子どもの人見知りは成長過程の一つであり、珍しいことではありません。しかし成長には個人差があり、激しい人見知りを心配するママもいるのではないでしょうか。入園を控えたお子さんの人見知りについて、看護師さんたちからのアドバイスです。
ママからの相談:「激しい人見知り。この先、入園を控え心配です」
娘はとても人見知りが激しく、公園でも同年代の子どもたちの輪に入ることができず、私から頼んで入れてもらっても、俯いたまま泣いて私の元へ戻ってきます。ピアノを習わせた時も、先生の前で泣いてばかりでピアノに触ることすらできませんでした。とにかく親以外をとても恐がり泣くのですが、入園も控えているので何とか人見知りを改善させたいです。(30代・女性)
他人とのコミュニケーションはママと一緒に
同年齢の子どもたちが集まる場所では、いきなり子どもだけ入れるのではなく、最初はママも子どもたちの輪の中へ入って一緒に遊びましょう。徐々に慣れてきたら、少し離れた場所から様子を見守ってあげてください。
同年代の子どもが集まるサークルなどに連れて行き、家族以外の人との関わりを増やすとよいですが、無理やり友達の輪に入れたり知らない子と2人きりにさせては、お子さんも混乱してしまいます。まずはママが側にいる状態で徐々に他の子とも触れ合えるようにし、慣れてきたら少しずつ距離をおいて見守りましょう。お子さんが泣いて嫌がっても、大丈夫だよと繰り返し教えてあげてください。(産科看護師)
ママが楽しそうにおしゃべりしたり、穏やかな雰囲気で関わる人は安全な人だと子どもも認識するため、大人に対しては抱っこした状態で近づき、手を握ったりタッチするなど軽いコミュニケーションから始めましょう。おもちゃを使ったりしてママ以外に感心が持てれば、すんなり溶け込むと思います。(産科看護師)
園に慣れれば自然と解消されるでしょう
心配する気持ちもわかりますが、人見知りは他人を区別できるようになった成長の証です。幼稚園でも最初は泣いて大変かもしれませんが、親と離れてお友達や先生と過ごす時間が増えるうちに、自然と人見知りは解消されるでしょう。
子どもの人見知りはよくあることで、相手に興味はあるけど怖くて近づけない、親と離れることが怖くて新しい環境に入っていけない分離不安のため、他人を嫌がります。人見知りは子どもの成長過程で自然なことですし、親と他人の区別ができるようになったと前向きに考えてください。(産科看護師)
男の子よりも女の子の方が、人見知りが激しく小学校に入ってもなかなかお友達と馴染めない子はいます。発達障害のために激しい人見知りをする子もいますが、その場合は人に興味がない、1人で行動することが多いなど他のことでも目立った行動が見られます。(内科看護師)
入園して親と離れることになれば、自然と人見知りも落ち着き友達と仲良く園生活を過ごせると思います。園が始まったらママは心を鬼にして、一旦お子さんを離したら後戻りはせずすぐに子どもの元を離れましょう。心配でしょうがいつまでも親がいると子どもも泣き止まないので、お子さんが園の生活に慣れるまでの辛抱です。(内科看護師)
人見知りが激しいと心配ですが、幼稚園での生活に慣れてくると自然と解消されるのではないでしょうか。入園までの間は、地域のサークルなどにママと一緒に参加するとよいですね。
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