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不妊症とアトピーについて

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不妊症とアトピーについて

2013.5.21

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もかさん(31歳)

はじめまして。よろしくお願い致します。
子供を望んで8年たちます。体外受精を3回し、卵のグレードもいいのに着床しませんでした。
今まで着床したことがありません。
とある人にアトピーの女性は子供ができにくいと言われました。着床しずらいと…。
私は幼少の頃からアトピーがあり、皮膚科で薬を処方してもらってましたが、大人になりだいぶマシになりました。
たまにお薬にお世話になる程度です。
関係あるのでしょうか?
現在婦人科で処方されてる当帰芍薬散を毎食前に飲んでます。
アトピーも不妊にも飲むといい漢方とかありますでしょうか?
これから治療休憩時期にはいります。
少しでも身体の状態を良くしたいです。
よろしくお願い致します。



お話を伺った先生のご紹介

譚定長 先生 (中国漢方薬寿堂)


私は漢方の勉強を始めて四十数年になります。いろいろな病気について勉強してきましたが、不妊症について勉強したきっかけは28年ほど前、結婚して間もなく、私の妻が子宮外妊娠をわずらい体調をくずしたことがあったからです。
お腹を切ることなく、警友病院の甘先生にしていただいた内視鏡による手術のおかげで、術後の回復はよかったのですが、手術を受けるまでに二、三の病院で誤診され、体をこわしていた妻は、本来の体調にはほど遠い状態になっていました。
そこで故郷の中国浙江省杭州の名医、何少山先生の診察を受けに行き、それから二年間、先生の指示通りの漢方薬を服用して体の回復に努めました。そのおかげで現在健康な三人の子供に恵まれました。
そして25年ほど前に私は北京同仁堂病院主任、叢法滋先生の不妊治療を勉強する機会があり、その中で、中国医学と西洋医学をドッキングした中西医合作による最も新しい不妊治療法、周期療法を学ぶことができました。それ以来、月経周期の変化に応じて、薬の服用を変えて体を整えるこの方法を実践してきました。
私が新聞などに連載しているコーナーで、周期療法をご紹介して15年ほど経過しましたが、読者の中で沢山の方々が妊娠、出産され、お役に立てたことを本当にうれしく思っております。



≫ 中国漢方薬寿堂

不妊症とアトピーは直接的に関係ありません。
当店では、周期療法のお薬にアトピーの薬を加えて対処しています。
内膜症であれば骨盤内・子宮内・卵巣内がうっ血しやすく、冷たい子宮なので卵が着床しづらく継続もしづらい環境です。
このことも考慮してお薬を考えると良いと思います。
AMHが低いのであまり卵巣を刺激せず、自然排卵が可能ならば自然妊娠を考えると良いと思います。
主は不妊、アトピーは第二と考えて対処しましょう。
ちなみに当店ではこのような場合、当帰芍薬散はまったく使用しません。


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