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逆子で鍼灸

専門医Q&A 漢方・鍼灸

逆子で鍼灸

2011.1.21

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ピンクさん(40歳)

現在32週のピンクです。
逆子で3週間前から逆子体操してますが、びくともしません。お灸が効く?と知り合いから聞き、鍼灸院を探し始めましたが、近くの院に聞いたら、お灸だけでは効果が足りないから鍼治療も併用する、と言われました。お灸だけかと思ってたので(知識がなく)、鍼も、と言われて、大丈夫なのか少し心配になり、効果などお聞かせいただけると嬉しいです。




お話を伺った先生のご紹介

神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館)


当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。

当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。



≫ 鍼灸治療室 翠明館

ピンクさん、こんにちは。

翠明館治療室の神薗といいます。

逆子の治療についてですが、基本的にはお灸だけでも十分に効果があります。

逆子の特効穴は、足の小指に爪の際にある”至陰”という経穴です。ここに米粒大のもぐさを乗せ、刺激を与えます。

そうすることで、胎動が起こり、赤ちゃんが正常な位置に戻るというわけです。

効果は、35週まででしたら80%の確率で治ります。それ以降になりますと、50%くらいまでに下がってしまうので、できるだけ早めにお灸をしましょう。

鍼治療については、例えば、お腹が張りやすいとか、冷えが強いなどの症状がある場合、併用する場合もあります。仮に、鍼を併用する場合は、腕や足、頭などの、お腹以外の場所に鍼をしますので、心配することはないですよ。

いずれにしても、一般的にはお灸だけでも十分に効果がありますので、敢えて併用することはありません。

一日でも早く逆子が治ることをお祈りしています。


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