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合うか合わないのか、分からない

専門医Q&A 漢方・鍼灸

合うか合わないのか、分からない

2012.9.29

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Pandaさん(37歳)

漢方薬、鍼灸 などありますが、自分に本当に合っているのか、分かりません。
何か判断基準などはあるのでしょうか?
西洋医学の薬はほぼ明らかに効果を認識できますが、東洋医学の判断基準を教えてください。


お話を伺った先生のご紹介

米山章子 先生 (ビッグママ治療室)


神奈川衛生学園専門学校卒
はり師灸師按摩マッサージ指圧師
日本鍼灸師会会員
不妊カウンセリング学会認定 不妊カウンセラー
一元流鍼灸術講師

東海大学大磯病院東洋医学科にて3年にわたり研修

平成9年10月
神奈川県小田原市にて、『鍼灸リラクゼーションビッグママ治療室』を開業

平成17年
師である伴先生と共に『一元流鍼灸術』を立ち上げる。

平成20年3月
「不妊!大作戦」(たにぐち書店)を発刊

平成21年
7月 山下湘南夢クリニックにて『不妊と鍼灸』一般講演
10月 徳島県鍼灸師会主催、『不妊と鍼灸治療』一般講演、専門家向け講演

平成23年
不妊カウンセリング学会にて、『鍼灸来院時の主訴から考察する不妊カウンセリングの役割』を発表、奨励賞を受賞

平成26年8月
日本中医学会雑誌 論文掲載
『東洋医学的生命観に基づく鍼灸:難治性不妊治療への取り組み』

平成27年5月
全日本鍼灸学会 松山
『女子胞の力を増やすことによって、妊娠出産に至った症例よりの考察』

平成27年12月3日
山下湘南夢クリニック主催『第2回不妊治療を考える集い』にて
~「女子胞力を磨く、鍼灸にできること」を講演

平成28年6月
不妊カウンセリング学会『東洋医学的手法による、体表観察から行う不妊カウンセリング』を発表

そのほか、一般向け、専門家向け不妊治療関連講演にて、不妊鍼灸治療についての啓蒙活動行う。



≫ ビッグママ治療室

東洋医学では、治療の前にしておくべきことが2つあります。
1つは情報集めの「四診」。
問診や脈、舌、腹、全身の経穴などを実際に見て触れることなどを通して、情報を引き出していきます。
2つ目は「治療方針の決定」。
四診で得られた情報を元に、「赤ちゃんと出会うには、どのような体づくりをしていくのが良いのか」を考えていきます。
最後に「鍼灸治療」。
治療方針に沿って行われます。
不妊で悩んでいると「赤ちゃんができる、体に良い」ということは、何でも試してみたくなりますよね。
でも、あれもこれもと、足し算していって無理を重ねると、それが逆にストレスになることもあります。

年齢や、いままでの不妊治療歴なども大切な情報です。
また、現代の不妊治療は、高度生殖医療もふくめ、多くの「技術」の選択をすることができます。
ですから、四診によって得られた現在の状況と、西洋医学もふくめた、さまざまな選択肢を併せて考えながら、統合的に「治療方針の決定」を行なっていくことがとても大切です。
鍼灸が合うのかどうかということは、この統合的な治療方針に沿って考えます。
鍼灸が必要であるのか、漢方も考えた方がいいのか、西洋医学を優先すべきか、食生活や養生が一番必要なのかなど、時間の問題も含め、あなたの不妊治療に必要なことを、しっかり優先順位をつかんで進めていきましょう。

赤ちゃんを授かるためには、体を暖め養うことが必要だし、子宮や卵巣の血流を良くしていくことも大事です。
また、全身のストレス状態を解消することがポイントでもあるというように、さまざまなケースがあります。
鍼灸治療は、鍼とお灸を使い、いろいろな形でアプローチすることで、それらに対し多くの効果を発揮しています。 
治療院での鍼灸治療と平行して、自宅で毎日お灸をしていただくと、効果をより高めることもができます。
Panda さんにとって、効果の期待できる方法を提案してもらえるといいですね。


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