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体質改善のアドバイス希望

専門医Q&A 漢方・鍼灸

体質改善のアドバイス希望

2012.9.30

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やくもさん(40歳)

体質改善のアドバイス希望


お話を伺った先生のご紹介

湯浅 佳子 先生 (パクス・テルレーナ治療室)


■経歴

フェリス女学院大学文学部国際文化学科(現:国際交流学部)卒業後、医療系団体にて広報誌の編集・制作を担当。
その後、鍼灸専門学校へ入学、鍼灸師となる。東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科卒業。
在宅医療研修、アロママッサージサロンなどで臨床経験を積み、 パクス・テルレーナ治療室を開院。

鍼灸専門、女性・小児専門の治療院として子どもから大人まで様々な症例の臨床に横浜にて数多く取り組む。

パクス・テルレーナ治療室 横浜本院副院長
パクス・テルレーナ治療室 岡山井原分院院長
付属施設アロマ&美容鍼灸ルーム監修・代表
1971年生まれ 一児の母

民間資格

JAA認定アロマコーディネーター JAA認定アロマインストラクター
所属団体 女性鍼灸師フォーラム 日本鍼灸師会
東京スキンタッチ会 日本不妊カウンセリング学会
日本アロマコーディネーター協会など



≫ パクス・テルレーナ治療室

東洋医学( 中国医学)では、女性の場合の「不妊」は「不孕(ふよう)」と呼び、代表的な原因が数種類あります。
それらの証(病名)は「腎虚(じんきょ)」、「気血両虚(きけつりょうきょ)」、「肝気欝結(かんきうっけつ)」、「痰湿(たんしつ)」、「血瘀(けつお)」、「陰虚血熱(いんきょけつねつ)」などです。

聞きなれない言葉ばかりだと思いますが、簡単に説明すると、根本的なエネルギー不足、体自体や生殖器にとどこおったり、発生する不要物、精神的なストレスなどが「不妊」の要因だということです。
これらの要因が子宮や卵巣の働きを悪くして「不妊」を招くのです。その要因を取り除いていくのが東洋医学(鍼灸)における「不妊」治療です。
やくもさんの症状で気になるのは、子宮や卵巣に筋腫、膿腫、ポリープなどがあるということです。
東洋医学ではこれらの状態は瘀血傾向にあると考えられます。
瘀血とは体のなかの血のめぐりが悪くなり、とどこおりができて不要なものが集まり、それが子宮や卵巣の腫瘍やポリープなどの塊になってしまうのです。
めぐりが悪くなりとどこおる原因も、ストレス、冷え、体力低下などさまざま。

体質改善するには、睡眠を十分とって疲れをとること、無理のない程度に自然の中で散歩をしたり、深呼吸をしてストレスを発散することです。
体を動かしたり、深呼吸をすることで、体のなかはもちろん、子宮や卵巣のなかのめぐりも良くなります。
ただし過度な運動や、義務になってしまうと、ストレスや疲れがたまって逆効果になるので注意してください。
鍼灸治療を受けるには、実際に話をうかがって東洋医学的な診察を行う必要があります。
そして不妊になった原因を突き止め、それに対して必要な治療を行っていきます。
そうすることで、子宮や卵巣の機能が向上し、妊娠しやすい体になっていくのです。
妊娠しやすい体になるということは、妊娠を維持し、元気に出産、産後を送れる状態のことです。
総合的な体質改善をするためにも鍼灸治療を受けることをおすすめします。


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