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クロミッドについて

専門医Q&A 女性の健康

クロミッドについて

初めての採卵の際は、順調にホルモン数値も上がり採卵も出来たのですが、2回目以降、E2の数値が低くLHの数値が高いのが、気になります。

2015.11.17

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ぷっちゃんさん(42歳)


今回、3回目の採卵に向けて
D10に血液検査を受けた所、E2 41 LH18
でした。
先月もD10に血液検査した時
E2 32 LH15で、採卵の際
空胞で卵が取れませんでした。
いずれも、D5から
クロミッドを5日間服用していました。
初めての採卵の際は、
順調にホルモン数値も上がり
採卵も出来たのですが、
2回目以降、E2の数値が低く
LHの数値が高いのが、気になります。
クロミッドが、合わなくなってるのでしょうか?
主治医に聞いても
D10の血液検査の結果と空胞は
あまり、気にする部分ではないと
言われましたが、
このまま、クロミッドの低刺激を続けても
大丈夫なのでしょうか?





お話を伺った先生のご紹介

石原尚徳 先生 (久保みずきレディースクリニック(菅原記念診療所))


「あかちゃんがほしい」
「元気なあかちゃんを授かりたい」
という強い願い、永遠の願いがあります。
でもなかなか授からないご夫妻にとって不妊は深刻な問題です。
ご安心下さい。産婦人科の不妊症の治療は日々進歩しています。特に体外受精を含めた生殖補助技術の進歩は眼を見張るものがあり、不妊でお悩みの多くの方につぎつぎと朗報がもたらされています。「不妊治療」をマラソンにたとえるならば、「出産」は山登りのようなものです。 どちらもお一人では大変です。ご主人やたくさんの仲間、そして専門のスタッフと一緒に頑張って行きませんか?われわれスタッフ一同も皆様のあかちゃんからたくさんの元気球をいただいています。また、ご家族と一緒に、より貴女らしいお産にお応えするため、ひなた助産院を開設しています。
どうか皆さんも 『かわいい赤ちゃんと出会うことができるように』という強い願いを持って『妊娠』そして『出産』という夢に向かって頑張っていきませんか?
学歴
高知医科大学卒業/神戸大学医学部大学院卒業
職歴
平成11年~平成14年 兵庫県立成人病センター
平成14年~平成20年 兵庫県立こども病院


≫ 久保みずきレディースクリニック(菅原記念診療所)




30歳で結婚され、現在42歳。体外受精による治療年数が1年とのこと。クロミッドが合わなくなっているというよりは、年齢的に見ても、0.98pg/mlというAMHの数値を見ても、残念ながら卵巣機能がかなり低下していると言わざるを得ません。
クロミッドによるマイルドな卵巣刺激では、1回当たりに採卵できる卵の個数が1〜2個で少ないと思いますが、もし他の刺激法を試したとしても、これ以上、採卵数を大きく伸ばすことは困難だと思います。現在のクリニックの治療方針の通り、気長にマイルドな刺激法で採卵の回数を重ね、よい卵子が育つのをじっくり待つ方法で治療を進めていくのが良いと思います。
ただ、内服薬をクロミッドからレトロゾールに変更する、低容量の注射薬に変更するなど、同じマイルドな刺激でも少し薬の種類を変えて採卵を試してみる価値はあると思います。これから先の採卵で、たとえ個数は少なくても、たまたま良い卵子が出てくれば妊娠できる可能性はあります。残された時間を大切に、そこに向かってできることを着実に進めていきましょう。





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