HOME > 女性の健康 > その他 > 排卵前後の卵胞の見え方について
HOME > 女性の健康 > その他 > 排卵前後の卵胞の見え方について

排卵前後の卵胞の見え方について

専門医Q&A 女性の健康

排卵前後の卵胞の見え方について

2014.11.29

あとで読む

えっか1010さん(35歳)

排卵前後の卵胞の見え方について教えてください。

排卵検査薬陽性が出て一週間後に、排卵済みかの確認のため婦人科に行って来ました。

エコー画像を見ると黒い丸い形をした物が見えたので 「あれ?卵胞がある 排卵してないのかな 」

と思っていたら、医師からは
「ちゃんと排卵してますね。」
と言われました。

排卵済みでも黒い卵胞は見えるのでしょうか。
診察時に質問すれば良かったのですが後からモヤモヤと気になってきてしまいました…


補足:排卵検査薬反応後の検診では、子宮は白くモヤがかかっているように見えました。
排卵検査薬反応前のエコーでは大きい卵胞は18ミリくらい、
反応後の検診ではエコーで黒く見えたものは14ミリくらいでした。


お話を伺った先生のご紹介

操 良 先生 (操レディスホスピタル)


大学で約8年間不妊専門外来を担当し、平成4年に岐阜県下初の体外受精の成功以来、500症例以上の体外受精・顕微授精に携わり、子宮筋腫・子宮内膜症の新薬の臨床治験の担当として多くの症例を手がける。

そこで女性ホルモンに関する研究成果が認められ、平成9年度に岐阜県医学研究奨励賞を、平成11年度の日本内分泌学会では産婦人科としてただ一人、研究奨励賞を受賞。平成26年 操レディスホスピタル 院長に就任。現在もなお高度不妊治療施設間の交流に尽力し、研究・治療の向上を図る。


昭和63年
 岐阜大学医学部 卒業

昭和63年~平成13年
 岐阜大学附属病院 産婦人科講師
 体外受精を担当
 不妊・内分泌外来を担当

平成13年
 操レディスホスピタル 副院長に就任

平成26年 
 操レディスホスピタル 院長に就任




≫ 操レディスホスピタル

 AMHが0.1未満ということで、左の卵巣を摘出していますし右の卵巣も手術をしているので、恐らく卵巣予備能がとても悪いのだと思います。排卵後に黒く丸い形の物が見えたということですが、排卵後の卵巣の中に出血の貯留が認められた場合、それが黒く見えるケースがあります。

排卵検査前の卵胞18㎜というのは、排卵期としてノーマルな大きさですね。それが排卵後のエコーでは縮小していたこと、それから「子宮は白くモヤがかかったように見え」とあるように高輝度になっていたということは、排卵とみなしていいかと思います。黄体化非破裂卵胞症候群の場合など排卵しきらない場合は、どちらかというと卵胞はさらに大きくなって次の周期も大きな状態で残ります。

えっか1010さんの場合は、たまたまこういう風に見えただけかと思います。タイミング指導を二周期受けているだけとのことなので、まだこれからですね。ただ、年齢が35歳でAMHも低いのでステップアップは早めに。結果が出なければ、2〜3クールをメドに次の治療にステップアップすることをおすすめします。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top