出産はリスクが伴うものですが、高齢出産になるとそのリスクが更に高まると言われています。そんな高齢出産のリスクについて、看護師さんたちにアドバイスを聞いてみました。
高齢出産についての相談:「出産時に判明する、高齢出産のリスクについて教えてください」
現在34週目です。年齢が37歳なので高齢出産になりますが、出産時に起こりえるリスクを考えると不安です。最近私と同い年の友人も出産したのですが、出産するまでの健診は特に異常もなかったのですが、出産するときに緊急帝王切開になったり、激しい運動をしたわけでもないのに、散歩中にいきなり破水してとても怖かったと話していました。出産の時になってわかる、高齢出産のリスクを教えてください。(30代、女性)
高齢出産のリスクについて
出産はどの年齢でもリスクを伴います。高齢出産だと、体力の低下や産道が硬くなるため分娩が困難になることがあると教えてくれました。
出産はどの年齢でもリスクを伴います。高齢出産の方が、必ずトラブルに巻き込まれるわけではありません。分娩には普段の何倍もの体力と持久力を必要とします。陣痛が来ても力めなかったり、陣痛が長く続いてお母さんの体力がもたなかったりなどの点からは、高齢の方ですと、分娩が困難になるかもしれませんし、緊急に帝王切開になる場合もあります。また、高齢での妊娠は妊娠高血圧症を引き起こしやすくなります。(産科・婦人科看護師)
高齢での出産は、体力が一番の問題ではないでしょうか。また、高齢になると産道が硬くなり骨盤が開きにくくなるため、お産に時間がかかることもあります。(産科・婦人科看護師)
リスクを回避するために運動を
体力をつけ、産道を広くするために運動を心がけましょう。また、塩分控えめの食事で妊娠高血圧症を防ぐようアドバイスしてくれました。
体力をつけ、足腰を鍛え、股関節を柔らかくするために普段から散歩やマタニテイースイミングやヨガなどの運動を心がけてください。妊娠後期になれば、座る時はあぐらをかいて座るようにすると、股関節が開きやすくなり、赤ちゃんも下がりやすくなります。産道に肉がつくと赤ちゃんが通りにくくなるので、急激な体重増加を避けてください。妊娠高血圧症を防ぐために、塩分控えめのバランスのとれた食事を心がけてください。(産科・婦人科看護師)
突然の破水は高齢出産特有のリスクではありません
外出中の破水は珍しいものではなく、高齢出産に特有のリスクではありません。臨月を迎えるころは、突然の破水や陣痛に備えて入院の準備をしておくと良いでしょう。
外出中の破水は、特に珍しいものではありません。万が一に備えてのLサイズなどの厚めのナプキンを携帯して出掛けることが大切です。破水が起きたら、焦らず病院に連絡して、指示に従ってください。長時間放置しなければ、感染面での問題はあまり心配はありません。また、破水の有無に限らず、臨月を迎えるころには自宅の玄関に入院の準備をしておくようにしてください。(産科・婦人科看護師)
高齢出産になると、分娩時にママの体力がもたないというのが一番の問題のようです。出産に必要な体力をつけ、産道が広がりやすくなるように運動すると良いでしょう。
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