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体外受精とPMS治療。

専門医Q&A 漢方・鍼灸

体外受精とPMS治療。

2010.9.16

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やこさん(35歳)

今年に入り子宮外妊娠で流産をし、体外受精に夏から切り替える事にしました。
もともとPMSがひどく、流産後に悪化しています。PMS の治療で体外受精と平行してできるものはありますか?体外受精で通院しながらでも飲める漢方や薬がありましたらアドバイスお願いします!


お話を伺った先生のご紹介

深谷幹子 先生 (深谷薬局養心堂)


湖北民族学院客員教授
妊娠授乳サポート薬剤師

妊娠しやすい体作りを全力でサポート
子宝に向って一緒に歩んでいきましょう。

女性特有の悩みについての相談にも乗っています。女性同士、わかりあえる事も多いかと思います。

ちょっとした事でも気になったら、気軽にメール又は電話でご相談下さい。 相談する気になった事で、もう大きな一歩を踏み出しています(^-^)/



≫ 深谷薬局養心堂

こんにちは、やこさん。
子宮外妊娠で流産だったとの事、本当に残念です。

PMSとは、月経1~2週間前に起こる様々な体調不良のことで、月経が始まると、自然に楽になっていく色々な症状のことです。代表的な症状は、イライラ、憂鬱、乳房痛、にきび、食欲亢進、むくみ、便秘、下痢、体重増加などがあります。

PMSは、高温期に増える黄体ホルモンバランスの影響や生理前の、脳内の神経伝達物質セロトニンが低下する為の影響で、イライラ落ち込みなど出やすいと考えられています。

漢方でPMSを考えてみると、「肝」の関係が深いです。
「肝」とは肝臓だけのことに留まらず、身体全体の「気」や「血」の流れをコントロールして元気に機能出来るようにする働きを受け持っています。「気」は元気の気です。流産後は、気の働きがどうしても停滞しやすくなります。

気の流れが悪くなると、胸張り、イライラなとおきやすくなりますし、血の流れも悪くなりやすくなり肩こり、ふらつき、頭痛など、悪循環がおき悪化しやすくなります。

「気」や「血」の流れが悪くなる原因や流産だけではなく、普段から元気が無い(気力が無い、体力が無い)とかストレスがあるとか、溜めやすいとか、も影響します。また、PMSの中の強く出る症状によっても漢方は違ってきますので、最寄の漢方カウンセリングできる所に相談してみてくださいね。

漢方で、気や血の流れが整ってくると、「気分が、すっきりした。」「イライラしなくなった」「胸が張って痛いのが収まった」など過ごしやすい高温期になります。これは、妊娠に向けての体作りにも良い事です。

やこさん、体外受精にむけてもうひと頑張りです。
勿論PMSの改善に良く体外受精の時併用できる漢方は数多くあります。
良い結果が出ますよう影ながら応援いたします。


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