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着床期のお灸について

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着床期のお灸について

2013.3.7

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フウさん(30歳)

現在、不妊専門の鍼灸院に通っています。

妊娠判定日の前日に腰とへそ下にお灸をしてもらいましたが、我慢できないくらいの熱さでした。
こんなに熱くて大丈夫なの?と心配になったくらいです。

治療の後、トイレに行ったら白いおりものが大量に出ていました。
私には刺激が強すぎたのではないか…と心配でなりません。
ちなみに、三陰交にも小さな針の付いたシールを貼られました。

問題はないでしょうか?


お話を伺った先生のご紹介

湯浅 佳子 先生 (パクス・テルレーナ治療室)


■経歴

フェリス女学院大学文学部国際文化学科(現:国際交流学部)卒業後、医療系団体にて広報誌の編集・制作を担当。
その後、鍼灸専門学校へ入学、鍼灸師となる。東京衛生学園専門学校東洋医療総合学科卒業。
在宅医療研修、アロママッサージサロンなどで臨床経験を積み、 パクス・テルレーナ治療室を開院。

鍼灸専門、女性・小児専門の治療院として子どもから大人まで様々な症例の臨床に横浜にて数多く取り組む。

パクス・テルレーナ治療室 横浜本院副院長
パクス・テルレーナ治療室 岡山井原分院院長
付属施設アロマ&美容鍼灸ルーム監修・代表
1971年生まれ 一児の母

民間資格

JAA認定アロマコーディネーター JAA認定アロマインストラクター
所属団体 女性鍼灸師フォーラム 日本鍼灸師会
東京スキンタッチ会 日本不妊カウンセリング学会
日本アロマコーディネーター協会など



≫ パクス・テルレーナ治療室

フウさん、はじめまして。女性のための鍼灸治療室、パクス・テルレーナ治療室副院長の湯浅です。

着床期の鍼灸治療についてですが、患者様それぞれの体質や治療方針(東洋医学的な診たて)によって治療方法はそれぞれ異なってきます。

ただ、あまり強い刺激ではなく身体全体や子宮・卵巣のエネルギーを補い、緩やかに巡らすような治療方法が基本ではあると思います。

フウさんの担当の鍼灸師の先生も、当然、フウさんの体質や月経周期に合った適切なツボに必要な刺激を行っていると思います。

おりものが出た後、多量のおりものが毎日続いたり、酷い倦怠感やお腹や腰の強い痛みなどがなければ問題はないかと思います。

三陰交についてですが、中国医学では血液を補い、体力をつける女性にとってはとても重要なツボです。その他の作用としては、身体の中の不要なものを外に排出するというものがあります。

このツボの効能をどう使い分けるかは、鍼灸師の鍼や灸による刺激、手技の差です。

穏やかなポッと温かくなるような刺激を与えれば前者のような効能、ズーンとくるような強い刺激を与えれば後者のような効能となります。

フウさんは後者のような効能が出てしまったらとご不安なのだとお察しします。

ただ、鍼灸師の先生も当然後者のような効能はご存じでしょうから、刺激量などを考えて施術していると思われます。

ですが、大事な着床時期の施術ですからご不安なのは当然だと思いますので、まずは担当の先生に「三陰交は大丈夫なのか」「施術後に大量のおりものが出たのですが少し不安になりました」と聞いてみてください。

そうずれば、先生のお考えや治療方針も伝えてくださるでしょうし、納得できれば安心して治療を継続できると思います。


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