2歳になった途端、ご飯を嫌がって食べなくなったことはありませんか?これは2歳児の「イヤイヤ期」に見られる特徴ですが、栄養不足に注意が必要です。ここでは、2歳児の食事で気をつけたい点についてご説明します。
ポイント(1)子どもが自分で食べたくなる工夫をしよう
2歳になると離乳食を卒業し、大人と同じような食事を摂るようになります。同時に、お母さんが食べさせようとすると「イヤ!」と反抗したり、食事を摂らない時間が出てきます。これは、食事そのものが嫌というわけではなく、自我の発達によって自立心が芽生えている証拠。子どもの成長にとって大切なプロセスです。お母さんは子どもの自立心を上手に生かし、子どもが自分で食べたくなるような工夫をしてみましょう。
2歳児は手先が器用になるため、フォークやスプーンを持って自分で食べられるようになります。しかし、食べ物をこぼしてしまうこともあれば、スバゲッティのような麺類はまだ上手に食べられません。子どもが自分で食べられる満足感を味わえるよう、以下のような工夫をしてみましょう。
・ご飯を小さなおにぎりにする
・茹でた野菜を小さく切り、手づかみで食べられるようにする
・大人と一緒の大皿から自分で取り分けさせる
・フォークで刺すだけで食べられるようにする
ポイント(2)一品目でたくさん栄養が摂れるようにしよう
2歳児はなかなか言うことを聞いてくれず、食事が満足に摂れないこともあります。栄養不足を心配するあまり多品目を作っても、嫌がって食べてくれなければ意味がありません。2歳児に食べさせる際は、なるべく一品目でたくさん栄養が摂れるよう工夫をしましょう。特に以下のような混ぜご飯がオススメです。おにぎりにすると自分で食べれられるようになります。
<しらすとワカメの混ぜご飯>
【材料】
冷ごはん 4杯分
塩ワカメ 15g
煎りごま 適量
シラス 30g
【作り方】
1.冷ご飯を電子レンジで温める
2.塩ワカメを水でさっと洗って刻み、1に加えて混ぜ合わせる
3.お茶碗に2をよそい、シラスを乗せて最後にゴマを振りかける
ポイント(3)お母さんも一緒に食事を楽しもう
2歳児は何でも自分でやりたがると同時に、大人がやっていることを真似したがります。食事の際も、自分用に取り分けられた食事には全く手を付けないのに、お母さんのお皿に乗っているおかずを食べようとすることも。自立心の芽生えから大人と同じ事がしたいという欲求が高まるため、無理に食べさせようとするのは逆効果です。反対に、お母さん自身が食事を楽しんでいる姿を見せる事で、一緒に食べたくなる雰囲気作りをしてあげましょう。すぐに食べなくても、子どもが自発的に食べ始めるまで気長に待つ事も大切です。
まとめ
2歳になると身体が大きく成長するため、栄養を与えようとたくさん食べさせたくなります。しかし、自我が芽生え始めた子どもにはかえって逆効果になることも。2歳児に見られる特徴を知り、無理強いしないことが大切です。親子ともに食事が楽しめるよう、工夫してみましょう。
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