子供の鼻水を市販の吸引器で吸い取る行為に対し、義母から止めた方がよいと言われ相談者の方は困っています。素人がすると鼻に悪いという理由なのですが、実際はどうなのか、この悩みに対し看護師さんたちが答えてくれました。
鼻水吸引器についてママからの相談:「市販の鼻水吸引器は、あまり使わない方がよいの?」
1才の娘は体調を崩すと、すぐに鼻をグズグズさせて辛そうにします。市販の鼻水吸い器で吸い取るのを子供は嫌がりますが、吸引後は呼吸も楽なようです。しかしその様子をみていた義母が「素人が吸引したら鼻を悪くする」と言い、吸引器を使うことに反対します。鼻水を放っておくと、痰ものどに絡むので使った方がよいと思うのですが、義母が納得するような回答ができません。やはり使ってはいけないのでしょうか。(30代・女性)
鼻水を放っておくと中耳炎の原因に。優しく吸ってあげて
鼻水をそのままにしておくと、中耳炎などの原因になってしまいます。可能な範囲でママが吸引してあげ、難しい場合や鼻水が黄色っぽい時は耳鼻科を受診しましょう。
中耳炎をおこすことがあるので、こまめに吸ってあげる方がよいでしょう。チューブで鼻の粘膜を傷つけることがありますが、無理やり奥まで入れたりせず、ママが慣れてくれば上手に吸引できると思います。鼻水の色が黄色や緑色だと感染症の可能性があるので、早めに耳鼻科を受診してくださいね。(産科看護師)
鼻水は溜めずに吸ってあげてよいと思います。老廃物はどんどん排出した方が治りは早いですし、溜まっていると中耳炎に繋がります。(薬剤師)
耳鼻科の先生曰く、鼻水をこまめにとることは耳鼻科系の病気の最も大切な予防なのだそうです。鼻水の色が黄色や緑色っぽい場合は細菌感染ですので、耳鼻科を受診した方がよいでしょう。(産科看護師)
自分で鼻がかめない小さな子供は、吸引してあげることが早期回復につながります。鼻がいつもぐずぐずしていると、副鼻腔炎や中耳炎になりやすいです。昔の人が直接子供の鼻に口をつけて吸っていたのは、道具がなくても鼻水は取った方がよいと知っていたからの処置でしょう。お義母様には、それと同じことだと説明してあげてはいかがでしょうか。(看護師)
吸引の際は、無理に吸い出さず低圧で少しずつ
チューブで鼻を塞いでしまうと、耳にはあまりよくないようです。少し隙間をあけ、ちょっとずつこまめに吸ってあげましょう。
一度に全部吸引しようとせず、低圧で間隔をおき短時間で吸引してください。不安であれば、病院で吸引指導を受けてみてはいかがでしょうか。鼻水の対策は、こまめに吸ってあげることです。(産科看護師)
無理に吸い出そうと鼻をピッタリ塞いでしまうと、鼻の中が陰圧になり中耳炎につながるので、チューブは少し隙間をあけて挿入しましょう。強く吸われるよりも適度な吸い方の方が、お子さんも受け入れやすいかもしれません。(薬剤師)
鼻を吸うために押さえつけたりして、身体の自由が効かないのが子供は嫌なのかもしれません。できるだけ短時間で行うのがポイントで、少し高価にはなりますが電動の鼻吸い器もあります。(産科看護師)
鼻水は、できるだけこまめに吸ってあげた方がよいのですね。吸引器は正しく使えば有効だということを、このアドバイスを参考にお義母様に説明されてみてはいかがでしょうか。
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