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鍼と併用

専門医Q&A 漢方・鍼灸

鍼と併用

2012.4.11

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みーこさん(36歳)

1年以上、当帰芍薬散の煎じ薬を服用しているのですが、月経痛は少し改善したくらいで、気になる冷えや月経前・中・後のひどい片頭痛とめまいが改善されません。
不妊治療も並行して受けているのですが、まだ妊娠に至らないため薬を変えた方が良いのか、鍼と併用したほうがいいのかで悩んでいます。


お話を伺った先生のご紹介

神薗克也 先生 (鍼灸治療室 翠明館)


当院に来院されている患者のうち9割以上は女性。しかも、その7割以上は不妊治療の方。一般に鍼灸治療は、腰痛や肩こりの治療と思われがちですが、実は、婦人科系や内科系の疾患にとても有効な治療方法なのですね。腰痛や肩こりで悩んでいる方と同じくらいに、婦人科系や内科系の症状で悩んでいる方は大勢います。内臓の不調からきている腰痛や肩こり、頭痛もありますので、そういう方には内臓の機能を整えないと、すっきりと治りません。特に、女性の場合は、ホルモンバランスによって多種多様な症状が現れます。

当院では、全身のアンバランスを整えていく治療をしていますので、体の様々な不調がすっきりとなくなっていきます。生理不順の延長線上に不妊症があり、さらにその延長線上に更年期障害があります。生理を整えることが、すなわち女性の健康を保つポイントなのですね。是非一度、体に優しい自然な治療方法の鍼灸治療をお試しください。



≫ 鍼灸治療室 翠明館

はじめまして、みーこさん。

翠明館治療室の神薗といいます。

1年ほど前から当帰芍薬散を服用しているようですが
目に見えて効果を実感できないとのこと。

月経状態を見ますと、かなりお血があるようですね。
下半身の冷えもあるようです。

当帰芍薬散よりも冷えやお血を改善する温経湯の方が
みーこさんの体に合っているように思います。

みーこさんを実際に診たわけではないので、
はっきりとしたことは言えませんが、
少なくとも1年以上も服用して効果を実感できないようですから
別の漢方を処方してもらうよう、相談してみたください。

鍼との併用についてですが、
基本的に鍼と漢方は同じ東洋医学の概念で治療をしていきますので
併用されると相乗効果があり、より症状を改選することが
できると思います。

特に片頭痛などの痛みには即効性がありますので
一度試してみてくださいね。

みーこさんが、一日でも早く赤ちゃんに恵まれますよう
お祈りしています。


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