赤ちゃんの鼻づまりは、早めに鼻水吸引器で除去しましょう。
鼻水吸引器とは
鼻水がよく出て鼻づまりになりやすい、水っぽい鼻水が出てしまうといった赤ちゃんはこまめに鼻水を除去してあげましょう。2歳くらいでもう自分で鼻をかめる子もいますが、乳幼児の段階ではお母さんが取ってあげることが大切。そこで活用したいのが鼻水吸引器です。
鼻水吸引器はあくまで対処的なものであり、赤ちゃんの不快感を取り除いてあげたり、いつも鼻をかまなくてはいけないのを緩和させてあげるといったことが使用目的なのですが、実はもう一つ大きなメリットがあります。
それは、鼻呼吸を維持できると言うこと。
赤ちゃんは、鼻がつまったままの状態でいると口呼吸になってしまいます。口呼吸だとウイルスが直接肺に入ってしまうので、いろいろ悪い菌が体に入りやすくなってしまいます。しかし、鼻呼吸ができていれば、鼻の粘膜や副鼻腔の粘膜によって水分を吸収し、湿度が高い状態で気管や肺に空気が入るようにしてくれるので、ウイルスやばい菌が直接肺に行きにくくなります。
ひんぱんに使うなら、電動鼻水吸引器が便利
鼻水吸引器は新生児から使用できます。ただし、新米お母さんだとやや怖いと感じるかもしれないので少し首が座ったくらいからの方が良いかもしれません。
また、鼻水吸引器には電動タイプと口吸いタイプがあります。ひんぱんに使うのであれば、電動タイプがおすすめです。
口吸いタイプは大人が吸う側を口に含み、吸い取る側を赤ちゃんの鼻に入れて使います。電池がいらないメリットがあるものの、吸い込んだ後、大人はうがいをしなければなりません。
電動タイプにはそのような手間はかかりません。しかも、鼻水がスルッと早く吸い取れるので赤ちゃんへの負担も少なくて済みます。何よりお母さん自身が赤ちゃんの鼻水を吸い取る行為をいちいち負担に感じなくて良いのです。
平栗先生より
電動タイプの鼻水吸引器は、大人にも実は便利で、花粉症の方がつらい鼻水を吸い取るのに使ったりしていると聞いたことがあります。鼻水を除去して鼻呼吸にすると、空気に適度な湿気を与え、良質な呼吸により気持ちよく眠れます。お子様の鼻水、鼻づまりが続くようでしたら、鼻水吸引器で積極的に除去してあげてください。
ユーザーの声
電動タイプの鼻水吸引器を使ってみての感想
Sさん
1歳3カ月の子どもがいます。風邪を引いても病院へ行けない場合、口吸いタイプを夜寝る前と夜泣きのたびに使用していました。口吸いタイプは1人ではなかなかうまく吸ってあげることができず、必ず2人がかり。1人が子どもを軽く押さえ、1人が吸うようにしていました。しかも、風邪がうつるのが心配で必ずうがいをしていました。
ところが、今回初めて電動タイプを使ってみたのですが、軽いし、ボタンを押すだけで1人でも楽に使えました。もちろん、うがいもしなくて大丈夫でした。取り外しや組み立ても簡単なので重宝しています。