HOME > 漢方・鍼灸 > 基礎体温について
HOME > 漢方・鍼灸 > 基礎体温について

基礎体温について

専門医Q&A 漢方・鍼灸

基礎体温について

2012.7.23

あとで読む

mariさん(35歳)

いつも勉強させていただいております。

今周期から妊娠率を上げるべく、漢方薬を飲み始めました。血流を良くし冷えを改善するものや便秘改善や不眠症に効くものなど5種類がブレンドされたものです。

症状は大分改善されたような気がするのですが、高温期がいつもより0.1~0.2度ほど低いのです。(というか安定しない状態。)
高温期が安定しないと本末転倒なのですが、これはなぜでしょうか?飲むのは止めた方が良いでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

峯崎リヨ子 先生 (クスリのミネサキ)


私たちと一緒に悩みを解決しましょう
現在、日本では10組に1組のカップルが「不妊」に悩んでいるといわれる時代。「赤ちゃんがほしい」「どうして妊娠できないのだろう?」と悩んでおられる方がとても多いです。

そのことで、精神的ストレスになったり、自信を失いそうになっていませんか?今、ここで自分を見つめ直し、妊娠しない原因をあらゆる観点から検討し、悩みの解決に向かいましょう。
ご自分の心と身体に自信を持ってください。一人で悩まず、ご相談下さい。一緒に悩み解決のため頑張りましょう。



薬剤師:峯崎リヨ子プロフィール

日本不妊カウンセリング学会会員 認定不妊カウンセラー
日本食品保健指導士
周期調節法を本格的に勉強、実践し効果を上げているエキスパート集団「日本中医薬研究会会員」に所属。不妊症、皮膚病、腫瘍免疫、女性の身体のトラブルなどを専門に相談を受けている。
書籍「最新 東洋医学の名医134人」で紹介される。



≫ クスリのミネサキ

Mariさんは、冷えや、便秘、不眠 などの症状が漢方薬を服用されることで、体調が大分改善されまして良かったですね。

ただ、高温期の温度が不安定になったとご心配されておられますが低温期の温度はどうでしょうか?
基礎体温を測るという事は 身体のホルモンバランスが整っているかをチェックするためです。
大切な事は 低温期だけとか、高温期だけを見るのではなく全体的ホルモンバランスを見ることです。

今回高温期がいつもより0.1~0.2℃ほど低く安定しない状態になりましたが、すぐさま黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ない黄体機能不全かなぁと心配されなくても良いと思います。
高温期の黄体ホルモン分泌は 低温期の卵胞ホルモン分泌と関連しています。
つまり高温期の不安定さは 低温期にも関係しているということです。
低温期の状況を考えてみてください。そしてまた、食事や、睡眠、ストレス、薬、病気なども温度の不安定さにつながります。
5種類のブレンドされた漢方薬を服用されて、体調が良くなられたのであれば気になさらず、しばらくお続けになり様子をみられたらいかがでしょうか。


妊娠しやすい身体つくりに一番大切なことは、自覚症状の改善です。
体調が良くなるとおのずとホルモンバランスも安定しまして、 基礎体温も整います。


あとで読む

この記事に関連する記事

この記事に関連する投稿

女性のためのジネコ推薦商品

最新記事一覧

Page
top