、胎芽は確認できず、その後は徐々に吸収されていったようです。もう一人は平均に比べ小さめなものの成長してくれましたが、心拍確認後の9週に稽留流産と診断されました。
バニシングツインは流産の一種とも聞きます。また、胎嚢しか確認できなかったため、枯死卵だったのかなと思っていました。
今回、二人とも流産してしまったことになり、不育症なのではないかと不安に思っています。バニシングツインはただの偶然なのでしょうか?それとも不育症の可能性があるのでしょうか?



お話を伺った先生のご紹介

奥 裕嗣  先生 (レディースクリニック北浜)


私共は患者様一人ひとりとの出逢いを大切に、
徹底したインフォームド・コンセントを理想に掲げ、
スタッフ一同、すべての患者様に赤ちゃんのご縁がありますよう
切に願いながら、日々生殖医療に全力で取り組んでおります。

当院では最先端の生殖医療技術をご利用いただくとともに、
永く愛されるオリジナルの漢方療法もお受けいただけます。
また患者様の心理的なご負担にたいして優しいサポートが
出来るように、心理カウンセリングを備えました。

多様化する患者様の生活条件に合わせて、便利で快適に、
高度で確かな不妊治療を安心して受けていただけるように、ここ
「ザ・北浜プラザ」の医療モールにて開院することとなりました。
どうぞお気軽に、ご安心なさって、まずは扉をたたいてみてください。

■略歴
1987年
愛知医科大学卒業
愛知医科大学産婦人科学教室入局

1988年
愛知医科大学大学院入学
女性ホルモンの動脈硬化抑制についての研究を行う。
(更年期障害の基礎的研究)

1992年
同大学院卒業
エラジン酸の抗酸化作用

(アンチエージング作用)の研究にて博士号修得

総合大雄会病院勤務

1995年
蒲郡市民病院勤務

1998年
アメリカ合衆国に留学
Diamond Institute for Infertility and

Menopauseにて、体外受精、顕微授精等

最先端の生殖医療技術を3年間研修

2001年
IVF大阪クリニック勤務

2004年
IVFなんばクリニック勤務
2005年より副院長として勤務

2010年
レディースクリニック北浜開設



≫ レディースクリニック北浜

Twinで妊娠されて2人とも流産残念でしたね.偶然2個共染色体異常で流産したのか不育症が隠れているのかは流産組織の絨毛染色体検査を実施しないと分かりません。
私なら次の治療の前に不育症検査を受けることをお勧めします。
あとCC Gradeの胚盤胞は着床しない事が多く、流産の可能性も高いので次回からは移植しない方がよいと思います。


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