赤ちゃんの成長段階として、首すわりや寝返りなどがあります。生後3カ月で首は完全に座ったものの、寝返りをする気配がなく心配だという相談者の方。身体が大きめだから寝返りがしにくいのかとの問いに、看護師さんたちは何と回答しているのでしょうか。
寝返りについての相談:「3カ月を過ぎても寝返りせず。身体が大きいから?」
現在3カ月の娘は平均より重くどっしりしています。首すわりはもう完了したと小児科の先生に言われましたが、寝返りの気配が全くありません。うつ伏せの状態でガラガラを振るとよいと言われましたが、うつ伏せにするとすぐに嫌がってぐずります。身体が重いので寝返りをうつのが苦しいのかなと思うのですが、何かよい方法はないでしょうか。(20代・女性)
成長過程には個人差が
成長過程には個人差があり、その速度も順序も赤ちゃんによって様々です。確かに身体が大きいと寝返りは遅くなるようですが、時期がくればできるようになるのであまり神経質にならないようにしましょう。
一般的に、寝返りは首がすわってお座りをするまでにみられる赤ちゃんの行動で、手足が動かせるようになり周りに興味がでて「自分で触ってみたい。確認したい」という気持ちが赤ちゃんを動かします。しかし成長過程には個人差があるため、それ程心配する必要はありません。(産科看護師)
柔らかい布団だと寝返りがしにくい場合もあり、また寝返りができないのではなく、寝返りが嫌いな子もいます。寝返りをせずにいきなり立ち上がる子もいますし、必ずしも寝返り→ハイハイ→お座り→立つという順番とは限りません。寝返りは成長過程で必須項目ではないので、あまり神経質にならなくてもよいでしょう。(産科看護師)
寝返りは足腰の筋力が必要なので、成長して筋力がつけば自然にできるようになります。おっしゃるように身体が重い子は寝返りが遅い傾向にあり、9カ月頃にやっと寝返りする子もいます。(産科看護師)
個人差はありますが、普通は6カ月頃から寝返りを始めるため3カ月で心配するのはまだ早いです。親がいくら焦っても子供それぞれ成長の速さは違うので、我が子の成長を見守りながら、自分で寝返りしようとした時に手助けしてあげる程度でよいと思います。身体が大きくても、時期が来ればきちんと寝返りはできるようになるので大丈夫ですよ。(内科看護師)
足腰の曲げ伸ばしなど、軽く動かしてあげて
赤ちゃんは下半身を使って寝返りをするので、日頃から足腰の曲げ伸ばしや、軽く腰を捻る動作をしてあげるとよいようです。
大人と違って赤ちゃんは下半身から寝返りをしようとするため、仰向けのまま腰をひねる運動や、足を曲げ伸ばししたり交差させる動作をしてみてください。赤ちゃんが嫌がる時は無理をせず、またうつ伏せも赤ちゃんがぐずったらする必要はないでしょう。もしも寝返りができた場合元に戻れないこともあるので、赤ちゃんが寝返りした時は見守るようにしてください。(産科看護師)
まだ3カ月ですし、赤ちゃんの成長のスピードは個人差があるため、もうしばらく見守ってあげるとよいようです。赤ちゃんの機嫌がよい時に、足腰を動かし寝返りを促してあげるのもよいですが、決して無理はしないようにしましょう。
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